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♯2 【乃木坂46】私の乃木坂46のピーク2017年は成長物語の終焉でもあった。 気持ちが萎んでいったのは、運営が1期生の『卒業』を急かせて、メンバーもファンも一番の関心が『卒業』になってしまったから。

妄想込みの推測記事です。エンターテイメントとしてとらえてください。

この話題の♯1です。できれば♯1から読んでください。

♯1 【乃木坂46】私の乃木坂46を応援して楽しかったピークは、2017年7月2日の全ツを神宮で幕開け 「アンコールでサプライズ出演した日村とやったインフルエンサー」【生田絵梨花】「いやらしい目で見なければ」


2.『1期推しファン』の気持ちが微妙になった

■二つの要因

①目標を達成してしまった

初期からメンバーが言っていた目標は下記
・紅白歌合戦出場(2015年)
・CD100万枚達成(1917年インフルエンサー)
・東京ドーム公演(2017年)
・レコード大賞受賞(2017年)

②グループ内に敵対勢力が出来あがった

★運営スタッフ
高木社長以下、3期生の活躍が自分達の成果(サラリーマンとしての出世)になり、1期生を早く追い出す事が自分らの利益に叶う。

★オタクの中に1期に敵対する勢力が出来上がった
2017年にAKBの衰退で乃木坂に移動して来たオタクの中に居たサンキッズと言われた破壊者が、「1期生追い出しキャンペーン」を仕掛けた時から乃木坂46は衰退始めた。


★追い出される1期生は、グループの成長に貢献する努力も意欲もわかない。
高木社長から「これからは3期生の時代なので、長く居ても選抜に成れないよ」と直接言われてメンタル病んだ中元日芽香が、東京ドーム公演(2017年)で卒業した。
それを見ていたメンバーがどう思うのか?表から見えない乃木坂46の危機であった。
訴訟されたらパワハラ認定されるので、中元日芽香卒業1年後(高木社長更迭後)に乃木坂46LLCに取り込んだ。



3.「チーム」が機能するための5つの条件

多分こんな事言う乃木坂ファンは少ないだろうが、2017年以前の状況をチーム心理学に照らし合わせて考えてみると分かりやすい。



①共通の「敵」ではなく、「目的」「目標」が明確に存在している

チームを機能させる一番簡単な方法は、共通の敵を作ることです。「隣の部門より高い数字を上げよう!」「あいつらを叩き潰せ!」など、共通の敵がいると仲が悪い者同士でもチームはまとまりやすくなります。

しかし、この方法は上品でもなく、決して企業が取るべき手法でもありません。
共通の敵を作るということではなく、目的や目標をどれだけ明確にできるかです。

★メンバー自身が明確にチームとしての目標を語りだしたのが、「6thガールズルール 2013年7月3日発売」の前後からである。

★これ以降、「ガルル8福神」がエンジンとして機能し始めた。
ガルルのMVを見ると判るけれど、白石が生田と二人で映っている場面が多い。白石は2012年秋頃から、自分の推しメンは生田絵梨花と公言しだした。
この最重要メンバー2人が心でつながった事でスタートした乃木坂の成長。

★これからの成長は誰もが知っている話である。
成長の終焉の始まりは2017年。

★2017年年末には、創業時からの目標が達成されてしまった。
初期からメンバーが言っていた目標は、
・紅白歌合戦出場(2015年)
・CD100万枚達成(1917年インフルエンサー)
・東京ドーム公演(2017年)
・レコード大賞受賞(2017年)

この2017年に3期生オーデションの責任者高木社長が乃木坂46LLCの社長になって運営方針を大きく変えて来た。
3期生を長い間3期生だけで活動させて、1期2期生との合流を遅らせた。

3期生メンバーへ提示した目標は、先輩を超える事として、中に敵を創った。

3期生担当スタッフも、1期生を超える事を意識した。
運営自体も、1期生の卒業を意識して卒業のスケジュール立て始めて、2018年には白石の卒業を準備しだした。

★1期生の達成感と言うか、意欲は減衰した。
まだ若い中元日芽香(21才)と伊藤万理華(22才)が卒業を促されて、次は我が身と思わせられた1期生に次の目標はあり得ない。
あくまで追い出したのは高木社長である。

ちなみに、高木社長が3期生に与えた目標は、「1期生を追い越す事」。
つまり、身内に敵を創った。


②一人ずつが、固有の役割、機能を明確に持っている

チームメンバーそれぞれに、いつまでに、何を、こういう形で作り上げるという、具体的且つ明確な目標と、固有の役割を持たせなければなりません。
役割が不明瞭であったり、最初に決めておかなかったりすると、手を抜き始めたり、過度のストレスにつながり、問題になりやすいという研究結果もあります。
不明瞭な指示を出されて、何をどうすればいいのかわからない状態でいると、チームとしても機能しない原因となります。

★基本的にメンバーは商品であり、ビジネス推進の役割はスタッフ達。
楽曲作製担当とか、ライブ担当とかの役割分担は明確に出来ていただろうし、手練れの支援会社が付いていたと思う。
歌を作って、振りを創って、MV作って、歌番組に出演させて、個別握手会の準備をして・・・・

それだけで人気が上がるなら、全アイドルグループが人気になるが?


