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2024/05/11 茂木栄五郎の歴代応援歌「茂木」「茂木栄五郎」のフレーズを駆使すれば歌える説

今回は私のふとした思いつきによるお遊び記事ですので、気軽に読み流してください。


茂木栄五郎とは

2024年現在東北楽天ゴールデンイーグルスに所属する内野手。背番号5番。右投左打。
とまあ、なんだかウィキペディアみたいな書き出しですね。早稲田大学から'16にプロ入りし、ルーキーイヤーから即戦力として活躍。
ここ数年は不調で成績を落としているのが気がかりなものの、生え抜きの選手として、ファンからも根強い人気を得ている選手の一人です。

多彩な茂木の応援パターン

ここまで楽天一筋のプロ生活を送っている茂木ですが、様々な巡り合せが重なって、'24現在プロ9年目にして、既に4曲の応援歌が割り当てられています(交互演奏による重複曲は別物として数えないものとする)。
加えて、茂木の応援として有名なのが、日本テレビ系列のお昼の情報番組『ヒルナンデス!』のジングルとしてよく流れていた「昼 昼 昼なんです」と同じリズムで、「茂木! 茂木! 茂木栄五郎!」という専用コール。ヒルナンデスのほうは諸事情あり、現在このジングルが使われなくなって久しいものの、茂木のヒルナンデス風コールはまだまだ健在です。

説の発端は適当な口ずさみ

さて、ここからが本題なのですが、私は普段散々応援歌の動画を投稿しておきながら、応援歌の歌詞を覚えるのが割と苦手です。
というか、メロディはなんとかがんばってインプットしようとするのですが、歌詞は二の次になってしまいがちで、うろ覚えなことが多々あります。
なので、日常生活の中で応援歌を口ずさむにあたっても、なんとなく印象的なフレーズは歌詞が口をついて出るものの、そうでなければフンフンごまかして歌ってしまいがちです。

ある日のこと、'23に発表された茂木4曲目の応援歌を鼻歌交じりに口ずさんでいたのですが、この応援歌の前半、3~4小節目にかけての歌詞が、音符にピッタリ当てはまったフルネームの「茂木栄五郎」となっているのが妙に頭に残っていました。
それで気がつくと、歌い出しから「♪茂木栄五郎 茂木栄五郎 茂木茂木茂木 茂木栄五郎~」と、茂木の名前だけで曲前半を歌い通せることに気がついてしまったのです。

そういえば、これまでの茂木の応援歌では、フルネームが歌詞に取り入れられることが多いことに思い至りました。これは、茂木栄五郎の語呂のよさが成せる業なのでしょう。
また、名字を連呼する点については、先述の茂木専用コールでも取り入れられているほど、声に出して読むとなんだか心地よいです。
これは、歴代の茂木の応援歌を、「茂木」「茂木栄五郎」で歌い通せてしまうのでは。というわけで、検証してみましょう。

元々名前が歌詞の半分を占める3作目

まずは、'19作の3作目から。この応援歌、元々曲の前半は名前を繰り返すだけの歌詞なので、後半を乗り切れるかどうか次第ですが…。

茂木栄五郎(もぎえいごろう)
茂木栄五郎(もぎえいごろう)
茂木茂木栄五郎(しょうりにむかって)
茂木栄五郎(ふるすいんぐ)

余裕で歌えますね。こんなノリで検証を勧めてまいります。

20小節とやたら長い4作目

続いて発端となった4作目を全編通して名前だけで歌い切れるか。この応援歌はとにかくやたら長いのが特徴で20小節。個人応援歌にしては異例の長さですが果たして…。
(4作目は私のほうで動画を投稿していないため、公式動画を拝借します)

茂木栄五郎(さあみせろ)
茂木栄五郎(もぎえいごろう)
茂木栄五郎(きたえあげた)
茂木栄五郎(ふるすいんぐで)
茂木茂木栄五郎(かがやくえいこう)
茂木茂木栄五郎(そのてでつかめ)
茂木茂木(このいち)
茂木栄五郎(だにおもいのせ)
茂木栄五郎(ともにゆこう)
茂木栄五郎(ゆめのさきへ)

元々長音が多い応援歌なので、文字に起こす際の切れ目をどこに入れるかが悩ましいところですが、譜割り的には違和感なく茂木と茂木栄五郎だけで歌い切れます。
なお、5~8小節目にかけて及び17~20小節目にかけては、「茂木茂木茂木 茂木栄五郎」としてもよいのですが、さすがに茂木茂木言い過ぎな感じになってしまうのと、17~18小節目は元の歌詞「ともに行こう」と韻が踏めるというのもあって、「茂木栄五郎 茂木栄五郎」としました。

