♯3-5【生田絵梨花】生ちゃんの卒業後のトピックス 【元乃木坂46】TVドラマ界の近未来は?
妄想込みの推測記事です。エンターテイメントとしてとらえてください。
表紙は、左から織田梨沙、関水渚、生田絵梨花
【今までのこのテーマで書いて来た事】
いろいろあって、予定通りの公開が出来なくて、このテーマについて間が空いてしまったので、下記にタイトルだけ思い起こしてみる。
これを書き出した動機は、きわめて個人的な「生田絵梨花」のドラマ女優としての未来への杞憂です。
環境が厳しい事だけは判りました。
4.TVドラマ界の近未来は?
1).コンテンツ製作(投資主体)がすべてを決める
■ 以前はタレントが持つ視聴率が力を持った
かつて、人気があるタレントを抱えている芸能事務所(ジャニーズやオスカー等)がキャスティングを主導し脚本を書き換えていたらしい。
既に公開してある下記をご確認ください。
【生田絵梨花】#3-3生ちゃんの卒業後のトピックス
■ TVのビジネスモデルが、視聴率依存から脱却できない限り、収入は減って行き、且つ視聴率は回復できない。
オスカープロモーションの新人をごり押しする力は大きく減衰している。
ジャニーズぼうやが増えすぎて、ファンが分散されていてジャニタレ一人ひとりが持っている視聴率は減っている。
ジャニーズ坊やたちも突出した視聴率を持つ時代ではなくなった。
そもそも、広告主がTV視聴率が回復しない事を解っており、今までの様な広告の効果があるとは見ていない。
視聴率持っている俳優・女優を主役に据えれば20%行きますと言う提案営業は出来ない。
今後は、一つの企業体ではなくアライアンスを組んだ企業群が主流となる。
芸能事務所が投資主体となってTV番組を製作する方向に向かう。
TVに限らず配信も含めてそのスクラムの中に入れた女優が勝ち組になる。
2)視聴率が下がっている根本の原因は、コンテンツが供給過剰に陥っている事
■ 増えすぎたものは価値が無くなる
★ 似たような番組が多すぎる
他社で流行ったモノの二番煎じ・三番煎じが横行している。
★ 同じタレントが出演していて、似たようなものと勝手に認識する
例:大阪弁の二人組の芸人の違いが識別できなくなる
霜降り明星とかまいたちの違いをしばらく認識できなかった
VENUE101で生ちゃんと濱家がMCという事で初めて調べた
例:ジャニーズのユニットの違い個性を認識できない
毎年2~3デビューしているので脳が勝手に拒否する
★ 視聴者は、ドラマとバラエティーの違いを明確に認識していない
バラエティータレントがドラマに進出させたのはTV側
役者をバラエティーに出演させたのもTV側
役者の地位が下がり、芸人の地位が上がり、収入も芸人が上になった
蒼井優と山里亮太の結婚は役者と芸人の立場逆転の転換点
蒼井優は自分への従順さと稼ぎを取ったのだろう
バラエティでバカ丸出しの役者の芝居に金払うのか?時間使うか?
★ 刺激の強いモノを見すぎて何も感じなくなっている
マツコデラックスを見すぎて何も感じなくなっている
デブ女を売りにしている芸人が多すぎて見分けられないが
マツコ以来刺激が弱い
ギャルモデルも枠も同じ顔にしか見えない
いずれにしても使い捨てされるのは、アイドルの世代交代と変わらない
★ ジャニーズが入っていない!? 10代が選ぶ期待のアーティストランキング 驚きの結果!