★乃木坂が『乃木坂らしさ』というこの商品の最大の強みを持ったから、女性アイドルNO1に押し上げた。
人気になった最大の要素『乃木坂らしさと言う商品の強み』を作り出したのは、運営でも秋元康でもなくメンバー自身である。

★乃木坂46が成功した最大の要素は、1期生メンバーのまとまりの良さと、次に何をやるべきかをメンバー自身が考えて実践して行ったからである。
そのブレーンは橋本奈々未であり、ミューズ役(ロールモデル)は白石麻衣であり、運営との連絡役は桜井玲香であった。

★先に卒業した橋本は自身の役割を、桜井と生田に託して卒業して行った。
乃木坂カラーを創ったのは、生田絵梨花であり、運営と秋元康に意見を言えたのは彼女だけである。いつも辞表を秘めてではあるが。
橋本卒業後のガラスのメンタル白石を支えていたのは生田絵梨花であり、動画や番組やライブで見れる「いくまいのいちゃいちゃ」はその白石から生田への信頼の印であり、「いちゃいちゃ」だけに目くらましされてはいけない。
3期生を含め全てのメンバーから見て、ミューズとグループカラー代表(影のプロデューサー)の二人に逆らえるメンバーはいない。
超えられるメンバーもいない。

桜井卒業後のキャプテン秋元真夏を陰から支え方向を示唆したのは生田絵梨花であった事、運営は見えていたであろうか。

表向きは仲の良い集団だからこそ、AKBとは違って誠に見えにくい関係の集団。

★運営自体が、1期生の人間関係上の役割分担を正確に把握出来ていない。
特に女子の人間関係をマネジメント上で把握できるスタッフが居たのだろうか?後から見ると、そこが出来ていない様にみえる。
ビジネスとは関係なく、誰と誰がどういう関係で何を元につながっているのか?共通の価値感は何なのか?それを仲の良い軍団に垣間見れるが、しかしグル-プとして統合していたのは、軍団無所属メンバー。

★秋元康は、元々放送作家であるので、そこにあるものの中でどの様に流行らせるかを考える人だから、乃木坂に限らず強制はしない事が功を奏した。
総合プロデューサーと言うと、自分のイメージや企画ありきでそれに合ったキャストやそれを上手くできる制作スタッフを組ませると思いがちであるが、秋元康はそこにいるキャストとスタッフという条件の中で流行るように持っていけると言う「プライド」で動いている人。
最初から結果なんかわかっていないから、適応力こそが秋元康の力である。


③誰が上で誰が下であるとの意識を一切持たない

日本人にはこれを苦手とする人が多く、とにかく10人集まったら1番から10番まで順番や序列をつけたくなるようです。上下の意識を持たないというのは、チームメンバーは皆対等だという認識の現れです。
最近の心理学で、少しでも上から目線とか、偉そうな態度を示す人が出てきたら、即座にチーム内の関係性が壊れてしまうという研究結果もあります。チームメンバーが計画的に設計されたものであれば、だれが上でだれが下ということではなしに、それぞれのメンバーが機能と役割を持って関係し、動いていけるのです。

★改めて言うが、乃木坂46が成功した最大の要素は、1期生メンバーのまとまりの良さと、次に何をやるべきかをメンバー自身が考えて実践したからである。
橋本、白石、高山、生駒、深川、桜井が中心となって、誰とも争わない「個人の個性を認める」と言う文化を根付かせた事が最大の成功要因である。
敵が中にいると思わせる文化だったら成功はしなかっただろう。
たまたま争う事が嫌いな人がメインメンバーになったから。
運営や秋元康が見透かして意図してそのようにしたわけでは無い。

★高木社長とサンキッズが追い出しキャンペーンを激しくしたのは2017年。
サンキッズの要望に応える様に中元と伊藤を追い出し、更にサンキッズの1期生追い出しキャンペーンを煽り、キーマンである橋本奈々未後のキーマンミューズ白石麻衣を2018年には卒業させる準備中のグループで、誰がまとめきれるのだろうか?

