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何度目の就活か。

私は、どんな形であれ、
受験したことのある人を尊敬している。
受かっても、落ちても、何浪したとしても。
行きたい学校に行けなくても。
行きたい学校なんかそもそもなくても。
受験を経験した人を尊敬している。

特技が、他にあったとしても。
必須科目を黙々と勉強して、○か×かで判断される。
親がせっかくつけてくれた名前なのに、受験番号で呼ばれて。
志望校別にクラスを振り分けられて、
偏差値が喉から手が出るほど欲しくなる。

想われニキビ♡ができちゃったのに、
それでも学校と塾と部活に打ち込む。
そんな経験をした人たちを心から尊敬してしまう。

なぜならば、明らかに心は強くなっているはずだから。

就活はチャンスだ。

愛嬌なら自信がある。
実は、親に仕送りしている。
将来、地元を盛り上げたいと思ってる。

誰にも話したことのない「自分話」に
いい歳した大人たちが耳を傾けてくれる。

みんな同じスーツを着ていたとしても、
発する言葉、生きてきた時間、思い描く未来。
そのすべてが個性に化けるのだ。

どう伝えるか、はトレーニングが必要かもしれないけど。
なんとかなる。そこは友人やプロの力を借りよう。
生きてきた20年分のネタはあるのだから。

私はいま広告会社で働いている。
会社案内の冊子やイベント等を、この3年担当してきた。
入社してからの丸9年間、OB訪問もかなり経験した。

うん。同じ子は1人もいない。
でも、一緒に働きたいと思う子も多くはない。

ものすごい経験をすごそうに話す人より、
自分の経験を楽しそーに話す人と、何度も会いたい。
何度も会いたいと思う人とは、隣の席に座ってもいいと思える。

就職活動って、会社から品定めされる感じがして、「なんか感じ悪いですよね〜」という学生も社会人もいるけど。

要は、同僚を決めるということだから、
慎重にもなるし、口うるさくもなるんじゃないかな。
週末に打ち合わせすることだってあるんだから。
できれば、「なんか好き」な人と働きたいと思うんじゃないかな。ね。

キャリアは、束ねる時代になったと思う。

ひとつのことを深く掘りつづける人がいる一方で、
いろんなことに手をひろげてて、何屋さんかわからない人がいることが許容される時代になってきた(と信じたい)。

就くのって、会社だけじゃないじゃない?

「これが好き!」「これなら頑張れそう!」
というものと深くつながっていく。
それが「就く」ということなのであれば。

就活のチャンスは、何度でもやってくる。
1回失敗しても、それをネタにして、バネにして、
次の就活は思い通りにしてやる!!と。
もうひとつ強い人間になっていく。

そんなこと言ってる私は、2度目の就活で、今ここにいる。

あと何回、就活するかしら。どんな就活にしようかしら。

(何度でも化けてやるw)

#同時日記 #就活

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