指す将順位戦6th自戦記 A級2組1回戦 vsうりゅんさん

おいおい、、、今何月だと思ってんだよ、、、

こんにちは。そうざいです。

2021年6月14日に行われた、指す将順位戦6thA級2組1回戦、うりゅんさん戦の自戦記を書いていきます。

………6月14日に(略

遅すぎるって?うるせぇ!うるせぇ!(投稿は10月下旬)


 実は、今回の自戦記は、途中まで書いていたもののやる気がなくて没となっていたものを、無理矢理引っ張り出してきたお蔵出しです。途中、時系列がおかしいところがあるかもしれませんが、生暖かい目で多めにくださいませ。

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先手 そうざい

後手 うりゅんさん

初手からの指し手

▲7六歩 △3四歩 ▲2五歩 △3三角 ▲7六歩 △4四歩 

▲4八銀 △9四歩 ▲9六歩 △3二銀 ▲6八玉 △4八銀

▲4六歩 △7四歩 ▲4七銀 △6四歩 ▲5六銀 △6三銀

▲7八銀 △4二飛 ▲7九玉 △6二玉 ▲5八金右△7二玉

▲6六角 △5二金 ▲3六歩 △4三銀 (第1図)

デビュー戦

 私は、今年の3月に大学を卒業し、就職とともに上京しました。4年間嵌まり込んだ大学将棋も引退。在宅で研修を受けてはネット将棋を指し続ける日々を続ける中、指す将順位戦の募集のお知らせを見て参加しました。本局はデビュー戦。 

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大学将棋部

第1図からの指し手

▲3八飛 △3二金 ▲3五歩 △同歩  ▲同飛  △4一飛

▲3六飛 △7三桂 ▲3七桂 △3四歩 ▲1六歩 △6五歩

▲7七角 △5四歩(第2図)

 うりゅんさんは京大将棋部の部員であるとか。京大将棋部は全国大会の常連です。私も一度だけ、学生大会で京大将棋部の方と対局したことがあるのですが、良いところなしでやられたのであまりいい記憶がありません。今回の対局は、ある意味、その時のリベンジマッチです。

 対局の方は、先手は3筋で一歩交換しポイントを稼ぎ、後手は右玉調に構えてお互いに不満ない展開になりました。(特に書くこともないです。はい。)

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先手調子よし

第2図からの指し手

▲8六角 △4二角 ▲同角成 △同金左 ▲2六飛 △3五歩

▲4八金 △1四歩 ▲7七桂 △6四銀 ▲2四歩 △同歩

▲4五歩 △5三金 ▲7五歩 △5二角 (第3図)

 ▲8六角は▲7七桂~▲6五桂を狙った手でしたが、△8四歩とされたら正直わかっていませんでしたが、実戦はほとんど読んでいなかった△4二角。おそらくこれも互角でしょう。

 数手進み、後手の△6四銀と立った瞬間、駒の連結が悪いと感じたため、▲2四歩~▲4五歩と仕掛けました。△5二角はいかにも辛そうな受けなので、対局中は調子がいいと思っていましたが、、、


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見落とした切り返し

第3図からの指し手

▲4四歩 △同銀  ▲4二歩 △同飛 ▲5一角 △4一飛 

▲2四角成 △3三銀 (第4図)

 本譜は▲4二歩~▲5一角を馬を作って攻める方針にしましたが、△3三銀の馬金両取りを見落としていました。

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 第3図からは、▲4四歩△同銀▲4五歩△3三銀▲6六歩△同歩▲7四歩△同角▲6五歩(参考1図)とするのが我が家のソフト推奨手順。

 △6五同桂▲同桂△同銀▲同銀△同角は、▲6六飛車が絶品。また、△7五銀と逃げるのも▲9七角が好手です。

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混戦模様に

第4図からの指し手

▲4二歩 △同飛 ▲4五桂 △2四銀 ▲同飛 △2三歩

▲2八飛 △6三金 ▲7四歩 △7六歩 ▲7三歩成 △同金

(第5図)

 馬金取りをかけられたとは言え形勢はまだまだ互角の範疇。とはいえ、さっきまで有利であると思っていたぶん気分は良くないです。

 秒に追われながら、とりあえずでお互いの急所である桂頭攻めを決行。だんだんと局面がごちゃごちゃしてきます。

 第5図の局面(手番は先手)で皆さんは何を指すでしょうか?

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当然の一着を逃す

第5図からの指し手

▲5三銀 △7七歩成 ▲同銀 △8五桂 ▲7八歩 △7七桂成

▲同歩 △7六歩 ▲同歩 △7七銀 ▲4七金 △3九角

▲3八飛 △5三銀 (第6図)

 【不定期開催】次の一手悪手

Q,第5図での次の悪手は?

A. ▲5三銀

 ここはどう考えても▲6五桂馬の一手でした。取られそうな桂馬を逃げつつ、守りの要の金取りです。

 「▲5三銀って打てば大駒取れそうじゃん!!!」って考えたそこのあなた。おめでとうございます!私と同等レベルの脳みそをお持ちのようですね!今すぐご利用の脳みそを最新バージョンにアップデートしましょう!

 △7七歩成と逃げられるはずだった桂馬を取られては流れががおかしいです。その後も、つられて指した次の△8五桂に対する▲7八歩も疑問手。ここは素直に銀を逃げておくべきでした。

 玉を上から縛られいいタイミングで質駒となっていた銀を回収されたのが第6図。流れは後手勝ちですが、実際はどうか。

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投了が敗着

第6図からの指し手

▲8五桂 △同角 (投了図)まで94手でうりゅん氏の勝ち

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 攻め合いに持ち込もうとして打った▲8五桂が大悪手。もちろん同角とされ投了。メンタルがもう負けていました

 実は、第6図で▲8九桂と銀取りに打つと難解。後手は7七の銀を助ける手段が難しいです。一例は△8八銀打▲同飛△同銀成▲同玉△6四銀ですが、もう一度▲5三銀(参考3図)と打ってどうか。後手は3九の角の働きがいまいちです。

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 投了図から▲8九桂と打っても、(後手優勢であることは間違いないものの)意外とすぐに決まるような局面ではありません。

 中盤の有利をうっかりでふいにし、終盤の当然の一着を見逃し、最後に角の効きを見落とすというあまりにも初歩的なミスをした私は、精神的に参ってしまっていました。しかし、粘りの意識があまりにも欠如していたことが事実です。

 黒星スタートとなりましたが、最後まで諦めずに指す、という当たり前の意識を忘れずに次の一局にも望みたいと思います。

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 聡明な皆様なら、どこが後から書き加えた部分であるかわかるかもしれません。

 執筆時現在、10回戦の結果が出揃っています。私は最終戦勝ち+競争相手のメルモンさん負けの条件でA1との入れ替え戦ですが、そのメルモンさんの対局相手がうりゅんさんです。

 うりゅんさんも勝てば確定昇級、負ければ入れ替え戦の可能性あり、という状況らしいですが、私に勝っているのだから、当然、最終戦勝っていただきたいですね(訳:うりゅんさん勝ってくださいおねがいします)。

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