★未だ加入1年の3期生に全体をまとめる役割をさせようとする高木社長
当時の3期生自体がまとまりが無く、全体を見据える人材はいない。
なにより、苦労しないで前に押し出された選抜メンバーには、簡単に手に入った「選抜メンバー」への愛着は薄く、「乃木坂への愛」が薄い。
そこが1期生との一番大きな違いである。

【楽して手に入れたものは、簡単に失われる】  「起業して億万長者になった!」とか「自分のやりたいことが見つかった!」とか、そんな「素敵な話」の裏には、数えきれないほどの「苦労話」が隠されている。  タイトル【楽して手に入れたものは、簡単...

Posted by 喜多 恒介(Kosuke Kita) on Wednesday, December 7, 2016


★内部闘争の始まり
運営スタッフの意識も、アイドルのトップになったという傲慢な意識から、内部で果実の取り合い、成果を奪い合うという内部闘争に陥った。



④全員が「自分もチームを作ることに貢献する責任がある」との意識を高く持つ

リーダーだけがチームビルディングをして責任を持つのではなく、メンバー一人ひとりがチーム作りに貢献していく責任があるということを、最初から伝えておかなければなりません。
逆に言うと、ネガティブな言動を取るメンバー一人だけの力で、チーム全体を崩壊させてしまう影響力を持っているということも自覚しておくべきです。
その意味で、メンバーに対して、このチームにおいて今どの様な成果で貢献しているのか、チーム作りやチームを機能させることに対してどのような貢献ができているのかということを定期的にフィードバックすることが、チーム作りにおいて不可欠です。

★メンバーは商品でありながら、その商品がセルフプロデュースした事が成功の要因。
2017年までのスタッフは結果から見てその意識も高かったと思われる。
それに比べ、高木社長配下のスタッフは、初期のスタッフと代わっていたと思われる。
乃木坂成功後に入るスタッフは、自分の為に成果を上げる事に焦り、それがそれ以降の数々の問題を起こしただけでなく、3期生をここにある「チームが機能するための5つの条件」に反する意識にしてしまった。
文化の教育をしなかったのは、『乃木坂らしさ』という成功要因を無視したからにほかにない。

1期生メンバーは、一から始めた事で「乃木坂46」への愛が強まり、自ら乃木坂46への貢献は当たり前となった。
3期生は苦労しないで絶頂期の乃木坂46のメンバーと言う地位を手に入れてしまった。簡単に手に入るものへの愛着は薄い。

ジャニーズは、「SUMAP 1991年」のちょい後「TOKIO 1994年」や「V6 1995年」ぐらいまではすんなり人気を得られる環境には無く、デビューしてから固定メンバーで頑張らないといけなかった。
しかし、「KinKi Kids 1997年」「嵐 1999年」は、才能とか時期が良かったとかだったのだろうが、デビュー直ぐから大人気になってしまった。
それ以降はジャニーズ絶頂期が訪れたので、その時期のデビュー「NEWS 2003年」や「KAT-TUN 2005年」の時代は芸能界をなめすぎていて、事件を起こすメンバーが相次いだ。
同時期デビューの「関ジャニ∞ 2004年」は苦労したからこそ今花が咲いている。
その後、「Hey! Say! JUMP 2007年」「Kis-My-Ft2 2010年」「Sexy Zone 2011年」「A.B.C.-Z 2011年」と大して大きな存在にはなれなかった。素材の問題だけでなく、先輩「NEWS 2003年」や「KAT-TUN 2005年」の心がけの問題が大きいと思う。


※アイドルが初期メンバー時期から緩く衰退する根本理由

1期生メンバーは、圧倒的な苦労と圧倒的な才能をもってして今のポジションがある。
もし、3期生以降のメンバーが先達の苦労を考えずに今が当然と思っているなら、衰退は免れない。

更に、「人気の乃木坂46」になってからファンになった人(レイトマジョリティー:イノベーター理論)にとって、乃木坂46はコモデティー商品でしかない。
一方、ド素人の何物でもない集団から日本一になるまでのメンバーの苦労や葛藤を共に見て来たファンにとって、メンバーとグループに対する愛着は、スポーツの強豪チームだったりベンチャー企業の仲間や家族の様なもの。


⑤相互のコミュニケーションを徹底的に意識する

相互のコミュニケーションを徹底的に意識し、徹底的に話をして、コミュニケーションを取っていくことを意識しなければなりません。
コミュニケーションが途切れると即座にチームは崩壊し、機能しなくなります。

1期生は、以心伝心。相手の気持ちをなだめ奮い立たせ合っていた。
さて、3期生以降はどうなんだろうか?



続く

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