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誰もが覗きたくない感情がある

人生は予想通りになんかいかないから、思いもしない出来事は交通事故と同じく突然やってくる。

疑心暗鬼、とはよく言ったもの。


一生抱えていくと決めるには重すぎる。
一生付き合うには地獄。

その地獄を見てもいいという方々もいらっしゃるだろう。


が、多くは見たくない、覗きたくない。


やってきたが最後、否が応でも向き合わなければならない。

逃げてもそれは追ってくる。
試練か、修行か、それとも誰かの仕組んだ罠か。

いずれにしろ後戻りはできない。


対処方法を見つけることに奔走し、心を疲弊してでも立ち向かうしかあるまい。


どんな言葉でも救われないなら、いっそ絶つしかない。



自ら地獄に身を投じる必要なんかない。

それでも、その地獄を進むと決めた方々は腹を括っているのだろう。




鶴の恩返し、の青年を想う。

彼もそうではなかったか。
寒い冬、助けた女性の忠告を聞かず機を織る部屋を覗いてしまう。

多くの好奇心と少しの疑いがあったのではないか。



誰もが地獄を持っている。

誰も見たくなんかないし見せたくもない。


悲しいかな、それを見せねばならない時も来る。
向き合わなければならない日もある。



こうして書いているときは、感情が大きく動いたときだ。

良くも悪くも。


それが嬉しくもあり、ちょっとだけ悲しくもある。


矛盾だらけ、それがいい。


全て言葉で言い表せるほど多くの表現を知らないし、そこまで単純ではない。

だから本が売れる、音楽は消えない。ドラマや映画が必要。


当たり前のように使う言葉くらいは、できるだけ好きな人やものに向けて使いたい。





なんて考えるのは夜のせいにしておく。

冒頭の無くならない感情については忙しい日々に殺してもらうことにする。











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