音楽の再認識


初めて[ALEXANDROS]を知ったのはYouTubeの動画。
まだバンド名を改名する前で、そのバンド名をYouTubeで調べても1番上に出てこないくらい初期の頃。
曲が良いのはもちろんのこと、動画の中群を抜いて見た目のインパクトありすぎるドラムのサトヤスさんに惹かれて聴き始めたバンドでした。
本人の見た目もさることながら、ドラムのセッティングもインパクト大でそしてすっっごくかっこいい。

そんなサトヤスさんの勇退ライブに先日行ってきました。
ジストニアで数年前から活動休止をしていましたが、ベストアルバムを出すと同時に勇退を決めたサトヤスさん。

ライブは本当に本当に楽しかったです。
1年ちょっとぶりの大きな会場で聞くライブ。
爆音で生で音楽を聞くことがこんなに幸せなことであるのを再認識して感動しました。
久しぶりすぎる爆音に耳鳴りが凄かったのですが、それすらも幸せだった、愛おしかった。
感染対策として声を出すのは禁止。
ソーシャルディスタンスで客席同士が離れている分、他の観客の様子がよく見えました。
声を出せずとも全力で両手を上げて楽しむ客席の様子に泣けてしまいました。
このご時世で音楽をやるのはとても難しいことだと身に染みて感じていた1年間。
もしかしたら音楽なんて本質的には必要ない人の方が多いのかもなとまで思っていた中で、会場で全力で演奏を楽しむ客席の様子は、決して私のライブでは無いけどものすごく勇気付られるものがありました。

そんな素晴らしいライブの中1番感極まったのはサトヤスさんが登場してから退場するまでの時間でした。
メンバーから紹介されての入場、たった1曲だけの魂込めた演奏、最後ドラムに向けて深く礼をしてからの退場、一言も言葉を発しなかった姿にもう号泣してしまいました。

言葉が無いからこそ号泣してしまったように思います。
たった1曲の演奏が全てを物語っていた気がして、本当に本当にかっこよかった。
言葉なくとも語れるというのは音楽の中でも至高の域なんじゃないかなと思いました。

これ以上に無いほどの勇気を貰えたライブでした。
本当に生音を聞くことは素晴らしいし、かっこよすぎる人の勇退をこの目で見て頑張らない訳にはいかないと思いました。

ちなみにライブは私が[ALEXANDROS]を知った時からサトヤスさんが大好きな母と、いつの間にか熱狂的大ファンになっていた妹と行きましたが、
もう私と母はサトヤスさんの登場から周りがちょっと引くほどの号泣をかましました。
声を出すのは禁止という縛りが無ければ全然嗚咽してたくらいに泣いておりました。

言葉にできないほどかっこよすぎて誰かを号泣させることはまだ今の私に難しくても、やっぱ生音で聞くライブっていいな面白いな楽しいな!と思って貰えるようなステージは出来るかもしれない。

4/11に、今年初のお客さんを前にしたライブをやります。
本当にこの日を待ってた、配信だけのライブは何度かやってきましたがずーっと誰かを目の前にして聞いてもらいたかった。
そんな我らのライブ、配信も並行するので遠方の方も都合がつかない方もご視聴頂けますができるのであればぜひとも目を見ながら演奏できたらと思います。


https://twitcasting.tv/4batch/shopcart/62886

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?