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𝚂𝚘𝚞𝚟𝚎𝚗𝚒𝚛.

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旅の記憶 Ⅰ( Apr.2022~ )
『 旅の記憶 』の バックナンバーです。生まれた街を離れるまでの、小さな旅の記憶(1冊目)
¥800
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#旅のフォトアルバム

Prologue.│ はじまりの海

Apr.2022 素敵なホテルでランチをするより、美しい建物や自然の綺麗な場所でおいしい料理を食べるのが好き。 親友の「ホテルビュッフェに行きたい」という言葉にはそこまで乗り気でなかったけど、いつのまにか「海辺でランチしたい」に変わっていたので願ったり叶ったり。ドライブしながら久しぶりに逗子へ 神奈川の海といえば江ノ島だけれど、正直あまり綺麗ではない。でも葉山の海は、青くて好きだ。鎌倉もいい。 数年前に旅行した奄美大島や加計呂麻島は信じられないくらい水が澄んでいるけれ

¥200

Day1. 美しい建築をみて、泊まる│モザイクタイルミュージアム

Apr.2022 始発の新幹線だというのに、横浜駅は 人でごった返していた。以前はいつもガラガラだったので自由席にしたけれど、まさに ゴールデンウィーク。もうすっかり、日常が戻りつつあるのかもしれない。

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Day1. 美しい建築をみて、泊まる│湯之島館

Apr.2022 モザイクタイルミュージアムを後にして、本日の宿へ向かう。ここから列車で2時間だけれど、自然が大好きな二人なので大きな車窓から見える山河にはしゃいでいるだけであっという間に到着した。 向かう宿は下呂温泉、湯之島館。「有形文化財に泊まる」という言葉と美しい建築の写真に惹かれて決めた。この宿は翌日の白川郷へ行くための中継地点、いわば "前座" だったのだけど、送迎バスが到着した山の上にはもの凄い建物があった。 ……???「 え…… すごくない…?」 自分た

¥200

Day2. 美しい建築をみて、泊まる│岐阜・白川郷

Apr.2022 小さい頃は考えたこともなかったけれど、このところ「自然が好きだ」とつくづく思う。 『西の魔女が死んだ』という小説で、主人公の少女は 祖母の家で "魔女修行" をすることになるけれど、土を踏み、自然に触れることで生きる力を取り戻していく。 たぶんあれが、人間のあるべき姿なんだろう。私たちが忘れている大切なものが、あの物語には詰まっている。 湯之島館をあとにして、下呂温泉から特急列車で高山へ向かう。白川郷行きのバス停をめざして。 初日の宿で、もう人生終

¥200

Day3. 美しい建築をみて、泊まる│鈴木大拙館

May 2022 思えば旅行や、出先で雨に降られたことは殆どない。 たとえば飛行機で土砂降りだったとしても、空港に着いたときには雨があがっていたり、逆に自分が屋内施設や家に着いてから雨が降りはじめたり、といった具合に。

¥200

Day4. 神様に出会う旅│ 善光寺・御開帳

May 2022 運が良いと思う。 旅先ではいつも晴れるし、何か落としても必ずといっていいほど返ってくるし、駅や美術館では 何故か自分が行きたい場所への切符やチケットをくれる人が現れる。 小さい頃はくじ運が悪かったはずなのに、初詣は数年間ずっと大吉だ。 何か自分に必要なときに、会いたい人やものに出会える気がしていると話すと、「まるで西の魔女みたいだ」と友人は言った。

¥300

Day4. 神様に出会う旅│ 戸隠神社 Ⅰ

May 2022 善光寺 の参拝を終える頃には、仲見世通りまでつづく長蛇の列ができていた。最後尾には「2時間待ち」の札を持つ人。まさにディズニーランドだ。 早朝に来たおかげで、時刻はまだ午前10時半だった。このあとは隣の「長野県立美術館」に行く予定だったけれど、思っていたより余裕がある。 「 … 戸隠神社、行けるかも 」 善光寺と並ぶ、信州屈指の聖地「戸隠神社」 。 天照の「岩戸隠れ」の神話に由来する神々を祀る、五社からなる大きな神社だ。 すべての参拝には4時間ほど

¥300

Day4. 神様に出会う旅 │ 戸隠神社 Ⅱ

2th May 2022 回想と 生まれ変わった日のこと

行き先は、いつも海だった。

May 2022 直島に旅立つ すこし前。 図書館で『海獣の子供』という漫画を読んで、 水族館に行きたくなった。 昔から水族館が好きだった。その理由は、きっと海や湖という、" 水への憧れ " から きているのだと思う。 奄美大島のペンションに滞在したとき、宿のおとうさんが船を出してくれて、自分では行けない、遥か沖の秘密の場所を教えてくれた。だれも知らない、シュノーケリングの海。 そのときに 出会った海のなかを超えるような風景に、わたしは未だ、出会っていない。

¥200

親友、 そして愛しい日々│Riverside.

Oct.2021 " 親友 " って 、なんだろう 。 幼い頃には 難しかったことだけれど、大人になって 「一生付き合えるだろう」と思える友人たちと、 たくさん 出会えるように なった。 けれど 彼・彼女たちを、わざわざ『親友』と呼ぶことはない。とくに名前をつけることはないけれど、心から大切だと思える 友人たちだ。 そんな わたしには、たった一人だけ『親友』がいる。

¥300

小さな旅の終わりと、はじまり。

May 2022 島へ発つ前に、実家に立ち寄った。

¥300