★ TV離れと分析しているが、因果関係が逆で、TV離れを促進したのはTV自身だ。
TV局幹部の責任逃れで、ネットの普及と言っている。
『視聴者が多すぎるコンテンツやタレントをコモデティーとしか見れない事』をスルーして対応策はあり得ない。
★ 生田絵梨花の根幹は高いスキルと高いマインドと元々のコンピテンシーが高い事
その上での絵が下手とか料理できないとかのギャップが好感された。
生田絵梨花の実態は、イチローの様なストイックに自分と向き合ってスキルを高めていく事に専念している。まるで時代遅れの職人の様に。
高い目標に向かって、マイルストンを設定して、それを達成するために自分投資をして、つらい修行を乗り越えて行く道程を高いマインドで乗り越える。更に、その努力の姿を見せない処が本当に凄いと思う。
そんな奴他に思いつかない。
乃木坂に居て高いバラエティースキルまでついでに手に入れてしまい、TVの劣化の要因を逆手に取った事になる。
★ 下記の番組の構成を生田がやった。放送作家レベルのスキルを確認して欲しい。
卒業生含めた乃木坂46メンバー約30万人から選別された約90人の中でたった一人の希少価値である事実がコアなファンが増える要因だ。
あこがれられないタレントが女優やっている事もコモディティー化している原因。そうしたのはTV局自身。
面白い企画や脚本や絶妙なキャスティングの妙という事もあるが、大きくは視聴者の潜在意識に刺激を送り込みすぎた事。
つまり、TV関係者・芸能界関係者の大多数が自分らの仕事へのプライドを持っていない事が本当の視聴率低下の原因。
■ エンターテイメント業界全体の体質
エンターテイメント業界自体が、目先の流行りや目先の儲けだけに特化してきた「付けが廻って来た」事を見ようとしない。
「似非パトロン※1」が、目先の事しか考えなくて、提供している商品の品質やマインドなどを軽んじてきたからだ。
※1似非パトロン : 芸能事務所経営者、TV業界経営者、広告主
■ 視聴者側が、TVに出演しているタレントを代替えが効く商品という認識を持っている※2
なので、営業力と言う名前のずぶずぶの人間関係が優先する。だから、枕営業が跋扈する。
一方芸能人側も、売るものが体しかないのに、芸能人というちやほやされる幻影に取り付かれてしまって抜け出せないから、芸能事務所と似非パトロンと芸能人とが暗黙の利害が一致するから成り立つ。
体を売っているのは女だけではなく若くてイケメンだけれど売れていない芸能人の卵にも需要があり、金で体を売る事で生きている秘密クラブが成り立つ。それを楽しんでいる、有名女性タレントや金持ちのマダムがいるからビジネスが成り立つ。個人的には悪い事だとは思えないが、女性も性欲には抗えないという事だよね。
世間が女性タレントの枕営業には同情的だけれど、イケメンを可哀そうだという論調にならないのは何故だ??イケメンとやりたくて業界に入った女性タレントも多いのにな。
芸能事務所が娼館と悪口言われてもしょうがない。
長期間にわたって代替えの利かない俳優・女優の例として
レジェンドで言えば、
・『男はつらいよ』の渥美清
役と一体化している
・『相棒』の水谷豊
直近で言えば、
・『ドクターX ~外科医・大門未知子~』の米倉涼子
視聴率が下がらなければ、製作し続くなら外されない、代替えはない。
■ 純粋にスキルを磨いてそれで金を稼げているのは、
クラシック音楽業界やクラシックバレー業界・歌舞伎や能楽等ほんの一握りの業界だけである。
長い訓練期間が必要でありその為の投資を出来る実家がある人しかそれが出来ない。それでも、反田恭平さんの様に世界的に活躍できる人はクラシック界の1万人に一人とかになってしまうので、ビジネスとしての投資として芸能事務所は手を出さない。
一方、
芸能事務所は、数年で金になる(CM等で稼げる)タレントをスカウト採用する。その中で、スターダストは、数千人を登録させて市場(マスメディア)に選択させる方式を取っている。
3).女優の収入は、ドラマギャラ+CM契約料金
■ 女優目線からのドラマの位置づけは
ドラマに出演 → プロモーションを積極的にこなす → 認知度を上げる
→ イメージに近いCMを是が非でもとる
上記を繰り返す。
出演自体は、相手役くらいのポジションを狙っても認知度が上がれば、CMはそこそこ取れる。
