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第1回:名物「冬茹麺」が旨すぎる

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大変である。近所にできたお店が相当いい。

何がって? 興奮冷めやらぬが、冷静に書いていこう。

・お惣菜と中華麺をテーマにしており、メニューがめちゃくちゃある(上記参照)

・全てが旨い。旨いのレベルがあまりに高い

・ランチやってて、セットメニューが充実している

・副菜が全て主役を張れるレベル。いつでもオールスター感

その名も、『恵比寿鶴亀』である

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恵比寿駅東口。バス通り沿いにあるお店だ。ここ、外食産業では有名な際コーポレーションが運営している。実はこの場所は際さんがやり始めて、かなり経つ。その間、3回ぐらいは業態が変わっているのではないか。つまり、鬼門の地なのだ。キムカツやら、バーガーマニアやらと飲食店が並ぶ恵比寿の一等地だが、なぜか続かない店が多い。それだけに、早々に業態変更されては困る!ということで、啓蒙の意味も含めて、全品制覇&note投稿を決めた。

行くことになったきっかけは、とあるSNSの投稿文

飲食の重鎮KさんがFacebookに書いていた。なんでもコロナを機に、際コーポの高級店が休業を余儀なくされ、ベテランシェフがこちらに集結してると。この高級店というのは、情報によると単価2万を超える店。そこにいた方が腕を振るっているのかは定かではないが、とにかく中華の高みを知り尽くした猛者が、コロナの混乱もあって、1000円前後のランチ営業しちゃってるカオス状態なのだ。無論、夜もやっている。盛況だといいのだが。

※諸々、間違ってたらごめんなさい

では、メニューのご紹介。第一回目は名物の「冬茹麺」

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見てくれ、この艶感。そして、野菜出汁の帝王と言われる椎茸、いや、冬茹(どんこ)である。看板メニューだそうだ。そもそも、冬茹とは干ししいたけのこと。椎茸は種類の違いではなく、収穫した時の状態によって呼び名が変わる。冬茹はふっくらとしていて厚みがあり、カサの開きが少ない状態で収穫したしいたけのこと。

椎茸の出汁が存分に効いたスープと、その上にはトロミをつけ、旨味を纏った冬茹が6切れほど。シンプルな構成だが、これぞ旨味の洪水ともいうべきか、スープが異常に旨い。ぶっちゃけ、自分は椎茸が苦手なのだが、それでも、この旨味のスポンジボブ状態の椎茸には拍手を送った。

これで、980円。さらに、この日のお惣菜セット(プラス200円と激安!)は「麻婆茄子」と「支那竹とひき肉の何か」。麻婆茄子は酸味を感じる、初めての味わい。支那竹は出来合いでないのがわかる、コリコリ感。この状態、あまり食べたことがないな。セットのご飯は何だったか。生姜が香っていたが、何かの炊き込みご飯だ。とにかく、香辛料やスパイスがそこかしこに効いていて、仕事してんな感が強すぎる。

麺がうまいのは想像の範疇だが、この店のすごいところは、こういった副菜が全て主役を張れるレベルなのだ。人も蟻も集えば、そこには強弱が生まれるが、ここはもう全部強い。

いうならば、

全メニューがフリーザ級といっても過言ではない。

だから、この連載をすると決めたのだ。

次回は何を食べようか。もう、明日が待ち遠しくてたまらない。


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