「プレアデス 人類と惑星の物語」を読んでから少し変わったこと

読んでは止まり、読んでは止まり、しながら、結構前に、読み終わった。

内容としては、ものすごくザックリした、宇宙の歴史みたいなもの。宇宙の歴史といっても、金星、火星、マルデック(かつて地球と火星の間にあったが爆発して消滅した星)そして地球、についての経緯を述べてある。ザックリとはいえ、気が遠くなるほどの長い時間のことだから、一つ一つの経緯は詳細に書かれている。

そこに書かれている、人類、が歩む道は長〜〜い時間の出来事であり、その間に破滅的な時期や救済と幸せの時期をなんども繰り返し、繰り返し繰り返される。

読んでしばらく経って、細かい内容は忘れてしまうが、宇宙的視点というものが少しは自分の中に根付いたのかも、と思う。

つまり、人類が住む星として今の地球は、宇宙的には、どうなのか、という観点から考えるようになった。

宇宙にあまたあるはずの、星の中でも、

今の地球というところは、奴隷的社会、警察国家によって構成されている、ある意味かなり原始的で過酷な場所であると。そう、よく言われていることがじっくりと分かった。

かつてすでに、そういう場所(火星とか、)や時があった。

しかし、同時に、そうなる自由もあるということか。

これを読んで、決して、単純に”幸せ〜”、とは、ならないけれど、もっと現実的な意味で、宇宙的・時間的にも視野が広がり、違う世界のことを考えられるようになると思う。

時に、経緯を述べているところが多いので、少し読みにくくて飽きる箇所はあるけれど、今の自分の常識を超えたところでの話なので、かなり興味深く、なるほどなるほどと読むことができた。

マルデックで最終的に爆発が起こり、砕け散った生命が救済されコクーンに収容されて、原始の時代の地球でクジラやイルカが、しばらくそれらの生命体を守り、癒したという経緯のところでかなり心がズキズキしたので、もしかしたらこの辺りは自分の遠い昔の記憶に関わるのだろうか、とも思ったり。


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