例えば、伊藤沙莉は2004年10才の時からCMに出ている。どこにでもいる印象薄い市井の人としか見えないのに、広告主として何が良いかは私には判らない。
トップ人気俳優・女優にとって、ドラマの出来・不出来もさることながら、今の広告主との契約を重視して役を選ぶ事が重要にみえる。
CM本数の多い俳優・女優はイメージが崩れるような広告にはチャレンジしにくい傾向がある。
女優でタレントパワーランキング1位である新垣結衣が、直近の出演ドラマが少ないのはそういう意味。星野源と言う配偶者を得て、レプロを辞めてフリーになって寡作でもやっていけるからでもあるだろうが。
山田孝之はCMで色が付く事で役の幅が広がらないので、CMを断っているそうだ。
ハリウッドは、CMのしがらみで役を受けられない事は、自分の演技者としての価値を下げる事になるから、CMへの出演は極力やらない。
最も、1本数億円以上のギャラが貰えば日本の役者でもCMに重点を置かない事になりそうだ。
■ 日本のTV業界の問題は複雑に絡んでいて、しかも根深い。
■ CM出演自体が減ってく事は間違いない。ギャラも安くなっていくのも間違いない。
一番困るのが、そこそこの芸能人を多く抱えてスタッフも多く抱えている芸能事務所。だから、大物は芸能事務所を退所して生き残りを図ろうとしている。それが余計事務所の維持が困難になって行くだろう。
■ 資生堂は2023年度には90%から100%にデジタル広告に移行することを目標に掲げている。
(全資料は資生堂の2020年 第2四半期 決算説明会から引用)
ネット広告でも、アイキャッチに女優は使うだろうが、基本+成果報酬制になりそうだ。
一見すると、固定費の少ない芸能事務所の方が生き残りに有利なのかもしれない?
事務所の役割は、
・仕事を取って来る
・タレントの採用・育成・教育
・スケジュール管理
・補助的な業務:送迎やメイクや衣装の用意等
であり、補助的な業務は個人への委託業務も多く、芸能事務所でなければ出来ないことではない。
又、バーターで新人を無料で出演させる?とか、スキャンダルをもみ消す?様な業務はまともな仕事とは言えないので、暴露されて次第に無くなて行くだろう。
タレントの『イメージ管理・スキル管理』は、本人の問題でありそれが出来ない人は事務所としてマネジメント契約出来ないという事になって行くだろう。
最終的に、芸能事務所の役割は『製作者として出資する』事が主力業務になって行くであろう。
【ご参考】
大手広告代理店クリエイター300人が選んだ「CM起用したいタレントランキング」 2022年
生田絵梨花
「じつは個性がある」って短評がいいね、村内では個性の固まりみたいな扱いだけど外とのギャップがすごい。
どれだけあの変人ぶりが伝わるか?それこそ事務所の腕の振るいどころだよね。つまり、太田プロのお得意のバラエティーへの出演、できれば週1レギュラーとかなら、MC次第で化けるだけの素材を持っている。
まあ、このランキングに入れたのも凄い事だけれど。
稼ぎだけ見ると、必ずしも『才能 × 努力』ではない。
トップ俳優でも数億円しか稼げないが、芸能事務所はそこからむしり取る構図。
一方、芸人トップ数人(さんまやたけし)は10数億円。MCやれるかどうかで大きく稼ぎは違う。
指原は、MC側に行こうとしている。息長く大きく稼げるし、特別なスキルはいらない。
生ちゃんも太田プロだから、金だけ考えれば指原の後をついて行くのもひとつの方向。絶対やらないだろうけれどね。
吉本系列の渋谷凪咲が指原の後釜狙っている、生ちゃんと同じ学年1996年生まれ。
■ ご参考まで、タレントランクピラミッド
ギャラ金額が違っていますが、どちらが正しいのでしょうか?
★なぜTVは同じタレントばかり出すのか?切実な理由
みちょぱ、めるる、スノーマンばかりが出演する。
これもご参考に。
■ この章の結論らしきもの
広告モデルと言うビジネスモデル(収入源)をマスメディアとネットで取り合っているのが今の実態。
しかも、全体が減って行く広告収入を取り合うというスキームから早く抜け出れた処が生き残る。
※寡占市場、人口減少市場では新規参入どころか新製品開発も減少していくので、広告の必要性が減って行く。定番商品とプライベートブランドが大半を占める環境になる。
残るのは、直接商品を販売する場面・手法だけ。
続く
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