譜割り無視が正式の1作目

続いて挑戦するのは1作目。草野大輔から流用された応援歌です。
(私が投稿した動画は草野版ですが御容赦を)

茂木栄五郎(きあいをこめて)
茂木栄五郎(はなついちげき)
茂木栄五郎(みらいをひらけ)
茂木栄五郎(もぎえいごろう)

茂木時代の歌詞は、7~8小節目にフルネームが入っているのですが、これが若干譜割りを無視気味。
個人的には少し美しくないようにも感じますが、逆に公式でこの歌詞の乗せ方を認めている甲斐あって、3~4小節目「放つ一撃」のところも力技で押し切ることに成功しています。

唯一歌詞に名前が入っていない2作目

最後に残るは'17作の2作目。この応援歌は、茂木の歴代曲の中で唯一、歌詞に名前が入っていませんが、果たしてどうでしょう。
(私が動画を投稿した当時は1作目との交互演奏でした)

茂木茂木茂木栄五郎(たかみめざすおもい)
茂木茂木茂木栄五郎(ぜんりょくでときはなて)
茂木茂木茂木栄五郎(かぎりなくつよいつばさ)
茂木茂木栄五郎(はえあるみらいへ)

歌えました。これで晴れて説立証。茂木の歴代応援歌は、「茂木」「茂木栄五郎」を駆使すればすべて歌い切れます。

茂木栄五郎を歌詞に入れる際の汎用性の高さ

なぜこんなことができてしまったのか、一応個人的に分析してみますと、茂木栄五郎という名前が、あらゆる文字数に当てはめやすいからでないかと考えます。
文字通り数えると、名字の茂木は2文字、名前の栄五郎は5文字。ですが、特に栄五郎の名前の中には、長音が2か所も含まれているので、「えいごろー」と4音にしたり、「えーごろー」と3音にすることも可能です。
つまり、茂木栄五郎の名前だけで、2音から5音まで、あらゆる譜割りに対応することができるのです。その上、一番汎用性の高い2音が名字として連呼可能な茂木と来たら、もう鬼に金棒です。
これは、他の選手に見られない大きな強みと言えましょう。鈴木大地とかだと名字も名前も3文字で融通が利かず、こんな芸当はできないのです。

茂木以外の応援歌でも茂木栄五郎の名前で歌えるのか

ここまでくると、別に茂木の応援歌に限った話ではなくて、他の応援歌でも「茂木」「茂木栄五郎」だけで歌えてしまうのではないか、という疑問が出てきます。
というわけで、いろいろ思い浮かべてみたのですが、例えば、茂木4作目と同時に発表された田中和基2作目だとどうでしょう。
(これも私の動画がないため公式から拝借)

茂木栄五郎(らららららら)
茂木栄五郎(ららららららら)
茂木茂木栄五郎(すぴーどをあげて)
栄五郎(つっぱしれ)
茂木栄五郎(つよくするどく)
栄五郎(てきをつけ)
茂木茂木茂木栄五郎(さあゆけかずききぼうの)
茂木(あす)
栄五郎(へむかって)

一見よさげですが、7~8小節目「突っ走れ」と11~12小節目「敵を突け」に対応する栄五郎は、その直前も栄五郎から続く形で、栄五郎ダブりとなっています。これでは、「茂木」「茂木栄五郎」だけで歌詞を構成することができていません。
また、この栄五郎を、無理やり茂木栄五郎に置き換えようとしても、音の長さ的にどうしても「茂木え五郎」としか聞こえません。

というわけで、いくら汎用性のある茂木栄五郎といえども、すべての曲で「茂木」「茂木栄五郎」だけで歌い切れるとは限らず、茂木の歴代応援歌で歌えるのが一層際立つ結果であることがおわかりいただけたかと思います。
もしかしたら今後、また茂木の応援歌のレパートリーが増える可能性が無きにしも非ずですが、その際にもこの法則が守られますよう、説の発見者として陰ながら祈っております。


以上、得意気に記事を書き上げてしまいましたが、私は応援歌の替え歌ネタにそれほど詳しいわけではありませんので、既出ネタでしたら申し訳ございません。
それから、この記事に影響されて、うっかり球場で茂木の現応援歌を「茂木栄五郎」で歌い出すことのないよう御注意ください。万が一歌い間違えてしまったとしても、当方は一切の責任を負いかねますので悪しからず。

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