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♯2 「乃木坂らしさ」を言語化できないの? 乃木坂文化は『サンクチュアリ』を生んだ 

テーマ2:メンバーが創ってきた「乃木坂文化」は「サンクチュアリ」を生んだ

妄想込みの推測記事です。エンターテイメントとしてとらえてください。

★その1:大概の事は、お互いに「カワイイ」といって決着する。

かわいいは乃木坂文化

2012年05月06日乃木坂工事中#31使えるエピソードトークを身に付けよう!

「西野が太ったハトが好き」と言った有名な回です。
桜井が「またまたエリカ様が自分の頭が長いと執拗に言ってくる」、と迷惑なエピソードを披露しました。
それに対して、設楽さんがカワイイよ!!と言ったら生田がニヤリとして、周りのメンバーは「カワイイ」と言えば穏便に解決する事を学んだ。

それ以来、番組でも楽屋でもメンバー間では「カワイイ」が挨拶の様になった。お世辞だとしても仲良く成れるよね。
褒めてくれる人を好きになるのは皆分かっているが、実際はそれができない。
顧客向けの笑顔だけでなく、楽屋でも笑顔と褒めるという乃木坂文化がここで生まれた。


★その2:NOGIBINGO#9 の番組批判がきっかけで、AKBを追いかけないグループに転換した。

NOGIBINGO生田毒奏3

NOGIBINGO! #9 特技で掴め! ファン獲得大作10 (2013/8/28)

生田の歌
スタッフさんに言われた「お前はこの番組すきじゃないだろう?」と。
「暴露話とかもうやだ。ブリーフイジリー距離取って、墨汁よりは小麦粉を、上品に行こう」
と歌ってクリーム砲を浴びた。

そもそも、NOGIBINGO!は、「乃木坂46も体を張れば国民的アイドルになれるのか? 実験番組」と銘打って始まっているのだから、総合プロデューサー秋元康への批判であり、17才の小娘メンバーが批判する様なものではない。それにしても、なぜ秋元康はこれの放送を許可したのか?まさか秋元康が生田に批判しろと言ったのではないだろうが、秋元康が方向性に迷っているときに生田絵梨花が「上品」という方向性を示したという事なのだろうか。

結果としてNOGIBING2以降生ちゃんの言う「上品」な方向に番組が変わって行った。
NOGIBING2の#1は、運営のマネージャーがメインメンバーへの聞き取り調査を行っており、それを隠し撮りしたものがそのまま1回分放送となった。

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「NOGIBINGO!2 #1 緊急検証! 乃木坂46はNOGIBINGO!に愛はあるのか? 20140110放送」

放送されたメンバー全員がNOGIBINGO1と同じなら嫌だという発言になった。生田の番組批判が放送された事は、メンバーに勇気を与えたと思う。

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「NOGIBINGO!2 #1 緊急検証! 乃木坂46はNOGIBINGO!に愛はあるのか? 20140110放送」

生田絵梨花が、「NOGIBINGO!#9」の時には既に卒業の意思を固めていたならば、番組を批判しても怖くない。又は、自分の意見が通らない事が辞める一つの理由になる。
「代表作」というワードは、既に辞める気だから出てくる?意味深ですね。
生田絵梨花はメンバーの空気を読んで代表して番組批判をしたのかもしれない。

今思い返すと、AKBと違う方向性は「乃木坂46という商品」の強みになって乃木坂のカラーを作ったのだろう。

※【傍証として】
佐久間宣行の東京ドリームエンターテインメント
秋元康をゲストに迎えて

佐久間秋元康7

佐久間:僕、こういう機会でしか聞けなくて、聞いてみたかったのが「坂道」なんですけど。坂道って乃木坂が先にあったじゃないですか?で、「上品」と。そして、欅っていきなりロック調だったじゃないですか?あれってコンセプトが先だったのか、それとも集まったメンバーを見てこういう…。
秋元さんって人を見て企画思いついたりするパターンもあるじゃないですか?それってどういう風に?

