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からあげ姉妹が切り開く未来の乃木坂46

個人的な願望です。

『「乃木坂らしさ」を言語化できないの』という記事をシリーズ化しており、予定として#8迄考えていますが、3月29日に実施された1期生ライブが想定を超える内容だったものですから、途中で「バスラの企画意図を妄想」を挟んでみました。

乃木坂46『9th YEAR BIRTHDAY LIVE ~1期生ライブ』で見せた2人のプロデュース力に期待する内容です。
ライブの重要なパート「メンバーが他の1期生をプロデュース」が特に好評だった。
その事だけでなく、全体の構成や曲そのもの、そうして衣装までメンバーが決めていた様です。
その中で、からあげ姉妹に注目したのは、今までのアイドルを超えた発想が見られるからです。

1期生ライブ10


【プロデュースブロック 企画意図を妄想】
選曲自体にここに居ない仲間を思う気持ちが溢れている。
それが解るのが長い間乃木オタをやっている自負となっている。
一方、そういうファンしか残っていないという現実なのかも知れない。しかし、強力なファンであり、卒業後もコアファンとしてついて行くだろう。

★.13日の金曜日(センター:生田絵梨花/星野みなみプロデュース)
星野みなみ: 「今までアイドルらしい、可愛い楽曲でオタクを釣る様な事をやってこなかった生田絵梨花だから、思いっきり可愛い仕草でパフォーマンスして欲しい」

芸能界を引退する斉藤優里のセンター楽曲なので、その意味もあったのだと思う。


★.Out of the blue(センター:秋元真夏/齋藤飛鳥プロデュース)
齋藤飛鳥: 「キャッツというミュージカルをイメージしました。猫語で4期生楽曲 Out of the blue を歌ったら新しいんじゃないか」と言っていますが、秋元真夏は過去飛鳥にマナハラ(真夏ハラスメント)と称して飛鳥に可愛い事をやらせてきたので、それへの仕返しだとみんなは思っている。

この曲でなくても良かったけれど、運営の4期生ごり押しなのかな?


★.僕のこと、知ってる?(ピアノver.)(センター:高山一実/松村沙友理プロデュース)
松村沙友里: 「優しい高山は、必死さが伝わらない。だからピアノがピアノは弾けない高山一実に、弾き語りをしてもらいたい。」
というが、実際は、下記の理由だろうと思われる。
・桜井玲香の最後のシングルという事。
・この楽曲が、選抜とアンダーという分け方以外の試みだったが、あまりに地味でファンに気づかれていない。
本作の活動を休止することを発表した井上小百合と大園桃子と、前作参加したがこのシングル表題曲から外れている伊藤理々杏、岩本蓮加、阪口珠美、佐藤楓、鈴木絢音、渡辺みり愛の計8名が参加している楽曲。

松村のやさしさをオタは察すれるけれど、運営には判らないかな?


★.命は美しい(センター:樋口日奈/星野みなみプロデュース)
星野みなみ: 「ひなちまは歌も上手くダンスも上手くかっこいいから、それを皆に見せたい」
これは裏も表もないだろう。樋口にはなかなかチャンスが巡って来なかった。樋口は中学生の時から色気がたっぷりあって、ロリオタには受けなかった一人。これからの活躍が期待できるから、同じ学年の星野の応援だと思ってます。

ソロダンス曲として最適なのかもしれない。偶然ひなちまの好きな曲で良かった。


★.ロマンスのスタート(センター:齋藤飛鳥/秋元真夏プロデュース)
秋元真夏の発言は不要。マナハラを思いっきり仕掛けただけ。楽曲の途中で飛鳥に指示を出して、それをやり切るという内容。
飛鳥のファンにとっては、もうあり得ない位の可愛いお宝だから、飛鳥ファンは大喜びだった。

MVが話題になって、撮影した喫茶店が聖地となった位で懐かしい曲。


★.欲望のリインカーネーション(センター:星野みなみ/和田まあやプロデュース)
和田まあや: 「可愛いの天才みなみがセクシーにパフォーマンスする姿が見てみたい」
これは、飛鳥の可愛い姿よりレアなお宝。メンバーには評判が高いが、本人はもうやらないらしい。
みなみ程あっさりとしていて自我による願望が薄い人も芸能界では珍しい。本当に普通の良い娘。

