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【保存版】高円寺南2丁目的 震災サバイバル講座①

あの東日本大震災から11年経ちました。どちらのご家庭でも防災対策はさ
れていると思いますが、改めて高円寺での震災対策を考察してみたいと思い
ます。

高円寺地区の避難所(震災救援所)と避難場所(広域避難場所)はどこにあ
るのかご存知ですか?また、両者の違いも説明します。

避難所ってどこ?避難場所ってどこ?

震災時、家が倒壊したり、焼失したりして住み続けられない場合に避難する施設のことを杉並区では震災救援所と言います。通常は地域の区立小中学校が指定されます。この地区では環七通り沿いの高円寺体育館となります。

避難場所は、主に震災時に大規模延焼火災が発生した場合、鎮火までの間、避難する場所のことです。杉並区では広域避難場所といいます。通常は大きな広場や公園等の空間が指定されます。この地区の広域避難場所はセシオン杉並・妙法寺一帯蚕糸の森公園一帯が指定されています。どこに避難するかは大規模延焼火災の風向きや延焼の広がり具合をみて判断しましょう。

大地震がおきたらとにかく避難すればいい?

一般に災害が起きてしまった時には速やかな避難が大事とよく言われます。もちろん家屋が倒壊してしまったり、火災が迫ってきている場合などは所定の震災救援所や避難場所に避難するしかありませんが、震災時、住み続けることが可能な場合、震災救援所への安易な避難はおすすめできません。高円寺地区では高円寺体育館が震災救援所に設定されておりますが、必ずしも避難して即座に十分な対応を受けることが可能とは限りません。

震災時は誰しもが被災しているため救援所が機能するに十分な人員を確保することが困難なことが予想されます。また対応する行政としても最優先すべきは人命救助であり、避難民のケアは二の次にならざるを得ません。また、避難人数によっては、十分な広さを確保できない場合があります。

この地区の震災救援所は以前は杉八小学校に設定されていましたが、現在取り壊し中のため暫定的に高円寺体育館に設定されています。そのため床面積も他の地区の震災救援所と比べて十分ではありません。震災救援所は避難当初は雨風をしのげる程度のものだと考えたほうがいいでしょう。

もし、ご自宅が住み続けられるのであれば、在宅で避難されたほうが居住性、水、食料の確保が確実で快適です。これを在宅避難といいます。震災が起きたら闇雲に避難するのではなく、可能なら在宅避難も選択肢として考えましょう。震災救援所が開設された場合、在宅避難された場合でも避難者登録を行うことで水や食料の物資を受け取ることが可能です。


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