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よく聞く心理学と、私の反応。②

よく聞く心理学と、私の反応。①では、↓これらを書きました。

◆返報性の法則 ◆傍観者効果 ◆吊り橋効果 ◆囚人のジレンマ
◆囚人と看守 ◆認知的不協和 ◆ピグマリオン効果

今回も、気になった心理学用語について書いていきます。

☑ミュンヒハウゼン症候群⛪

「優しくされたくて、自ら傷を負う状態」ですね。
自傷行為に限らず、仮病も含まれます。
さらに、本人が困ることに、不調を増幅させてしまうこともあります。

ざっくばらんに言うと
寂しいストレスで、実際に 頭痛 や 吐き気 を催すということです。
これは、なにひとつ嘘を吐いていないので、ただただツラいです。

心理学的傾向や症候群は病気ではありません。
病名として用いる症候群も存在しますが、エコノミークラス症候群メタボリック症候群、あと、ピーター・パン症候群とか、病気じゃないですよね。
どっちかと言うと、放っておくと問題になる諸症状という感じです。

『ミュンヒハウゼン症候群』に関しては、
心身に危険を及ぼす可能性があるため、精神疾患とされていますが、
根本的には、個人の性格から来るものだと思っています。

他人に優しくされる(構われる)手段は、面白いことを言ったり、優れた知識や技能で他人を助けたり、権力を持っていたり、見た目が美しかったりすることが挙げられますが、「弱みを見せること」も、そのひとつです。
むしろ、弱みを見せることこそ、最も手っ取り早い手段と言えます。

ところが、仮病や自傷、そして原因不明の不調を訴え続けると、緊急性や特別性を喪い、実際にツラい症状があっても、誰にも構われなくなります。
すると、症名の由来とされるミュンヒハウゼン男爵のように『ホラ吹き男爵』と呼ばれてしまうかも知れません。
そうなってしまったら、さらに症状が重くなったり、過激な自傷行為に及んだり、場合によっては取り返しの付かない事態を招きかねません。

由来のホラ吹き男爵はどうだったか分かりませんが、現代に診られるミュンヒハウゼン症候群の原因にあるのは『寂しさ』に他なりません。

寂しいストレスで、実際に 頭痛 や 吐き気 を催すということです。
これは、なにひとつ嘘を吐いていないので、ただただツラいです。

と述べた通り、症状は嘘でも何でもないので、間違っても「自分は嘘吐きだ」などと思う必要はありません。ストレスに起因する頭痛や吐き気も、「感情が先だったか、症状が先だったか」分かるはずがありません。

「病は気から」ですが、気から来る病は、嘘ではありません。
役者さんでなくても人間は自分の意思で気持ちを作り、自己暗示や思い込みで、涙を流したり、身体を痙攣させたり、視力を落としたり、毛細血管を破裂させたり、火傷したり、頭痛や吐き気を催したり出来ます。

逆に、軽度の不調を治すことも出来ます。
血流を良くしたり、体温を上げたり、視力を上げたり、痛みを和らげたり。
私は、咳が止まらなくて声がほとんど出ない状態で舞台に上がりましたが、そのとき、嘘のように声が治った経験が、今でも忘れられません。
脳が辻褄を合わせようとアドレナリンなどの脳内物質を分泌するのです。

原因不明の不調に怖がったり、不安がらなくても良いです。

もし、ミュンヒハウゼン症候群を問題と捉え、どうにかして解消したいと考えるのであれば、変えるべきは原因である『寂しさ』ではなくて、『寂しさを解消する為の手段・習慣』にあります。

仮に、原因である『寂しさ』を一時的に解消できたとしても、再び『寂しさ』に襲われたときに、その対処手段が「弱みを見せる」のまま換えなければ、いとも簡単にリバウンドを起こします。

違う事で例えると、「ストレス解消に暴食してしまう人が、ストレスの原因を除いて、ダイエットに成功しても、再びストレスに曝されたら、また暴食してしまい、リバウンドする」ので、「ストレス解消に暴食してしまう」こと自体を「ストレス解消に歌う、動画を観る、運動する」などに、手段を換える必要があるのです。

どうしても、「構ってもらうこと」を寂しさの解消手段から外せない場合は、マイナスのことで構ってもらうのではなく、プラスのこと、そして、フラットなことで構ってもらうしか無いかも知れませんね。

●何時に起きた ●今日も仕事に行く ●お昼ごはん ●明日の予定 ●今日の服 ●新しく買ったもの ●ずっと使っているもの ●夜ごはん、もう何でもかんでも。

「こんなくだらないことを話したら飽きられる……」
という感情は、とても危険です。なぜならその感情から、
「病気だったら、特別に優しくされて幸せ……」
という潜在意識を持ってしまうからです。

