頼る

人に頼ることや甘えるということは、時には自分の弱さを認めるということでもあるし、時には相手に何らかのメリットを与えられることでもあって、
特に100%自分が原因で起きた問題を解決するために頼ったり甘えるということはかなり高度なことだと思ってます。


自分は先月、20年ちょっとの人生の中ではかなり大きい失敗をしました。

そして、解決するための選択肢の一つに「親に頼る」というのもありましたが、それは選べませんでした。


その1番の理由を考えると、親に「感情が強くなったり弱くなっているところを見られたくない」と思っているからなんだと思います。


元々僕は人の輪に入るのが苦手で、それを最初に感じたのは保育園の年中の時(4歳ぐらい)です。

その時は同年代の他人に感じてたぐらいで、親の前では素でいられたと思います。

ただ、小学5年ぐらいの時、自分ではしっかりと道筋がある理由で親に怒ったと思っていたのに、親には反抗期という理由で適当に流されたことをきっかけに、無意識に少しずつ親の前で感情を隠すようになりました。

例えば、中学1年の時にはイライラしやすい反抗期がありましたが、上のことがきっかけでそのイライラを表には出していませんでした。

そこから親の前では怒りや悲しみといったマイナスの感情を無意識に少しずつ隠していきました。

そして、高校2年の夏ぐらいには、自分が喜んだり熱くなっているところを見られたくないという理由で部活動の大会に観戦に来るのを嫌っていたので、その時ぐらいにはプラスの感情も隠していたんだと思います。

(もう少し正直に当時のことを思い出すと、受験に失敗して高校入学当初から頼れる先輩も後輩も指導者もおらず、そして小学4年の時から一緒に登下校や部活動をやっていた友達が急に高校を辞めた後も続けて何とか成果を残したことに、
今更上部を見ただけで理解や同情をして内側に入ってきてほしくなかったんだと思います。)



ただ、感情を隠していたといっても、全て隠していたわけではなく、当時も今でも親の前では普通に笑ったりします。


しかし、自分の中ではこういった経験があるので、その人の活動や転機となる場面に両親を巻き込むこと、
それこそ先週に行ったとある講演会で、講演者がご両親を誘ったということを見たりすると強いしかっこいいなと思います。



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