自分を晒す文章が書けない。

 だらだらと字を埋めるだけならそんなに苦労はなくて、夏休みの宿題の「休み中にやったこと」の類なら提出日まで全く手つかずのまま、授業中にノープランで書き出し、授業の終わりに何食わぬ顔で出したそれがまかりまちがって校内紙に掲載されたり、あるいは弁論大会に回されたりもしたくらいには得手ではあったのだが、まあそういうのは小手先で書き飛ばしているだけであり、またそうだからこそ、特に言いたいこともないままに適度に受けそうなことを書き連ねているだけのことでしかなく、校内紙くらいなら別にいいけれど、弁論大会なんてものは面倒くさいだけというのに、そんなものに選ばれないくらいに受けを悪くするような調整をかける余裕もなかったということであり、さらには無意識に校内の微温的な道徳におもねってしまった事の証明なのだから、まあ恥じるほどでもないけれど、自慢には全くならない。

 と、ここまで結構な字数を書いているのも同じ要領で思いついた断片を半自動的につじつまを合わせつつ、手癖で書き流しているだけで、とにかくエモーションに訴えかけるような文章を書くのが苦手、自分をさらけ出すのは嫌、でもまあ限定された相手にだけども受けは狙いたいという欲求だけは生意気にもあるのだが、しかしやはり自分自身を曝け出すような文章は生理的に書けなくて、かといって語るべきなにかも、空洞な伽藍だけで人を動かせるような技巧も持ち合わせているわけではないのだから、それもまた図々しい願いではあるな、と嘆息している。
 かように自意識過剰で面倒な性格をしているから更新にも行き詰まるわけなのだが、まあ誰かに望まれているわけでもないので、それはそれで構わず、とはいえ折角作ったアカウントをあまりにも放置しておくのももったいないので、またなにか衝動にかられた際には適当に字を並べてみようかとは思っている。
 とはいえ書くことに詰まった際の安易な常套手段である書けないどうしようネタをここで使ってしまうとなると、次はどういう手を使えばいいのかという話はあるのだけれども。

以上本当に中身がない文章ではありますが、書き手であるわたしがそれなり以上に面倒な性格をしていることだけは伝わるとは思いますので、上げてみることにします。
いや、前から知っていたとかはなしでお願いします(笑)

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