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【伊藤万理華】主演ドラマ『パーセント』(NHK総合、土曜22時)。乃木坂ファンとしては、高い評価受けて光栄です。是非頑張ってほしい。楽しみです。

1.【筆者のコメント】
生田絵梨花ファンですが、元乃木坂のメンバーが活躍するのは嬉しい。

但し、筆者個人的な規準に引っ掛からないと記事にしませんが、万理華は何を考えているか分からない演技が上手い。
表現者って、表現しない事を強いられると苦手であり『間が持たなくなるモノ』なのでそれを違和感ない演技をするのは凄いなと思う。


別な話題ですが、
このドラマが描きたい主旨は判りますが、ドラマに社会問題と言われるモノを主題にするのは好きではない。NHKの嫌な面は、上から目線で(愚かな市民に)教育してやる的な意図が好きではない。

筆者は個人的に障害者施設に寄付をするとか、近隣コミュニティーとの交流などのさりげない事は意識して参加するが、誰かに「これすべきだ!」とか言った事はない。



2.《難役が高評価》異例のNHK総合W出演、なぜ元乃木坂・伊藤万理華は重用されるのか 将来的には朝ドラ起用の可能性も

NEWSポストセブン  2024.05.19

この春スタートしたNHKドラマ2作に出演している、元乃木坂46の伊藤万理華(28才)の注目度がぐんぐん上昇している。放送中のNHK総合のドラマ2つに“同時出演”するのは異例だ。伊藤が重用される理由とは? コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。

 このところ、朝ドラ『虎に翼』(NHK総合)で男装姿の山田よねを演じる土居志央梨さん、『ブルーモーメント』(フジテレビ系)で天才肌の主人公に食らいつく助手・雲田彩を演じる出口夏希さんなど、「注目度急上昇の女優」という切り口での記事が目立ちますが、業界内で今春、注目を集めているのが伊藤万理華さん。

 5月11日に伊藤さんの主演ドラマ『パーセント』(NHK総合、土曜22時)がスタートしました。同作は念願のドラマ制作に携われることになった若手プロデューサー・吉澤未来(伊藤万理華)が上司から「障害者を主人公にする」という方針を突きつけられ、戸惑いながらも奮闘する姿を描いた物語。

 イギリス・BBCの「出演機会を増やすために出演者の○%にマイノリティを起用する」という方針を踏襲するコンセプトの物語であり、NHKが「“多様性”にしっかり向き合えているか?」と自問自答するようなテーマの作品です。

 特筆すべきは、ドラマ初出演で劇中ドラマの主人公・宮島ハルを演じる和合由依さんを筆頭に、障害のある俳優が多数出演していること。伊藤さんにとっては「ふだんの撮影現場とは異なる難しい仕事」ということがわかるのではないでしょうか。


全身全霊で役に向き合い続ける凄み

 さらに伊藤さんは4月30日スタートの『燕は戻ってこない』(NHK総合、火曜22時)にも主要キャストとして出演しています。

 同作は“代理出産”がテーマの作品であり、伊藤さんが演じるのは、主人公の同僚で医療事務員ながら風俗の仕事も行い、タイ人のヒモに貢ぐ・河辺照代。奨学金の返済に苦しむなど極貧の日々を送っているほか、主人公に生殖医療エージェントでのアルバイトを持ちかける重要な役です。

『パーセント』は「障害者の起用」や「多様性の尊重」、『燕は戻ってこない』は「代理出産」や「性と貧困」という難しいテーマの作品である上に、「NHK総合の連ドラに同じ俳優が主要キャラでダブル出演」するのは稀。伊藤さんは元乃木坂46のアイドル出身で現在28歳の若手ながら高い評価がうかがえます。

 では伊藤さんのどこが評価されているのでしょうか。

『パーセント』の南野彩子プロデューサーは伊藤さんについて、「未来は様々なモヤモヤを抱えてもがき続ける人物なのですが、そんな未来の気持ちを全身全霊で表現してくれました」などと称賛しています。

 一方、伊藤さん本人は『パーセント』の出演に際して、「少しの感情も逃さずに向き合った作品」などとコメントしていましたが、彼女はこれまでも同じように「全力で役に向き合うこと」をたびたび宣言してきました。全力で役に向き合い続けた結果、業界内では「作品ごとに違う顔を見せる女優」という評判が徐々に広がっているのです。

 今春の2作でも、表情や目線、発声や仕草が異なるなどの繊細な感情表現によって、外見も内面もまったくの別人に見えますし、同じ女優が演じていることに気づいていない視聴者も多いのではないでしょうか。


 また、伊藤さんが地上波連ドラ初主演を飾った『お耳に合いましたら。』(テレビ東京系)の寺原洋平プロデューサーは、
「伊藤万理華さん演じる美園がとても個性的でチャーミングなキャラクターに仕上がりました」などとコメントしていました。


朝ドラや大河ドラマ出演へ一直線

実際、伊藤さんは見る人々に、元アイドルらしい天性の愛きょうと、相反するような陰のある佇まい、さらに、内に秘めた情熱、隠しきれない不安などの多面性を感じさせる演技が持ち味。だからこそ「こうなりたい」「あれがしたい」などの自然な衝動を伝えられることに長けています。

 彼女が演じるキャラクターを見ていると、感情移入し、行く末が気になり、幸せを願いたくなってしまう……伊藤万理華という女優ではなく、演じる役柄を前面に押し出せることが評価につながっているのでしょう。

 もう1つ忘れずにふれておかなければいけないのは、伊藤さんの実績。2017年末で乃木坂46を卒業してからの6年あまり、彼女は30作を超えるドラマ・映画・舞台に出演し続けて女優としての経験を積み重ねてきました。

 さらに伊藤さんは「第13回 TAMA映画賞 最優秀新進女優賞」「第31回 日本映画批評家大賞 新人女優賞」を受賞。業界内では3年前あたりからその演技力が認められていたのです。

 今春のダブル出演はそんな実力と実績を踏まえたものであり、昨秋放送の「夜ドラ」『ミワさんなりすます』(NHK総合)で起用していたことも含め、いかにもNHKらしい実力重視のキャスティングである様子がうかがえます。ちなみに『パーセント』はNHK大阪放送局の制作であり、『燕は戻ってこない』は東京にあるNHK放送センターの制作。今回の同時起用は、どちらからも評価されていることの証だったのです。

 伊藤さんは同じ乃木坂46の1期生である西野七瀬さんや生田絵梨花さんほど目立たないものの、同グループのOG女優では深川麻衣さんと並ぶ実力派として業界内ですでに認知された存在。

NHKは特定の俳優を継続起用することで知られているだけに、近い将来、朝ドラや大河ドラマへの起用も期待できそうです。

終わり

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