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【時代の変化】 NHK「プロジェクトXに出演する未来を拓く者」は異端児であり、トレンド迎合者ではない 

「NHK プロジェクトXに全く共感できなくなった話し」の記事を書いた西島さんにコメントしたらまさかのブロックをされた。
残念


メディアや芸能の事を主に書いているので、NHKのワードでこの記事が私のお勧めに飛び込んできた様です。


西島さんの記事を初めて読んで、言いたい事が有ったので、下記をコメントしたら、書き込み1時間かからずで速攻でブロックされた。

何が気に障ったのでしょうかね?
現在の労働環境の問題点を書いたつもりで、取り立てて西島さん個人を攻撃したとは思っていないのですが。
将来の日本の若者にとって重要な事だから、議論したかったのにな。

以下、「NHK プロジェクトXに全く共感できなくなった話し。」への私のコメントです。

西島さん

昭和時代のパワハラだけが切り取られて指弾されるのは違うと思います。

その時代は、「日本型雇用」である「三種の神器」と言われている「終身雇用」「年功序列」「企業別組合」という無能な社員にとっては天国みたいな三つの制度に支えられてきた雇用システムでした。
それと今でいうパワハラや長時間労働がセットであったので、媚びていじめられないようにすれば天国の様な職場でした。
他人と同じタスクを人より長時間かからないと達成できない様な無能者でも、生涯雇用が保証された良き時代です。しかも、残業代も貰えて楽ちん。
植木等の無責任男が面白おかしくもてはやされていましたし、実際本当にダメな人が20%はいましたね。

一方、仕事の出来る人にとって、同一給与だけれど無能者の何倍も働かされていました。そういう人がパワハラだと文句を言っていたわけでは無く、任せられる範囲が増えて行くので生きがいにもなっていました。
今と違って成果も見えやすかったので、それがその時代の企業の質を上げて企業規模も拡大していきました。

「NHK プロジェクトX」で取り上げられる人は、そういう人々ですよ。


今後、首が飛ぶ事を理解していますか?

一方、
現在の社会全体をみると、まず正規雇用者が減り昔の無能な雇用者も減って行きました。
シニア層のリストラも盛んに行われて、新規採用人数も減って行きました。臨時雇用が増え大企業にとって人件費削減効果は大きいでしょう。
しかし、希望退職に応募する人は、どちらかと言うと他社に移れる優秀な人です。

つまり、無能者が多く残ってしまった事実に反省して、いて欲しい人への職場環境改善として、モラハラやパワハラや就業時間の改善等に着手しました。
もちろんきっかけは世間の風潮である労働環境改善に乗ったのです。
がっちり休暇を取り、定時退社出来る様になりましたが、それで時間当たりの業務効率は高まったのでしょうか?

その背景は、システム化合理化によって誰でもできる仕事が激減して行っている事です。
つまり、間接業務等は監督者以外全員派遣でも廻るようにするのが企業の目指すところです。
しかし、未来の創造をする社員は激減しています。優秀な社員程自分を生かせる職場環境を求めて転職して行きます。

つまり、結果は目に見えない意欲能力の減衰と労働分配率の低減になってしまった。

労働環境の改善は、正規雇用者の削減の対価と捉えるべきで、それでごまかされている事が本来の日本としての問題でしょう。

逃げのびた勝ち組は、労働環境を声高に言いますが、正規雇用されない多くの若者にとって、臨時雇用のチャンスしかないというもっとひどい状態になっている事を世間は言いません。

本来の日本としての問題は、そこでしょう。

日雇いが増えたようなもの。残業が有っても、休日出勤が有っても稼ぎたいと言う人の雇用先は有るのでしょうか?
労働環境の改善は、正規雇用者の削減の対価と捉えるべきでしょう。

定型業務の合理化を進めるという事は、その先には人減らしという事になる。
河野大臣が言っていたハンコ無くせも、請求書の郵送をなくせも同じ流れだが、その先には正規雇用者の削減と言う効果を狙っている。
若者がそれに賛成していた様だが、自分の雇用される環境を狭めようとしている事を理解しての発言か?

だからと言って、それで生まれた余裕時間や利益を残っている労働者に分配するとは思えない。
リストラで利益が増えたけれど、市場占有率が増えた訳でもなく、新規市場の開拓が出来た訳でもないからです。
企業からすると、労働者が価値を上げたわけでは無く、コストパフォーマンスがむしろ下がっているからです。
経営者はその様に考えます。

しかも、工場の海外移転による工場の臨時工ですら激減してしまった。

今後もし国内回帰する工場が有ったとしても、自動化とAI化により少数の正規雇用者しか必要なくなります。と言うか、人件費があまりかからない方法でしか国内回帰はやらないでしょう。

お掃除ロボットの普及により、お掃除おばあさんの雇用も無くなりました。
今人手不足なのは、配送業者だけでしょう。
配送業者が増えるという事は、中小零細小売業は淘汰されて行くという事です。
そこの従業員は、amazonの倉庫で仕分け作業に従事するしかなのでしょうか?