秋元:でもさ、佐久間と仕事してたから分かるじゃない?殆ど何も考えてないのよ。

秋元:別にそこに例えばAKBが「公立の高校」でこっち(乃木坂)が「私立の高校」とかは何も決めてなかったの。
ただ、なんとなく集まったのが、白石とか生田とかで。
多分ファンの人がそういう風に決めて行ったの。

佐久間:集まった人と、ファンの流れでどんどんあの乃木坂の上品というか私学っぽいものが出てきたんですか?

秋元:そうそう


★その3:衛藤・深川・橋本・白石・高山は素人同士で年齢が近いので、オーデションから一緒にいて励まし合った仲だったのだろう。

白石橋本深川高山

【NOGIBINGO!3】 #12 20141223
クリスマスSP! 夢をテーマに宝物に詰まった思い出トーク ミニイベント・ドッキリシネマ(生田・生駒) メンバーがガチで欲しいX’masプレゼント大抽選! で出てきた初期のプリクラ

衛藤、深川、橋本、白石・高山の5人が争わない個性を大事にする文化を創った。桜井や若月はそれを追認した。
白石だけではできなかったが、結果として白石が乃木坂を代表する「ミューズ役」になった。
ご存じの様に、高山は人と争わない人であり、深川は聖母と呼ばれるくらい人にやさしく相手の立場に成れる人。このお姉さん5人がオーデションで知り合った事の偶然が、「優しい・個人の個性を大事にする」文化が創られて行った。
運営や秋元康が頭で考えて出来上がった文化ではなく、それが乃木坂46という商品の根幹にある。

SONYらしさも、個性を重視する、つまり他の企業が作るものには手を出さず他企業と違うモノを作る事が褒められる企業文化であるので、個性を重視する乃木坂文化と非常に相性が良い。
小さな市場の寡占商品でも褒められる文化があるから、その商品100個の中から大きな市場規模の他に無い商品が生まれる。個性を否定したら独創的商品は生まれない。

※ミューズ
・ギリシア神話の女神、「ムーサ」の英語名(複数形)。音楽・舞踏・学術・文芸などを司る。
・ギリシア神話の女神の意味が転じて、特に美貌や行いに秀でて芸術家やその他の人
(ファッションデザイナー、写真家等)に影響を与えたモデルや女優の事。


★その4:乃木坂の掛け声にグループの姿勢が現れている。
「のー、ぎゅ、ぎゅ~(せーの) 努力、感謝、笑顔、うちらは乃木坂上り坂46!!

乃木坂掛け声1

ここにも乃木坂らしさの原点が垣間見れる。
掛け声は非常に重要で、昔から「言霊※」と言われてきた。心理学でいう「認知的不協和」であり、言葉にしたとたん、自分の深層心理に聞かせている様なモノ。近い話で、笑顔を作ると気持ちが明るくなるというのも実験で証明されている。

それを掛け声で終わらせずに実行するのは本当に大変だ。
「努力」している代表は生田絵梨花、半端ない努力はだれも追いつけない。
「感謝」を表す代表は、生駒や白石や桜井達で、トップメンバーがどんな現場でも口に出して皆に見せつける事が非常に重要。
「笑顔」をファンだけにするのではなく、スタッフへの感謝と共に笑顔を欠かさないのが生駒や白石や桜井達なので、常に実行せざるを得ない習慣となり、「乃木坂文化」に昇華した。

それ以外にも、生駒や白石や桜井達は、乃木坂への愛と乃木坂への貢献を口にする。
一人一人が後述する「サンクチュアリ」が大事だと気づいて守ろうとするのは、無条件で受け入れてくれる仲間への感謝があるから。

※「言霊」の心理学
心理学では、「認知的不協和」という性質が人間には備わっていて、自分の認知と自分の行動を合わせようとする性質を表しており、ポジティブな言葉を話すのか、ネガティブな言葉を話すのかによって、認知がどちらかに傾きます。つまり、自分の言ったことと、自分の行動を人間は一致させようとするので、言葉には言霊があるとも言えるのです。

続きがあります。後日あげます。
「乃木坂らしさ」を言語化できないの3
 ★その5:生田絵梨花の存在
 ★その6:そのままの自分を受け入れてくれる乃木坂46はまるで「サンクチュアリ」の様だ。

続く

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