マブラヴ体験記5

【ネタバレ注意】





こんにちはRedoxです.こんな話をご存じだろうか?
放送作家の鈴木おさむはTV番組で,自分が興味があることからは新たなものは見いだせず,むしろ友人に渋々連れられた劇団や,飲み会の方が発見が多い.
それでは
今日はあるキャラクターを攻略して満足してしまった一般成人男性の√解放のための攻略をお届けしよう.

大人はなにを以て大人なのか

千鶴√の対立軸は秩序と混沌,建前と本心にあると考えていて,そして二人の関係を加速させるのは大人でないことと本心である.
千鶴は委員長キャラで委員長然とした態度をとるが実際は男に溺れた母親の裏返しにしかすぎず,この秩序だった行動のせいでどんどん自分の本心を表せなくなっている.ここでキーパーソンである人物を主人公とも考えられるが,私は涼宮だと思う.彼女は常に本心を表に出し,しかもそのことに何の負い目も感じず屈託なく千鶴に接するからである.千鶴にとって一番嫌いなものは自信をもって人と接さないことだと思う.ゆえに地に足をつかずぷかぷかしている主人公も慧も嫌いだったのだのだろう.

主人公においては球技大会までの行動などで自分と向き合ってくれることに気づきある程度信頼を得た.慧は最終盤で彼女なりの照れはあるが,本心から千鶴を思う気持ちを伝えたことで千鶴と分かりあえた.
さて,混沌とはなんだろうか.それは千鶴の嫌う自信を持たず,人から埋めてもらう行為だ.だからこそ母親を嫌ったのだろう.

ところで千鶴は自分の中に建前を許さず正々堂々と人と向き合うという態度と人に寂しいとは伝えたくない本心がせめぎあっている人物だなと感じた.

次に二人の関係のdriving forceを考えよう.涼宮の怪我のあとのサボりは千鶴にとって建前をなくしてしまったが本心に自分も気づいていない様子で,その理由として建前がなくなれど秩序的な側面で自責している状態である.一方その間の主人公は涼宮や純夏の助言を得て,自分の本心を自信をもてるようになっている.その結果,千鶴を探し出会ったときは自信をもって千鶴と向き合っている.最終的に二人に関係を決定的にするのは何事も自分でできると思っていた千鶴が悪い意味だが大人に打ちひしがれ,責任を負えない状況になり,周りの人々に救われたシーンであると考えられる.

はじめに書いたように,自分が望まぬものからこそ色々な発見があるのだなと実感する千鶴√であった.

明日は用事があるので,今度の更新は明後日になるだろう.さて,冥夜は最後に残すとして次は慧にしようか…

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