マスメディアが広告主に忖度して決して言わない未来。
商品の品質が落ち、検査偽装とかが蔓延する。

更に、
産業構造の激変により、正規雇用者ですらいつでも首にできる様になってしまった。

大勢の正規雇用者の間の競争で経営者・管理者の使いやすい奴を選ぶ事が難しくなって、優秀な奴だけを囲い込みたいという企業側の意図で、働き方改革とやらを始めた。

それは、正に時間内の効率を求められる様になったという事です。
その先には、年取って時間内効率も落ちて行き、瞬間効率では若者には負けるので、時間内効率の悪化が解雇の理由として使われるようになるだろう。
今勝ち組と思っている人に問いたい。50歳になったらリストラが始まる事を想定出来ていますかね。

現在の法律では、正規雇用者に対しては、完全成果報酬型雇用が出来ないので、企業が目指すのはそこでしょう。例えばあるタスクの目標達成した人だけ多額の報酬(例えば数千万円~億単位)が払われるが、できなければ最低賃金という雇用方式。じつはホリエモンのライブドアがいち早くそれをやっていた。
しかも1年毎の契約方式とか。まるでプロ野球の様な契約。
商品開発とかその方式の方が効率が良いかもしれません。長期の研究開発型商品は別会社となるでしょう。
営業は地域の代理店(完全成果報酬型セールスレップ方式)になる可能性もあります。

雇用関連の法律が今後も度々改正されて行くでしょうが、出来る人と出来ない人の格差が大きくならざるを得ないでしょう。
出来る労働者の20%人は楽しい社会だけれど、その他80%にとっては暗い時代が永遠に続く事になる。

中間層がなくなって行く世界は、治安も悪化するから、勝ち組が強盗とかの被害に遭う確率が増えるので、近い将来米国の様な三菱地所とセコムとかで「ゲイティッド・コミュニティ」がつくられるだろう。そこまでいかなくても、安全な街の地価が上がって行く。地価の格差も広がる。

もう一つは、女性の活用という事に合わせて、労働環境を整備している。
女性特性である他人と上手くやる事と、複数種類の仕事を同時並行でやれる事が求められるだろう。労働時間の制約もそのうち無くなる代わりに、効率が落ちたら首になるという事。だからと言って、給料が高くなるとは限らなず、むしろディスクワークも営業もコスパが良い事で女性が増えて行くのが狙い。
しかし、その先の役員への道への権力闘争は無くならないので、勝ち抜けられるか?
最低報酬+成果報酬(利益の一定%)が一番好まれそう。

異端の優秀者はアメリカに渡るしかないのか?

例えば、フラッシュメモリーの開発者で、ステック上のメモリーを普及貢献した舛岡氏の当時の報奨金は5万円だったので東芝を飛び出した。
100億円くらいくれてやれば、次の世代の人たちが凄い製品開発を出来たと思うのだけれどね。つまり、そんな東芝だから今潰れそうになっている。


舛岡 富士雄(ますおか ふじお、1943年5月8日 - )は、日本の電子工学研究者。フラッシュメモリの発明者である。
元東芝社員。東北大学名誉教授。現在は日本ユニサンティスエレクトロニクス株式会社最高技術責任者(CTO)。Surrounding Gate Transistor(SGT)の開発を行っている。紫綬褒章、文化功労者、瑞宝重光章。

どこまで行っても、広義の労働分配率が上がる事は無さそうですね。

言いたいことは、労働環境をいくら整備しても、雇用と言う概念を変えない限り、今後もプロジェクトXに出て来るような異端者である本当に優秀な労働者は報われないという事。

もちろん金だけで幸せになるわけではないが、仕事を通じての達成感が幸せと言う人もいるという事。
労働環境が整備され、働く人にやさしい社会が必ずしも日本全体の幸福になるとは限らない。

今後は、そういう異端が排除されて行く悲しい時代にならないように祈るばかり。
異端の優秀者はアメリカに渡るしかないのか?

将来有望な産業である、宇宙産業は日本企業(日本国も)投資をしないから、イーロンマスクやジェフ・ベゾスにかなわない。

そもそも電気自動車ですら、裾野産業のリストラであり、電気自動車の販売がサブスクになれば、営業すらいらなくなる。もちろん現在もTV広告費は削減されつつある。だからフジTVは50歳以上の希望退職を行っている。

人間でなければ出来ないと思われている業務ですら、AIに置き換わって行く。

人間でなければ出来ないと思われている業務ですら、AIに置き換わって行く。
例えばその代表である営業職ですが、少子高齢化により国内消費市場の需要飽和がこれから加速するだろうから、供給過多になって行く。
今コモディティー市場は、小売業のPB化の真っ最中であり、大手の定番商品とそのPB以外のすき間は無くなる。
飽和市場に新規参入する企業も減り、大手の新規商品の開発ですら減って行くだろう。
押し込める売り場が無くなるから、営業もネット通じてのコミュニケーションが主流となり、営業人員は半分以下で事足りる様になるでしょう。

簡単なデザインも、企画書も、提案書もAIの方が上手くできる時代になるでしょう。

又、そういうシステムの開発やメンテナンスですら、AIに置き換わって行く事で、30年後にはシステム開発者も激減していくだろう。


ここで皆様に質問です。

質問① 
成果報酬型に上手く呼応出来る上位20%の人も、若い時だけ働くと言う社会は好きですか?
働く事は苦行ですか?

質問②
異才でしかできない未来の創設を促すというか、異端を許容できる社会になると思いますか?


少なくても、『SDGs』とやらは、次世代のルールの明文化と厳格化を推し進める事でしかなく、本当に未来を拓く異端児はルールを疑う事・現状を疑う事から始まるので異端児には住みにくい世の中になります。
私が異端児だから、解ります。

会社に勤める事だけではなく、「個人で喰い扶持を稼げる人」は早くからそれを考えた方が良い。雇用関係法が改正された後、50歳でリストラはしんどいよ。


このテーマはずっと続く


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