2020明治安田生命J1リーグ第18節名古屋グランパス対ガンバ大阪

明治安田生命J1リーグ第18節名古屋対ガンバは1-2で名古屋が負けました。

前半は狙い通りの戦い方が出来ていたと思います。守備組織もまとまっていて、ボールを奪い、セットプレーから先制点。その後のチャンスはものには出来ませんでしたが、いい流れでハーフタイムをむかえました。後半に苦しんだ要因としてボールの取りどころが下がったこと(最終ラインで何とか守ってとる場面が増えたこと)があります。

中盤でボールを奪えずに苦しんだ要因として、米本の交代で中盤の守備の強度が下がったことも挙げられますが、ガンバの攻撃にも要因があると思います。パトリックがいた時間帯では中央で体を張り続けポストプレーをしたところにスピードのある小野瀬、アデミウソンが絡んできてカウンターのような攻撃をする、宇佐美や遠藤が入ってからは、サイドの藤春が幅を取り、空いた(SBをつった)スペースを使い深く侵入してきました。

戦術はかなり浸透してきてると思います。しかし結果は苦しくなってきています。現状消化試合数の関係もありますが、首位川崎との勝ち点差は20まで開きました。このような現状の中、更なる戦術での対応もですが、更なる選手の発掘も求められます。補強ももちろんですが、名古屋にもまだまだ選手はいます。監督的にクオリティが不足してると感じるかもしれませんが、最初はそうだった成瀬が出続けていた前半も勝ち星を重ね、成瀬も大きく成長しました。使うことで選手が育ち層が厚くなることもあります。川崎を見ると1つの引き分けすら許されないような試合が続きますが、天皇杯をターゲットにするならば全試合勝利でなくても十分射程圏内です。チームとしての方針をどうするか。今年1年もそうですが、来年以降も見据えた方針をクラブ全体で考えていってほしいです。

以下選手評

ランゲラック

失点はいずれもノーチャンス。クロスボールへの対応など強度を見せた。

オジェソク

前に出る守備で良さを出したが攻撃ではやや苦しんだ。

中谷

先制点に繋がるフリーキックを献上。今年は対人でも強さを見せていただけに疲れも顕在化してきたか。

丸山

クリアやフィードが中途半端な部分もあった。守備は苦しい場面が多い中奮闘した。

吉田

攻撃でも存在感を出し、守備でも粘り強く対応した。

稲垣

中盤の守備で出足鋭く守るも後半はチームの流れにも引っ張られ苦労した。

米本

先制点に繋がるフリックはきれいに決まった。守備でも良さを出していたが足を痛め無念の途中交代。

マテウス

前半にビックチャンスを作るも決めきれず。後半も徐々にプレーの良さが消えていった。

前田

いい位置に入り込んだりと精力的なプレーを見せた。

相馬

いつもと違いポジショニングで相手の嫌がる位置取りをするなど攻撃面でかなり良さを出せていたと思う。このまま継続していってほしい。

金崎

先制点は見事な反応を見せた。ターンでも鋭さを出すなどいいプレーを続けられていた。

シミッチ

フリーキックでの失点時に間を抜かれたが仕方ない部分もあるか。普段の良さをあまり出せないシーンが続いた。

阿部

ボールを持った時はリズム良く捌いたが消えているシーンが多かった。

シャビエル

ボールを持つ位置が低い場面が多く、決定的なチャンスをあまり作れなかった。

山﨑

惜しいシュートを放つなど精力的に動いたがサポートも少なく苦しんだ。

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