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トラックシーズンを終えて

 お久しぶりです!前回の投稿からだいぶ日が経ってしまいました。昨日北海道で行われているホクレンディスタンスチャレンジの第4戦北見大会を走り、そのレースをもって2021トラックシーズンの試合予定を全て消化しました🥳今年は4~7月の4ヶ月で9レース走るという陸上を始めて以来最多のレース数でした。

 そんな中で2つの印象的なレースがあったのでそれに関して書き残しておこうと思います。

 1つ目は5月に行われた関東ICです。この試合は関東の大学のみが出場する大学対抗戦です。この試合がなぜ自分にとって印象的だったかというと、初めて大学を背負って試合に出場したからです。昨年に箱根駅伝予選会を走っているので正確には初めてではないのですが、初めて青地に桐の葉がデザインされた公式ユニフォームを着て試合に出たので、初めてという言葉を選びました。

結果は惨敗でしたが、レースの内容以上に沢山の経験をしました。大学を背負って走ることの緊張感や、一緒に練習していた仲間が結果を出すことの嬉しさ、勝った時の嬉しさ負けた時の悔しさは他の大会では経験出来ないものでした。「もっと強くなりたい」と衝動的に感じられた感慨深い試合でした。

 もう1つは昨日まで出場していたホクレンディスタンスチャレンジ(以下ホクレン)です。この大会は7/3,7,10,14,17の5日間で北海道の5つの会場を転戦する大会です。参加標準記録を切っていればどの大会にも出場できて、逆に1レースだけでも良いというものです。7月という長距離にとってはコンディションが厳しい時期ですが、涼しい地域である北海道で、しかも夕方開催ということもあり、毎年好記録が続出するレースです。今年はホクレンの参加標準記録を突破していたので初参戦したのですがこれもまた印象的でした。その理由の1つは「祭りのような試合の雰囲気」だったことです。今年のレースは1つ1つ「このくらいの記録を狙わないといけない」という、ある種強迫観念じみたマインドで試合に出場していました。ただ、これは長距離にとっては結構普通で、試合に出るからには記録を狙いたいから特にマイナスな感情を持たずに毎回走っていました。しかし、今回ホクレンに参加してみて違う感情でレースに臨めました。もちろん記録を出したいので緊張感などはあるのですが、アナウンスで盛り上げてもらったり、レース前や最中に音楽が流れたり、ペースメーカーが付いたりと、記録を出すための雰囲気やシステムを作ってくれていてとても楽しくレースを走れました。また、箱根駅伝を走ってたような実業団の方と同じレースを走れるのは感動しました。後になって知ったのですが、ホクレンは地元のPRや合宿招致なども同時に行っており、その取り組み自体も面白いなと個人的には感じました。

 以上、2つの印象的だったレースを紹介させて頂きました。先日スポーツデポに行ったら館内のラジオ放送で武井壮さんが話してたことが凄い良いなと思ったので紹介させていただきます。「アスリートにとって記録や順番はとても大切で、そこに向かって努力をしてるんだけど、それだけではなく自分の成長をもっと感じて欲しい。記録や順位はその内頭打ちが来るし、記録や順位に固執するとトップアスリートしか育たない。つまり、スポーツの裾野が広がらない。スポーツって本当に素敵な産業なのにスポーツをやっても何も得られなかった人が多くいたら勿体ない。トップアスリートでもそうでなくても自分の成長を評価することを忘れないでほしい」←こんなニュアンスでした。競技をする上で1番楽しい瞬間って自分が成長するために何をしたら良いか考えて、それが上手くいって成長できた瞬間だと自分は思います。今年はコロナ禍ではありますが、沢山の「成長の機会・場」を提供してくれた運営の方々や連れてきて下さったコーチ陣には感謝しかありません。また、今年は賛否両論ある中でのオリンピックの開催になりましたが、世界のトップアスリートが先行きの不透明な中コンディションを整えてパフォーマンスを発揮するので、それ自体の意味合いは非常に強いと思います。このような情勢の中での大会はもちろん大変ですが、その中で競技するアスリートの放つメッセージ性はとてつもないと思います。自分としては誰目線なのかよく分かりませんがしっかり見届けたいと思います。応援もします。

 今回はこんな所でフリックをやめようとおもいます。アリーヴェデルチ!

p.s.ホクレンみたいなレースが増えると良いな、、、🙃

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