見出し画像

乃木坂46にハマったら、秒で泣ける体になってしまった

乃木坂46がすごいって話です。

仕事の関係でちょこちょこ調べ出したのがきっかけでした。そしたらもうビックリするぐらいハマりました。どれぐらいハマったかっていうと、仕事してる時間以外、ほぼ乃木坂コンテンツを見続けています。まだ課金はしてないものの、その日も近い気がします。

そんな私が日々、乃木坂に触れている中でメンバーの魅力以前にその仕組みとか情報の設計が秀逸すぎると気づいたんですね。いわゆる、ファンマーケティングというやつですね。なので、今回はその辺りの感じたことをまとめてみたいと思います。

SNS周りのスタッフ優秀すぎる説

乃木坂にハマると、圧倒的なコンテンツの量に驚かされます。あらゆるチャネルに公式があり、毎日更新されていくのです。しかも、ファンの心を見透かしたように「これだ!」って情報が日夜入ってくる。

情報の渇望とご褒美の割合が本当に絶妙で、もうメロメロにされます。

例えば、日曜深夜に放送されるテレ東「乃木坂工事中」はファンの視聴率100%だと思うのですが、それを叶えるためにというか、テレビでの放送終了と同時にYouTubeチャンネル「乃木坂配信中」にアップされるんですね。

奥さんとかいて、アイドルとか見てるんじゃねーよ! とか罵られる心配もなく、スマホでじっくりと彼女たちのキャッキャを見ることができるのです。

また、いま話題になっている5期生のお披露目については、ティザー&連日一人ずつ投稿という巧妙さ。一人目はその話題性も手伝って、3日で140万回再生です。

当初12月発表予定でファンがみんな「まだかまだか」とヤキモキしてたところに、ティザーを出して、その翌日から毎日正午に紹介ムービーを公開って、上手すぎる! しかも、2月後半には「乃木坂46時間TV」があり、そこで全員お披露目。もう、見るしかないじゃん!

その他、TikTokやインスタでの投稿も頻繁。SHOWROOMでのファンとの交流も連日、いろんなメンバーが行います。コロナ前はこれに握手会があった(今はミーグリというオンライン握手会に移行中)のですから、ネット上もリアルもと、タッチポイントが多すぎる。ファンとのエンゲージメント高めまくりです。

SNS周りのスタッフさん、その全体像どうやって把握して、どうやって設計してるのですか。優秀すぎます。

公式だけでもこれだけあるんですから、すごい情報量。無論、ファンの投稿も驚くほどあるので永遠に見ていられます。ニュースバリューが高いので、速攻で各種メディアに記事化されるのも流石です。

メンバーの出演情報は毎日公式HPでアップされ、ファンはそれを毎日チェックする

バナナマンと乃木坂。芸人×アイドルの理想の形


AKBもバッドボーイズとか有吉とかと番組をやってましたし、アイドリングはバカリズム。テレビ露出を考えるときに素人に近いアイドルをフォローする意味でも大変重要な存在です。

乃木坂はバナナマンです。

前述した「乃木坂工事中」のMCがバナナマン。前身の番組から含めて10年と長い。そして、よくよく考えるとバナナマンもこの10年で右肩上がりに売れ続け、設楽さんはMCクラス。日村さんも国民的変な顔として、老若男女から愛される存在に。

彼らは公式お兄ちゃんとして、メンバーをいじったり、叱ったり、ライブに出たり、ドッキリしたり。全方位からバラエティのマナーを叩き込んでいます。好例がこの「乃木坂46反省大賞」という企画で、他の番組に出た際のメンバーの反省をバナナマンが聞き、アドバイスするという仕組み。

乃木坂メンバーも他番組に出て、バナナマンさんがいると安心します。バナナマンといえばコント職人なのですが、乃木坂の人たち以上に演技力高くね? それってなぜ? バナナマンのおかげじゃね?って話になるほど。

