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市場でふと香った懐かしい匂い

2日前、花を仕入れに市場に行くと、入った瞬間に昔のことをすごく思い出す匂いがした。昔働いていた花屋の匂いで、何かの花の匂いだと思うんだけど、(多分バラかな?)自分で市場に行くようになって初めて感じた、その懐かしくて、ちょっと切なくなる匂いを嗅いでいたくて、仕入れも終わっているのにしばらく帰らずにずっとそこにいた。笑

私がお花の仕事を始めたのは2016年。東京の代々木上原にあったお花屋さんでした。ちょっと変わった花屋で土日営業のみ。朝は花を売りながら、モーニング(朝食)も出し、午後からワークショップといった流れ。花屋未経験の私を雇ってくれた、師匠は大阪のディープな街出身でコテコテな関西弁が心地よかった。笑
センスが良くて、いろんな経験をしてきたんだろうなーと思うのは、何より人の気持ちがすごくわかる人だったから。話下手だったけど、伝わるものが確かにあって、お客さんはよく人生の相談?的なのもしてたし、私も東京に出て5年くらい経ってたけど、初めて好きになった大人だった。その花屋で学んだことは、花のことだけじゃなくて、自分の人生と向き合うこととか、疑問を持って考えることとか、自分よりもずっと大人な女性同士の会話を聞きながら、当たり前だけど、悩みや不安があるのは、自分だけじゃないし、悩みの内容も年齢や環境で変化していくし、その人の感じ方で色々なんだよなとか。
でも、頭では分かっていてもこ、孤独に感じることはあると思うのです。
20代の頃は、自分には何があるかをはっきりと人に示せるものがないといけないと思っていたこともあったけど、今の考えは少し違う。
自分が幸せに思うこととか、側に居てくれる人を大切にするとか、目の前の事実に向き合うとか、まず、そういうことが大事かなと思ったり。重ねる日々の先にしか未来はないし、焦っても欲しいものは手に入らないから、毎日真剣。だけどサボってもOK!くらいがちょうどいい◎

今日はひとりごとでした。
ところでみなさん、奈良県でいいキャンプ場知ってますか?
知っていれば、是非教えて欲しいです。笑



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