2月の歌舞伎

先日２月の歌舞伎を観てきた。
お目当ては仁左衛門さんと玉三郎さんが出る「名月八幡祭」。
「孝玉コンビ」として一世を風靡したんだそうです！（当時は知らないけど、想像に難くない！）

夜の部の最初が「熊谷陣屋」という重いお話。
これは２～３度観ている演目だけど、吉右衛門さんの熊谷は初めて。今回はストーリーがばっちし頭に入っているので演技に集中できた。
吉右衛門さんの熊谷の感想を一言でいうならば、「哀しみが伝わってくる」ということだろうか。特に有名なセリフである「夢だ、夢だ」という場面が何ともやりきれない切なさがこみ上げてくる良い演技でした。

ふたつめは踊りが中心の演目。松緑さんのご長男さんが出演しておられました。染ちゃまの１学年下になるんですかね？今後の成長が楽しみ。

やっと「名月八幡祭」です。ほぼ仁左衛門さんかっこいい！！！！！しか感想はありません。松緑さんの演技もなかなか狂気を帯びててよかったですが、私は大好きな仁左衛門さんがかっこよすぎて脳みそがとろけそうだったことしか記憶にありません。
まず、着物さばきがかっこいい…。なんであんなに素敵な身のこなしができるんでしょうか…はぁかっこよい。
続いて、ダメ男でも最高にかっこいい…。2枚目だろうと、お堅い侍だろうと、どんな役をやってもにじみ出るカッコよさ…はぁ。
最後に、足が長くてきれい（ハート）。あの脛は誰譲りですか？きれいすぎですね！！着物のの裾から見えるお足が美しいです…はぁ。
とりあえず、カッコよすぎてため息ばかりの演目でしたが。出演される場面はそれほど多くありません。念のため。

最後に、「名月八幡祭」より私が真似したいセリフは…
「これだから田舎者はやだねぇ…。」（芸者 美代吉）

では、また来月。