そもそも、ファンの間で語られている面白エピソードなどは大抵、このバナナマンとの絡みの中で生まれるんですね。そして、卒業の時はバナナマンの二人とメンバーが3人で思い出を語り、卒業生が涙する。この温かさたるや、ですよ、もう。本当にすごい。

そういう意味では、MCがバナナマンじゃなかったら乃木坂のここまでのブレイクはなかったのでは、と。それは逆も然り、なのかもしれません。憶測の域を出ませんが。

ちなみに、大晦日から元旦にかけてのラジオ番組「バナナムーン」に、紅白終わりの齋藤飛鳥と秋元真夏がゲストで来たんですね。もうトップメンバーですよ、完全に。なのに、そのふたりを差し置いて自分たちでカラオケ歌ってましたからね。その、超フランクな感じがまたいいんですよ。

橋本奈々未という伝説

卒業生が活躍しているのも乃木坂のすごいところ。白石麻衣、西野七瀬、松村沙友理など。昨年末に卒業した生田絵梨花さんなんか、もう次代を担うミュージカル女優です。あの実力は、もう各界が逃さないでしょう。

そんな中で、伝説といわれる人、それが橋本奈々未です。乃木坂といえば清楚で美人。白石麻衣や西野七瀬あたりがまず思い浮かびますが、その超美貌のふたりを横に従えても負けてないどころか、大勝利なんですよね。すごくないですか。

もう、完全なる“美のインフレ”状態です。

画像、拝借します。


しかも彼女は卒業後にバッサリと芸能界を辞め、今東京のどこかで働いているのです(美大だったっていうし、デザイン系なのかな)。もしかしたら、会える可能性だってあるのです(いや、ないだろ)!

美大に行っていたが北海道の家が貧乏すぎて大変だから乃木坂を受けたって話もすごいし、どこかシニカルな性格も逆に光っていました。そして何より、本当に美しい。特に卒業直前は神がかっていて、この時期に乃木坂を知らなかった自分を恨みました。


卒業というシステムがもたらす、究極のカタルシス

これは乃木坂に限らずですが、やはり卒業というシステムが本当にすごい。いなくなってしまうからこそ、今が輝く。橋本さんが卒業したときに向けられた「サヨナラの意味」という超名曲があるのですが、

サヨナラに強くなれ。この出会いには意味がある。

という一節は、この卒業というシステムが生み出した名フレーズだと思います。もう、このまいやんの嗚咽も、かっきーの最後の涙も、全てこの卒業というシステムゆえのドラマであり、壮大かつ劇的なカタルシスを生み出すのです。

ドームの方はちょっと補足すると、昨年行われた1期の高山一実(かずみん)の卒業公演なんです。この曲は4期生の賀喜 遥香(かっきー)がセンターを務めています。振り付けで、かっきーがかずみんから王冠を授かる振り付けがあり、それが本当にこの日で最後だったんですね。

そんな文脈を全ファンが共有しつつ、ライブができる喜びと、メンバーたちの弾けるような笑顔と楽しそうな雰囲気。そんな中で、王冠を受け取り、最後の決めポーズの時に、涙が頬を伝うんですね。その美しさったらありません。もう、大号泣です。本当にこの動画については、私観ると秒で泣いちゃうんですよ。もう驚くほど泣けます。そもそも、この動画をUPしてくれる運営の皆様にもナフリスペクト!って話なんです。コメント欄も愛が溢れている。

乃木坂沼は人生を豊かにする


改めて、メンバーの魅力以前に仕組みとして勝っている部分が多いなと感じます。卵が先か鶏が先か、って話ではありますが。これはアイドルどうこうではなく、あらゆるコンテンツホルダーが参考にすべき事例なのだと思います。

BTSやBLACKPINKあたりの韓流の人たちの手法に唸ってた時期もありますが、乃木坂のそれだって負けてない。歌が〜とか、ダンスが〜とか、そうやって受け付けない人もいると思いますが(現に私がそうでした)、それを補って余るほどの魅力に溢れているのです。

もし、お時間あったら乃木坂の沼、ハマってみることをオススメします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?