旅の準備★Preparation for travel★
猫三です。冷たい雨の日が増えた、と思ったらいきなりもう春?な日が来て、あれ?と思ったら今度は雪。。湿っぽい寒さが身に染みたり、すごく忙しい師走になってしまった。私の中のジョージアはなぜか雪景色と緑の初夏が混在しているんだけど、カレンダーはもう12月も中盤。自分感覚とは別で暦時間のすぎている。急いで頭の片隅にあった旅の準備リストをひっぱりだしてこなくては、という気持ちになった週末だったに、ふと気がつけばもう火曜日(笑)
さて。旅行にでかけるとなったとき、あなたは細かくスケジュールを組む?それとも出たとこ勝負でいく?私はと言うと、情報はできるだけ集めるけど細かなことは決めず、大まかなスケジュールは組むけど、時に楽しければ飛行機を一本遅らせちゃうくらいのことはできたがいいなあ、大人だなあ、なんて思いながら全体をイメージしているタイプ(←これをタイプ、と呼んでいいのかわからないけれど)。
今回は『なんか猛烈に行きたいジョージア、待ちたくないなあ、いま行きたい!』と思ったら、なんでかあれよという間に行くことになっちゃったわけだけど、そんな一見、情熱的で急展開なスケジュールであっても、3カ月もあれば冷静に準備しなくてはいけないものが見えてくる。
マイナス10℃での寒さ対策とか、国境を越えることとか書いてきたけど、移動手段とか宿泊先とか、行きたい場所やおいしい食べ物なんかの他、もっと地味で現実的な旅の情報も、いちおう収集はしている。
そんな中、つい最近、思い出したように慌てて決め始めたのが携帯のこと。SIMカードを使うことまでは決めていたけど、ジョージアは安くてトルコは高い、とか簡単な情報収集にとどまっていたのは、これは得意分野じゃないから。でも気がついたらこんな時期!?ということで、ここにきてやっとお尻に火がついた。両替とか通信機器のことって、必要になるたびに調べている気がするのは移り変わりが早いのと、毎回毎回、違う地域に行っていて、興味がないから終わったらほぼ記憶が忘却の彼方に整理されているせいだ。どこかに行く度に調べ直している。仕事だったら気合もいれるけど、プライベートだと興味のないことはどうしても決済後回しになりがちで、12月に入ってなんだかやたら予定が入って来ちゃったこともあり、もっと早くにやっとけばよかったなあと思いながらやっと決めた。こうなると3カ月なんてあっという間だとしみじみ思う。
★冬でも雪でも私のジョージアは美しいんだけど★
旅の準備をしていると、自分が何を重要に思っているかがよくわかる。利便性だったり話題性だったり金額だったり、基準になるもので自分を観察しているようなものだなあとよく思う。適当な落としどころを見つけつつ、快適で安全な時間を過ごせるようにとイメージを膨らませ続けるのが、私の旅の準備で一番、大切にしたいところだ。
余談だけど旅と言えば、以前、知人と行った沖縄で、それまでの自分には想像することもできなかったくらいに素晴らしい時間を過ごしたことがある。特に観光もせずにのんびり過ごすための内容で(でもそれぞれに仕事を持ち込んでいた(笑))特別なドラマもなかったのだけれど、すべてのタイミングがばっちりで気持ち良くて、奇跡って地味でもありふれてても、とにかく光り輝いてるんだなあと思った。
こんな素晴らしいことは人生でもうないかもね、なんて思っていたのだけど、有難いことにそれからも似たような旅の体験をすることが重なるようになり、やがてその感覚は旅先だけではなく日常にも広がっていった。それで、時間ってこんなふうに過ごすことができるものなんだ、ということがやっと私にも分かったのだけど、いま思い返しても、私にとってはあれを知るきっかけは旅でなくてはいけなかった、と思う。期待していようがいまいが、たぶん旅にはそのくらいの大きな何かが潜んでいて、幸運にもあのときの私はそれをキャッチすることができたのだろうな、という気がする。そしてそのキャッチに必要だったのがあの旅の準備だったんじゃなかろうか、と、言葉では説明できないけれど、なんとなくそう信じている。
だから、旅の準備って一口に言ってもやってることはいろいろだな、と思う。四方八方、八面六臂なイメージ(笑)旅の予定を組みながら、そこに今の自分を反映させてるなあと思う時があるんだけど、期間が長くても短くても、いっぱいやっててもそうでなくても、旅の準備では本当に必要なことを、ちゃんとやれるようになっている気がする。不思議なんだけど。
で、もうあんまり時間がない!と大急ぎで考えた結果、携帯のSIMカードは乗継地のロシアで設定のできる周遊バージョンを事前購入することに決めた。ジョージアは予想に反してやたらSIMが安いのだけど、フレンドリーな雰囲気を醸し出しているトルコが高いらしいので、トルコで使用する分を現地で買うのはやめようかな、という気持ちになったから。ついでにスキミング防止アイテムとワインの梱包材も購入することにした。ここ数年、飲む人にはあんまり出会わなかったのに、最近の会う人会う人みんなお酒が好きらしく『手土産に地元のワインを!』という期待が口に出なくても顔には出てるので念のため。荷物は最小にしてお土産のスペースを確保、というパターンになるのかな、と思いつつ、これが今の私を反映した結論なのかも(笑)
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