11/13.14 デザインフェスタ

1年ぶりのイベント出展。

自分の中での「カテゴリ変え」(以下、カテ変)してから2度目の参加。


ここ最近は照明が必要な暗いブースに居を構えていたけれど、今回はコロナのご時世がMAXの頃に参加申込をしたため、万が一のキャンセルに備えて照明がなくても明るいブースで参加した。次はやっぱり暗いところに帰ろう。

わたしは今回の世界的案件は「ご時世」と呼んでるのであえてご時世と呼ばせてもらうけれど、日本のご時世がようよう落ち着いていることもあり、参加者の意識も結構緩んでいる感じがした。エスカレーターの密度とか。間合いって知ってるか、1段空けるとかあったよな。

別に悪いという話ではない。これだけ良くなったんだなと感じただけである。


そんなご時世はさておき当の本人の話だ。s-ditsというとってもニッチなジャンルの目立たない服飾ブランド。結構な人数が素通りするし通り様に「若いころ着てた」「うわ懐かしい」と言われる。いつもの事である。でもおかしいな、若いころ~という人の大概はわたしより若いし、懐かしいってつい数か月~数日前に作ったところですけど。おかしいなあ。


そんなニッチなのでわざわざ訪ねてくれる方なんか少ないです。ぶっちゃけ暇っちゃ暇。寝そうになったり帰りたくなった。けど、でも最終的に売り上げを数えてみたら1年前の倍だった。それでもカテ変前よりは全然少ないのだけれど、小さな自信をつける一歩にはなった。

正直このご時世は当然ながらイベントが全く開催されず、そもそも外出することもままならなかったので、ハンドメイド作家や服飾業界は見えない大打撃を食らっていたと思う。外食・旅行・音楽などはクローズアップされていたが服なんか誰も報道しない。多分誰しもが視野外だったと思う。

自分も隅っこながらその除外された一人で、いつ辞めるべきかと悩む日々でもあった。だが久々のイベント出展を手伝ってくれる協力者の方々がいたり、s-ditsを装備し来てくれたりお目当てで買いに来てくれる方がいたりすると、ああもう少し何か作ろう頑張ろうと思えた。もう少しだけ悪あがきしてみよう。

小物をメインに作っていたのに服を作ろうと思いまだまだ日は浅く、下手だしできることも少ししかないし応用も利かない。世間的には年齢とかは正直アレだとは思っているが、それでも何歳からでも始められるのがハンドメイドの世界だと思う。ま、少しずつやっていこう。


イベント出展はいわば数多ある宝石の山から一つを見つけ出すようなもので、全くの一期一会もあれば、直接購入できる貴重な機会とばかりにお目当てに走りこんで来てくれる方もいる。そういう大きかったり小さかったりの出会いで構成されていて、自分自身は自分の世界での主役であると同時にその大きな空間の構成員でもあって、熱量を体感できる空間だと思う。デザフェスでなくても小さなハンドメイドイベントでもちょっと足をのばしてみればそれだけ世界が広がるような気がする。行ってしまえば音楽フェスなども同じような事だと思う。時々、少しだけ、少し興味を持ったものを覗いてみることはいいことだ。ああ違うと思ったら引けばいい。沼は知らないところで無限にあなたを待っている。


そんなこんなまとまりのない文。多分寒くて眠いから。

改めて、デザフェス2日間ありがとうございました。出展者の皆様、一般参加の皆様、運営サイドの皆様、このご時世の中での大祭お疲れさまでした。



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