【元乃木坂46】#4-2 生田絵梨花の卒業に寄せて
妄想込みの推測記事です。エンターテイメントとしてとらえてください。
※主な部分は、生ちゃんが卒業発表する前に書いた記事です。
乃木坂46の神曲について
3.『準神曲』
複数のメンバーのドラマの場合や、表題曲ではない場合を『準神曲」と定義したい。
1).そういう事を前提に、『準神曲』を挙げていきたい。
「準神曲」にしても、下記の特徴は極力あって欲しい
・イントロはピアノで始まる。
・センターのソロパートが目立つ。
・極力アコースティック楽器主体の伴奏(ストリングスも)。
・アイドルソングなのに高音域に展開している。
・フォーメーションはセンター中心に三角翼で始まり三角翼で終わる。
歌を聴かせる様にダンス(振り)は凄く緩めで、2~5人人での歌割
の時に正面カメラに映る、お顔を全員見せる様に立ち位置移動が中心。
・合唱曲として取り上げられがち
今回取り上げたのは下記の3曲。もちろん他にも「準神曲」はありますが、生ちゃんの卒業で私のモチベーションが下がってきましたので、下記3曲にさせてください。
①「悲しみの忘れ方」
②「きっかけ」
③「泣いたっていいじゃないか?」
【参考】このブログを書き出したきっかけ
① 『悲しみの忘れ方』
13thシングル『今、話したい誰かがいる』 2015年10月28日発売
作詞:秋元康
作曲:近藤圭一
センター:生駒里奈
選抜メンバー:前作「太陽ノック」の選抜メンバー 18人
桜井玲香、若月佑美、生駒里奈、松村沙友理、伊藤万理華、井上小百合、
齋藤飛鳥、高山一実、橋本奈々未、生田絵梨花、秋元真夏、星野みなみ、
衛藤美彩、西野七瀬、白石麻衣、深川麻衣、
斉藤優里、新内眞衣、
※太字は『ガルル8福神』
※『今、話したい誰かがいる』の選抜は16人で、『太陽ノック』の選抜から新内と斉藤優里が抜けたメンバー。
「映画 悲しみの忘れ方」2015年7月10日公開に合わせ制作した楽曲なので、『太陽ノック』2015年7月22日発売と一緒に制作したが、何らかの都合で『今、話したい誰かがいる』に入れた。
■ 「悲しみの忘れ方」は映画のテーマ曲になった程の良曲だけれど、そもそも表題曲ででなく、13thシングル『今、話したい誰かがいる』(2015年10月28日発売)のカップリング曲。
■ 「映画 悲しみの忘れ方」は、1期生「ガルル8福神」が中心の映画であり、そのテーマ曲も1期生メインメンバー(複数のメンバー)をテーマにした楽曲なので神曲ではない。
言ってみれば「映画 悲しみの忘れ方」は、今までの乃木坂物語の清算としての位置づけだった。2015年7月10日公開。
1期生の卒業を促す意図もあったのかどうかはわからないが、1期生だけの選抜は記念的意味が有ったのだろうと思う。
■ 2015年の「真夏の全国ツアー」最終日は、
乃木坂のお嬢様方の「トップに上り詰める為の、非ロリオタ顧客を獲得する為の決起集会」だった。
『生田が登場し、ピアノ伴奏で「何度目の青空か?」「君の名は希望」「悲しみの忘れ方」の3曲を披露した』という事実が、少なくても「何度目の青空か?」「君の名は希望」が神曲であり、生田がピアノで演奏する神曲が『乃木坂らしさ』というブランド構築の主体であった事を、運営が言っている。その時点で「サヨナラの意味」は作られてなかった。
■ 結局、ライブの中でメンバーの間で「乃木坂らしさ」は各々違っており、乃木坂46というグループへのそれぞれへの思いやグループとしての認識は言語化されなかった。
それでいいんだって??でも、それが後輩にも理解されていない事で、2021年には、少し迷走している。
2015年当時の運営は、言語化したくなかったのだろうな。
言語化したら、結局数人の1期生に行きつくから、それは不味いと思ったのではないかと考える。
■ 運営側としてのこの企画の意味は、乃木坂46の踊り場・転換点として位置付けたので、マス化=大衆化を目指して行くという宣言でもあった。
マーケティング的「イノベーション理論」というのがあり、特に本体SONYの様な先端製品を扱うには、重要な理論。