乃木坂の楽曲の中で1・2を争う大人っぽい楽曲なので、順当な選曲。


★.釣り堀(センター:松村沙友理/生田絵梨花プロデュース)

1期生ライブ1

生田絵梨花: 「疲れているまちゅにたまにはさぼって職場放棄する様なドラマ仕立てをやって欲しい」
仲の良い二人。実はまちゅの内面を一番わかっているのかもしれない生田が、違う一面を引き出したいという主旨だろう。
この二人は深く長い付き合いがある。
生田にとっての松村は、嫌な事があった場合の癒しであり、楽屋で黙って二人でごはんを食べるだけで癒されるらしい。

この「さぼり」の意味は話を2014年に戻さないと解らない。
2014年10月10日に「何度目の青空か」が発売されたが、2014年10月8日発売の文春で「松村沙友里、路チュー事件」が発覚して、このシングル楽曲の売り上げにも影響があって、紅白初出場が取りやめになった。

これ以降、表に出さないけれど松村は真摯にアイドル道をまい進している。
事件後一番最初に松村を許したのが白石麻衣。
生田は、「2015年の3rd Yea Birthday LIVE 西武球場」 にて『からあげ姉妹』で食物連鎖を披露して、ファンの赦しを請いた。清楚の代表である生ちゃんが、初のセンター楽曲を汚した本人をからあげ姉妹として松村の許しを請いたのだから、一番怒っていてもおかしくない生ちゃんが赦すなら、ファンは赦さざるを得ない。
松村が乃木坂に居続けられたのは、この二人のお陰。
今回、「あの件、もういいんじゃない?自分を赦してあげれば」と生ちゃんから言われて、松村もますます生ちゃんへの感謝の念は強くなった。

松村に自己解放を促す楽曲としてこれしかないかも。それに、西野七瀬のソロ曲なので、みんな1回は歌いたいかもね。


★.ガールズルール(センター:和田まあや/松村沙友理プロデュース)

1期生ライブ4-s

松村は、さゆリンゴ軍団で2期生に出演の機会を与えてくれた。
恩着せがましくない様に、自分の為に好き勝手やっていると言って、ライブで白米喰ったり奇抜な事を企画してやって来た。果たして軍団員は感謝しているだろうか?
今回、1期生の中で一番目立っていない和田まあやを注目してもらおうと、ぶっ飛んだ舞台インド映画を用意した。
確かに、まあやはインド顔?まあやにピッタリだ。
彼女の魅力を引き出していると今になって思う。

生ちゃんが富豪の父親役、飛鳥が蛇使い、とかメンバーもシュールな設定を楽しんで出演していた。
是非このPVを運営のYouTubeで流してほしいが、お皿で稼ごうとするから、無理か。松村のしっかりした企画目的があって、それを感づかせないぶっ飛んだ企画内容に、関心する。

松村が大好きなまいやん楽曲が妙に合っている。


■.からあげ姉妹に乃木坂をプロデュースして欲しい

2015年西武球場からあげ

★.1期メンバーを推すファンはドキュメンタリードラマに魅入られていた
「メンバーが他の1期生をプロデュース」の総評として、過去からのメンバー間の人間ドラマがたっぷり味わえて、尚且つ乃木坂の新たな一面にチャレンジするきっかけにもなる企画であった。

現存する1期生のファンは、初期から乃木坂のドキュメンタリードラマに魅入られた人々であり、アイドルとしてのステレオタイプなんか求めていない。アイドルのプロなんか見たくない。乃木坂46はアイドルの王道ではなく、アイドルになりたくない人の集団。
1期生が「素=個性」を表に出してきたからこそ、今もファンでいる。
素を知っているから、嫌がる飛鳥の可愛い仕草がお宝になる。
多数のエモいという書き込みがあったのは、言葉にできない多くのそういう思いだから。
ファンを巻き込んで、且つエモくなければいけない。エモさの大きさがファンを引き付けて離さない大きな力になる。


★.からあげ姉妹はファン目線を理解している
さゆリンゴ軍団は、2期生をフューチャーするという目的を持って、ファン目線で楽しめる事をいろいろ考えてきた。他の軍団は仲良しなグループだが、仕事目的としてはその先兵だった。
その後「まなったんリスペクト軍団」「若様軍団」と模倣されたが、運営からやらせられている感や稚拙感が見えて楽しめなかった。
軍団をネタに利用する馬鹿な運営にはがっかりだよね。
メンバーの過去からくる気持ちを運営は見えていないな~と本格的に思ったきっかけでもあった。

