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胎蔵界曼荼羅と金剛界曼荼羅について

お寺や神社で曼荼羅を見る機会は多いと思います。
今回は胎蔵界曼荼羅と金剛界曼荼羅についてnoteを書こうと思います。

曼荼羅は仏教や精神世界においてとても馴染みの深い絵柄だと思います。特に、この2つの両界曼荼羅は真言宗には欠かせない重要な曼荼羅と言えます。
この両界曼荼羅は、仏教の教え(宇宙の心理)をとく際に方弁では説明しにくい部分も含めて絵で分かりやすく説明する為に描かれました。
弘法大師空海が悟りの教えを人々に読み聞かす為日本に持ち込んだと言われております。

まずは胎蔵界曼荼羅について書いていきたいと思います。
こちらが胎蔵界曼荼羅です。めちゃくちゃカッコイイですね

胎蔵界曼荼羅

真ん中に居るのが胎蔵界大日如来です。
大日如来とはこの宇宙そのものを神格化した仏です。
周りには仏や菩薩が居て、大日如来を囲むような絵で構成されています。
胎蔵界曼荼羅は、空の思想を表しています。
絵としては、「大日如来(宇宙)の中に私たちが居て、私たちの中にも大日如来(宇宙)がいる」という図です。
全ては平等であり、優劣は一切ないという教えです。

続いて、金剛界曼荼羅について
こちらが金剛界曼荼羅になります。こちらもめちゃくちゃカッコイイですね

金剛界曼荼羅

胎蔵界曼荼羅と違って、大日如来が1番上に居てるピラミッド構造になっています。
これは、宇宙統合を表しています。
絵としては「永久の輪廻転生の最後には、大日如来に生まれ変わる」という意味です。
下から順に魂が始まり、六道(天上界、人間界、修羅界、畜生界、餓鬼界、地獄界)を経て、様々な学びを積んでいき、悟りを開きやがては大日如来と同化する(宇宙と一体化)という教えです。

両界曼荼羅とも悟りの本質を見事に表していて、とても分かりやすい絵ですね。
今回は胎蔵界曼荼羅、金剛界曼荼羅ついて書いてみました。
まだまだ自分も学びの途中ですがこれから色々な事について書いていきたいと思っています。それでは今日はここまで
ソワカ〜👋

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