変化を楽しむ


本当は年を越す前にしたかった、一年の振り返り。

昨年は「変化」の年だった。
まあでも多くの人にとってもそうなんだと思う。

何よりまずコロナ。
それまで外で遊んだり旅行に行くことが大好きだった私でも、家に居ることを余儀なくされた。
でもそれはやってみれば案外窮屈なことではなくて、友達とは電話やオンライン飲みをしたし、オンラインで演奏するなんてこともやってみた。
アマプラでなんとなく観始めたアニメたちは面白くて止まらなくて、それだけで家で過ごす時間が楽しくなった。
新しい生活は、結構新鮮で楽しかった。

コロナ禍で、私は1番損をしない立場だったんだと思う。
学校はもう卒業しているし、保育士という仕事柄、食いっぱぐれることはない。(エッセンシャルワーカーと言うらしい。)
養う家族がいる訳でもない一人暮らしなので、家にいる時間が増えたところでのんびりする時間が増えただけだ。

もしも自分が学生だったら。
大好きな部活に参加出来ず、演奏会は軒並み中止になって、大好きな友達にも簡単には会えなくて、それはとてもしんどい状況だったと思う。

もし自分が結婚していて幼い子どもがいたら。
自分で身を守れない、守らなくてはいけない子どもという存在の負担は大きいだろう。

数年コロナの期間がずれただけで、そういう時期に当たっていた可能性は十分あったのだ。

今のこの時期にコロナ騒ぎになったのは、私が努力した結果ではもちろんなくて単純に運が良かっただけ。
楽しんでいるとは言っても、こんなことは起こらないのが1番なので、早く収まってほしいなあ。

それから。
コロナ騒ぎが本格的になってきた春、私の生活もまるっきり変わった。
4月に職場も住むところも変えたのだ。

結果として、これは大成功だった。
仕事はやっぱり大変だけど、職場の人はいい人ばかりで、前の職場よりよっぽど過ごしやすくなった。ついでに給料も上がった。

一人暮らしを始めたのもとても良かった。自分のためにする料理や家事は、面倒な時もあるけどそんなに負担に思わなかったし、何より自由だった。
仕事から帰ってきて、すぐアイスを食べたって寝ちゃったって誰にも怒られない。テレビで好きな番組を観てもいい。夜更かししても、すぐ寝ちゃっても全てがなんでもいい。
1人ってなんて楽なんだろう。それを実感できた。


それから、私にとってはこれが一番大きな変化なんだけど、ちゃんとした恋人ができた。
5月に付き合いだしたのでもう半年以上になる。
これは私の最長記録だ。

今まで1人の人と長く付き合ったことがなくて、それは今思えば私のコンプレックスだったと思う。
周りの人が普通に出来ることを、どうして私は上手くやれないんだろうという気持ちがずっとあった(周りをよく見れば当然、上手くやっている人もそうでない人もいるんだけど、自分ができないことに関しては主語が大きくなりがちだ。)。

そんなモヤモヤした気持ちを抱えていた私にも、ずっと一緒に居たいと思える人がついに出来た。
素敵な人と付き合えることは正直諦めていた私にとって、これは大きな大きな変化だった。

家で過ごす楽しさを教えてくれたのはこの彼でもある。ゲームにアニメに漫画。その辺りに精通していて、しかも勧めたがりなので言われるがままに摂取していった。そのどれもが楽しくてワクワクした。ゲームに疎かった私が色々なゲームをやり始めたのは、やっぱり大きな変化だった。

こう並べてみると、私の生活は3、4、5月辺りで劇的に変化したんだなあ。

コロナ禍での過ごし方、仕事、住むところ、恋人。
これら全部が、短期間で目まぐるしく起きたことなんだなあ。



今年の目標は、「楽しむ」にする。
まだ決まったことではないけど、恋人と一緒に住むという話が出ていて、そうなればこの場所を引っ越さなければいけない。その期限はあとちょうど一年くらい。
この、長いようなでもあっという間なような時間を目一杯楽しみたいと思う。

おしまい。

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