マス化とは「アーリーマジョリティ」を獲得に行く事を意味し、キャズムを突破する困難がある。
ロリオタは既に取り込み済でこれ以上の拡大は望めなく、もっとライト層を取り込む必要がある。
乃木坂46の中には「坂の上の雲を目指す的」な高揚感があって、メンバーも運営も感じていただろう。
それで、この儀式をやって顧客も目標に向かって一体化する事を試みた。
この頃、折に触れ玲香やまいやんや生駒なんかが、下記の目標を言っていた。
・紅白に出場する(2015年初出場)
・CDを100万枚売る(2016年サヨナラの意味で達成)
・東京ドームコンサートをする(2017年2Days成功)
・レコード大賞を取る(2017年受賞)
そんな中での「乃木坂らしさ」は、乃木坂の強みのことであり、その確認をしましょうという事だった。
言語化や定義化できなくても「個性を生かしながらみんな仲が良い」という事を感じればよかったのかもしれない。
なにしろ、乃木坂のお嬢様たちの「決起集会」ですから、AKBの様に「いくぞ~!!」とがなり立てるのはふさわしくありませんからね。
大事な事は、マスメディアで有名になっても「乃木坂らしさ」を忘れないでこれからも追及していこうという確認だったと思う。
「乃木坂らしさ」がなぜビジネス上重要かと云うと、それこそがマーケティングで重要な差別化の事であって、無意味な同質な競争を避ける事こそ永続化する肝だからである。
少なくてもそれを、メンバーは知っておく必要があるし、もちろん運営スタッフも理解する必要があった。
その為には言語化すべきだと筆者は思う。
乃木坂46が、SMEにとって重要なプロジェクトと捉えられていた事は間違いない。乃木坂46を始めた村松俊亮氏が2019年にその功績でSMEの代表取締役社長に就任した事で確認できる。
2017年になって、「乃木坂らしくない運営者スタッフと、乃木坂らしくない戦略と、乃木坂らしくない施策」が顔を出す事が多くなっていく。
運営は、「悲しみの忘れ方」を1期生の記念と捉え卒業を促すか、それともこれを礎にして次なる発展につなげるか?の選択を間違えた。
今、3期生にはこれ以上求められないなら、4期生に対して「乃木坂らしさ」を身を持って教え・伝承していく事もしないのか?。
伝統芸能では、型が出来て一流になって初めて型破りが出来るのであって、基本も無い輩がまねてやるのは必ず廃る事になる。
1期が作り上げた一流の「乃木坂46」というブランドを破壊したりせずに伝承して欲しい。つまりそれが生き残りのコツだと思うのですよね。
乃木坂46を利己的に利用しようという輩は必ず排除しないと、衰退が待ち受けている。残念ながら、既にその序曲が掛かっていますがね。
23th以降のCD販売数が下落傾向にあるのは、乃木坂らしさを失いつつあるグループに愛想をつかしたファンの離脱に間違いありません。
センターメンバーの影響ではないし、むしろ販売数を増加させる程の実力を持ったセンターメンバーなんて極少数でしょう。
西野七瀬がセンターを担当したシングル8曲の平均増加率は104.7%であり、たいして増やせていない。
・シングルセンター4曲の平均伸び率 101.7%
・ダブルセンター4曲の平均伸び率 107.7%
白石麻衣がセンターを担当したシングル5曲の増加率は113.3%であり、メンバーの中で一番大。
だから西野は、『今、話したい誰かがいる』以降4曲ダブルセンターに成った。
近頃の話題で、4期生早川聖来と弓木奈於の仲が悪いという風評が立っているらしいが、こういう事を丁寧に潰して行かないと、分裂が決定的になってしまう。派閥を作らせては絶対いけない。欅坂の様に分裂してしまう。
【重要な視点】
★ 2015年~2018年:
「非ロリオタ」が加わって頂点を極めた。
CD販売100万枚達成/東京ドームコンサート成功/レコード大賞受賞
★ 2017年~ :
「ロリオタ」が衰退のきっかけを作った。
3期生を支持する「質の悪いロリオタ」が上記で獲得した
「非ロリオタファン」を追い出した。