結果、脳でわずかな不調を、自ら増幅させてしまうメカニズムを作ります。
逆のメカニズムを持っている人なら、治せてしまう不調なのに。

人一倍寂しがりならば、構ってもらう相手が一人だと足りません。
誰とも関わらないことをストレス解消とする人も居るはずなので、その相手にとっては負担になります。なので必ず複数人を用意する必要があります。

Aさんはご飯に興味があって……Bさんは仕事に興味があって……
Cさんは手芸に興味があって……Dさんは本に興味があって……
Eさんはメイクに興味があって……Fさんは私に興味があって………

くだらないことでも、相手によっては興味のあることかも知れません。
運動している人の興味を惹こうと、自分も運動をして、気付いたら健康になってしまうなんてことも、よくある話です。

そして、周りが出来ることとすれば、「原因不明の不調に、必要以上に付き合わないこと」だと思います。(あくまで、ミュンヒハウゼン症候群による、不調の増幅だと感じた場合。)この「必要以上に」の加減が難しいですね。全く構わなかったらむしろ、過激な行為や、重い病状に至る恐れがあるからです。

☑ピーターパン症候群🧚‍♂️

「精神的に大人になることを拒む男性」のことを指します。
心理学とも精神医学とも関係ない、性格です。私のことかも知れません。

『ナルシスト』・『自己中心的』・『無責任』・『反抗的』・『依存的』・『怒り易い』・『ずる賢い』などの特徴があるそうです。(wikipedia)

私の場合、『怒り易い』だけは当てはまらないように思えますが、実際は「怒りを覚える状況から逃げる、無視する」ことで生きているので、結果的に「怒り」が顕現化しないだけで、内面は反抗的で怒り易いと言えます。

『反抗的』で『ずる賢い』ということは、「リスクを回避できれば簡単にルールを破る」傾向があります。極端な例で言えば、「完全犯罪が可能であれば、犯罪に及ぶ」のです。良心の呵責やモラルなどでは考えていません。

私が犯罪心理に詳しいのは日頃から、バレない犯罪について考えているからですね。ほっとんどバレるから、犯罪行為には及ばないんですけど。

また、ピーターパン症候群における性感覚は特殊です。
男性に、大人の男性らしさを求める女性(それが普通)との対話が苦手です。母性によって無条件に自身を保護・尊重してくれる女性としか恋愛・結婚できないと言われています。というか、そうです。

ピーターパン症候群の人間がパートナーに選ぶ女性は、傾向と役割が決まっており、原作に倣って「ウェンディ」と呼ばれます。
「ウェンディ」は過保護で独占的であり、相手を無条件に認めたがる性質から、熱心な「殉教者」と例えられます。

……まあ、それが悪いというよりは、性質が噛み合うんならイイじゃん。

☑代理ミュンヒハウゼン症候群🤡

自分以外を代理に立てたミュンヒハウゼン症候群です。

ミュンヒハウゼン症候群は「心配されると心地いい」から陥りますが、自分自身が傷を負わなくても、他者から心配される方法があります。

自身の「近親者」「ペット」などが傷を負っている場合です。
自身以外を心配させて心地よくなるのは、例えばこういう状況です。

「うちの子、とっても身体が弱くて……」
「それは大変、苦労していらっしゃるんでしょうね……」
「そうなんです……夫の帰りも遅くて、家のことは全然……」
「頑張っていらっしゃるんですね……。私で良ければお力になりますよ?」
「いえいえ…!お気持ちだけで充分ありがたいです。お気になさらず…」
「貴方は、とっても慎ましくて謙虚な方なのですね……。」

ただのホラ吹きならかわいいものですが、実際に行動する場合もあります。
「子どもの病気を長引かせる」「パートナーに殴られるように行動する」「ペットに怪我や病気を負わせ、写真を投稿する」
全ては、自身を可哀相に思わせる演出です。

さらに変形したものでは、
健康なペットを徐々に弱らせ、記録を取った上で、記録とは逆の時系列SNSに投稿し、「弱った動物を保護し、献身的に看病した投稿主」を作り上げて、注目を浴びようとしたパターンもあります。

代理ミュンヒハウゼン症候群は、性質としてはミュンヒハウゼン症候群と同じですが、ミュンヒハウゼン症候群よりも病的な印象を覚えますね。

ただ、誰かに心配される為に、苦労する理由出来の悪いパートナーが必要なら、私としては願ったり叶ったりですけどね。

今日はここまで

ミュンヒハウゼン症候群について、長く書きすぎたので、今日はここまで。

自身の苦しみが、何らかのメカニズムに因って「引き起こされている」と思えれば、逆算して対策を講じることも、出来なくはありません。
心理学や心療は、その為に学ぶものだと考えています。

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