今回の松村のインドに絡めた発想は、非常に面白く、まあやの顔やキャラクターから考えたのだろうとファンには理解できるから、やっぱり秀逸だ。まあやって、インド顔だよね。
卒業した白石麻衣のセンター曲「ガールズルール」とインド映画風が妙にしっくり着てうまいと思った。
「乃木坂らしさ」の真髄や女性の感性を理解しない運営がやると、透けて見えて少なくても1期ファンには響かない。

サンクチュアリ13f

生田が松村をプロデュースした、「さぼってもいいんじゃない」というメッセージは、コロナ後の一つのキーワードになると思っている。
それが、人の何倍もストイックに努力する生田から、「さぼる」というキーワードが出てきたところがミソで、実は生ちゃんが顧客視点でものを捉えている事の現れ。
優れたマーケッターというか、それを生かせば優秀な音楽プロデューサーに成れると思う次第。
原曲を良く知らないので密かにやっているのかもしれないが、今回、音楽的に目立ったアレンジは感じなかったが。

彼女は、乃木坂になった時から、スタッフに「質問おばけ」と言われてきた。
現場のデレクターが「生田さんは、カメラ割の件を熱心に聞いてきて、そんなアイドル他にいない。本番に成ったら途端にアイドルになった」って。
ファンが長いと、そういう姿やそういう話を聞いているので、どこでもやっているなと思った次第。
見ている側を詳細に研究している証拠。
前述したが、見ている人を置き去りにするのも、視聴者の事を良くわかっているから。

からあげ姉妹の2人で、乃木坂のユニットの立ち上げとか、コンセプトから楽曲の選択とアレンジ、MVの作成を、やって欲しい。
きっと、大人たちがやるより、乃木坂メンバーの個性を生かした顧客に響くモノが出来てくると思うのだよね。
後輩の個性を生かす記憶に残る楽曲やMVになると思うのだよね。
念のため言っておくと、生田推しとしてミュージカルと個人での音楽活動をしていければ十分すぎると思うので、アイドル乃木坂なんかに関わらなくてもいいと思っている。何よりアイドルオタクが匿名に隠れてしている劣等感からくる他人への攻撃は最悪だから、関わりたくない。


★.コロナ後の楽曲リリースは変わる?
乃木坂46は、コロナ後に大規模な握手会を年に3回もやれるかどうか?微妙な処だ。音楽業界の嫉妬・やっかみから批判を受ける可能性は低くない。運営委員会は、先手を打って今までのやり方を変化させていくだろうか?
諸々の事象から、ユニットの独立とか、ユニット毎に発売するとか、今後何らかの変化はしていくだろう。
期別の活動はその試行でしょう。
4期生楽曲とか、「さくら・ももこ」の「友情ピアス」の様なユニットがカップリングではなくシングルリリースになる等、今後何らかの変化はしていくだろう。
「ルート246」とかポケモン「1・2・3」は、配信のみのテストかもしれない。
又、期別の活動はその試しでしょう。
CDTVに4期生だけで出演とか、チャレンジだったのだろう。(金川の件は残念だったが)

今後、からあげ姉妹が制作に絡むのは一つの方向性としてお勧めだ。
なぜなら、一番乃木坂の事を知っているだけでなく、一番顧客の事を知っているのだから。あざとくオタクを釣る事をやろうとすればできる事を今回はからずも証明されたが、それをやっていては優良顧客が付いてこない事を一番知っている。長期視点から考えて途中で自らロリオタ切りしたのは生田絵梨花だけじゃないか?
その事すら運営は理解できていない様にみえる。
からあげ姉妹がなぜ6年以上続いているのか?運営に考えてもらう絶好の機会だと思う。

参考:「からあげ姉妹」曲一覧
・「食物連鎖」10th「何度目の青空か?」個人PV  2014年10月10日
・「サイダー」11th「命は美しい」ペアPV     2015年3月18日
・「無表情」12thシングル「太陽ノック」カップリング曲 2015年7月22日
・「曖昧」23rdシングル「Sing Out!」カップリング曲 2019年5月29日
・ポケモン「1・2・3」   2021年2月19日 配信限定シングル

以上

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