それが、AKBグループから流れてきた質の悪い顧客「サンキッズ」。
★ 今後は、そのAKBグループのロリオタを
奪い取る安易な方針に転換した。
推測ですが、白石と生田が卒業してそれに代替えできるメンバーはいつになっても加入してこない事から、諦めたと見えてしまう。
② 「きっかけ」
『それぞれの椅子』 2016年5月25日発売
乃木坂46の2枚目のアルバム
作詞:秋元康
作曲: 杉山勝彦
白石麻衣&西野七瀬
アルバム『それぞれの椅子』(2016年5月25日発売)のリード曲「きっかけ」はすごくいい曲で中元日芽香と伊藤万理華の卒業時の楽曲として有名に成ったが、メンバー個人に宛て書きした楽曲ではないので神曲ではない。
「46時間TV」の選抜メンバーのうち、飛鳥と真夏しかいなくなった。
来年にはいないのだろうな。
桜井玲香が、2017年東京ドームコンサートのアンコール曲にこれを選んで、伊藤万理華と中元日芽香の卒業の曲にしたのは有名な話。
「決心のきっかけは」という歌詞があってそれがメインテーマだけれど、
何の決心なのか?もちろんメンバーの卒業に対する決心だろう。
頂点に向かって順調成長しているこの時期に「卒業」以外の大きな出来事は無いだろう。
深川が卒業したのが、「14th ハルジオンが咲く頃 2016/3/23」。
1期メインメンバーの卒業ラッシュのきっかけだった。
③ 「泣いたっていいじゃないか?」
残念ながら上記2曲と比べれば圧倒的に弱いんだよね。
18thシングル「逃げ水」 2017年8月9日発売 カップリング曲
作詞:秋元康
作曲: K-WONDER、SAS3
中高生時代が剣道一筋とか性格の良い娘とか、エモいドラマにはなりにくい。
しかし、高山一実が乃木坂46に居なければ、初期の初期に白石や橋本や深川などと一緒につるんでなければ、今の乃木坂46はなかったと思う。
ムードメーカーとか言われるが、メンタルが強く誰とも等距離に付き合える稀な性格。大エース西野は高山に救われた一面も大きいだろう。
その意味で、乃木坂46の立役者としてのドラマがある。
★ 残念ながら、下記の基準は当てはまらない。
・イントロはピアノで始まる。
・センターのソロパートが目立つ。
・極力アコースティック楽器主体の伴奏(ストリングスも)。
・アイドルソングなのに高音域に展開している。
・フォーメーションはセンター中心に三角翼で始まり三角翼で終わる。
★ 高山一実は、仲の良い他のメンバーを否定しない「乃木坂文化」を作った功労者。
もっと早く称えられても良かったのだが、2017年に一応の到達点を迎えた時期で運営に余裕ができたのだろうか?高山にもセンター楽曲を与えた。
「乃木坂工事中」20211114 高山卒業記念の上記場面で流れていた楽曲が
「泣いたっていいじゃないか?」
★ 高山一実を知っている人なら、彼女の事を歌にした事は明白だね。
高山はなかなか泣き顔見せないから、個人的には下記が泣けてくる。
★ 高山一実が優しいのは、弟が無くなったからだろうか?
高山一実の弟は亡くなっていた。
その弟の誕生日が乃木坂46のデビュー日と同じ2月22日。
「私がCDをプレゼントしたら喜んでくれているはず」と言っている。
この話を秋元康が知っていてこの曲である可能性は高い。
★ 初期の頃、生駒が高山に対して「かずみんはお姉ちゃんみたいです」と言われて高山が泣いたらしい。
弟の事があってうれしかったんだろうね。
下記の5:18くらいから生駒の話
最後の配信で一期生メンバーの思い出を1人1人語る高山一実【文字起こし】乃木坂46
★ 高山も、ひめたんの卒業ライブになった東京ドームのラストナンバー
「きっかけ」で、自分がトップアイドルという事を忘れて顔をぐしゃぐしゃにして人前もはばからず泣いていた生ちゃんくらい泣けたらいいのにね。
続く
生田絵梨花の卒業に寄せて#4-3
3.『準神曲』
複数のメンバーのドラマの場合や、表題曲ではない場合を『準神曲」と定義したい。
2).ソロ曲
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