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生田絵梨花『卒業後1年を振り返って』

①「Real Sound」インタビュー 
②・③「with」インタビュー
④ナレーション『ザ・ノンフィクション』



①.生田絵梨花が振り返る、乃木坂46卒業からの1年 「全部が初めての経験みたいな感覚」

Real Sound 2022/12/17(土)


生田絵梨花の2023年の目標は?

ーーミュージカルもそうですが、映画やドラマなど、乃木坂46を卒業してからのこの1年は大活躍でしたよね。

生田:本当にありがたいなことですよね。1年とは思えないくらい、ポジティブなこともネガティブなことも経験させていただいて、充実した1年だったなと思います。グループにいた10年間はありますけど、独り立ちして、いざ1人で舞台に立つとなると、全部が初めての経験みたいな感覚で。「あー、自分ってこんなちっぽけなんだな」ということをすごく思い知らされました。

ーー順風満帆なイメージがあるんですが、ネガティブなこともあったんですか?

生田:私は「こうなりたい」とか「こういう心構えで臨もう」という意識や目標を、事あるごとに立てるんですけど、それが全然できなくて(笑)。意気込んだもののうまくいかないとか、そういうことはすごくありました。

ーー傍から見たら順調に見えても、ご自身では納得できない部分があるということですね。

生田:人間性的にも、結構ネガティブな方に目が行っちゃう性分なんです。なので、来年の目標にしようと思っているのは……ごめんなさい、聞かれてないと思うんですけど(笑)。

ーーいえいえ(笑)。ぜひ聞きたかったことなのでお願いします!

生田:聞かれてもないことを答えるのはちょっと申し訳なくて(笑)。でも来年は、ネガティブなことは今後も絶対にあると思うんですけど、それと同じぐらいポジティブなことを言おうと思っています。
ネガティブなところばかりに目がいってしまうと、やっぱりずっと落ちてしまうと思いますし、周りの人から「順調だね」と言われても、結局自分自身が実感できていないと、やっぱり意味がないと思うので。

ーーお芝居はもちろん、最近は「ハマいく」としても活動されていますよね。

生田:よくご存知で! ありがとうございます(笑)。それこそ、音楽活動については、いままではずっとアイドルとして当たり前のようにありましたけど、やっぱり独り立ちすると、曲も持っていないし、やりたいはやりたいけど、そもそもどう進めたらいいんだろうと思っていたんです。今回たまたま企画でユニットとしてデビューさせていただいたり、音楽番組の司会をやらせていただいたりしたことは、私にとってもすごく大きかったです。
あと、お芝居に関しても、この1年で映画やドラマなど映像の現場にたくさん学びに行かせていただいているのも、すごく刺激がありましたし、もっともっと成長したいなと思っています。

ーー先ほど、来年の目標として「もっとポジティブなことを」というお話がありましたが、具体的に来年やりたいことや目標にしていることがあればぜひ教えてください。

生田:今年はシリーズものの続編に出させてもらう機会が結構多かったのですが、現場に行くと、皆さんと演じる役との距離感がすごく近かったり、過去の話で盛り上がっている様子を目の当たりにして、オリジナルメンバーの絆がすごく素敵だなと思ったんです。もちろん途中から参加する楽しさや嬉しさもありましたが、そういうふうにオリジナルメンバーとして何年も続いていくような作品に出ることができたらすごくいいなと、ボヤッとではありますが憧れを抱いています。

ーー確かに『コンフィデンスマンJP』も『Dr.コトー』もそうですし、今回の『かいけつゾロリ』もある意味シリーズものですもんね。ゆくゆくは生田さんにとっての代表作となるようなシリーズものに期待しています。

生田:修行はもちろん必要ですけど、役や作品に愛着が湧くのはすごく素敵な経験だと思うので、これからも頑張ります!



②.俳優・生田絵梨花が衝撃を受けた“父親からもらった言葉”「技を磨き続けるためには“雑草魂”が必要なんだ」

with online 2022/12/18(日)

「力むのではなく、ふら~っとそこに存在したい」

松尾スズキさんの舞台を経て学んだこと
― 活動の形が変わり、ライフステージも日々変化していると思います。その中で、本作のゾロリのように考え方やお仕事の向き合い方で影響を受けた人はいますか?

かつてはお仕事の時にガチガチに構えたり、力みすぎたりしていたのですが、松尾スズキさん演出の舞台に参加させていただいた時に大きな変化がありました。出演者の皆さんが全く力んでいなくて、傍目からはふら~っとそこに存在されている。なのに、本番では一気に力を発揮されている姿を直近で見て、こういうやり方もあるんだと刺激を受けたことを覚えています。その瞬間、カチコチだった自分を揉みほぐしてもらったような感覚があって。力むことなく柔軟に、おもしろがりながらお仕事と向き合っていけたらいいなと思っています。


― 独特な空気感がある劇団ですよね。

そうなんです。舞台上ではあんなにおもしろいのに、決して舞台裏でもワイワイしているというわけでは全くなくて。逆に松尾さんをはじめ、皆さん普段はとても静かです。ステージに立った時の爆発力と普段とのギャップがおもしろく、あの経験は私にとってとても大きいものでした。

「芸能の仕事の土台は、“雑草魂”なんだと知った」

父親からもらった言葉を胸に、演技の道を突き進む
― 逆に、昔からブレずに大事にしていることはありますか?

「芸能人って芸を見せる人なんでしょ」。
これはかつて私が後ろ向きなことを言っていた時に、父からふと言われた言葉です。私の父はまじめに、そして真摯に働くタイプの父親なのですが、その父の言葉に当時の私はハッとさせられて。
なんとなく芸能人という言葉の響きには、キラキラした印象を持ちがちですが、その本質はなんだといわれると、やっぱり芸を見せること。そのために芸を磨くんだと考えると、そういう華やかさに決して酔うことなく、地道な作業を続けていけるような気がして、不思議とその言葉を大事にしたいと思うようになりました。

―芸能のお仕事は、突き詰めていくとそれぞれが職人として持っている技を磨き続けることなんですね。

そうなんです。その技を磨き続けるには時間も体力も精神力も必要。長い年月をかけて地道なことを続けるという意味では、その土台となる「雑草魂」みたいなものも必要なんじゃないかなって、父の言葉から改めて考えさせられました。


③.俳優・生田絵梨花「お客さんの目線が怖いと感じる時期もあった」かつてのコンプレックスとそれを乗り越えたきっかけ

with online 16.Dec.2022



「お客さんの目線を怖いと感じてしまう時期もあった」

“見られている”という恐怖を抜け出して


— 本作で演じられたヒポポという役のように、コンプレックスを克服した経験は過去にありますか?

小さい頃から憧れてきた、ミュージカルでのお芝居をこれまでたくさんやらせていただきましたが、お客さんに見られていることを怖く感じてしまう時期がありました。“なんとなく見られている”という漠然としたイメージに恐怖心を抱いてしまって。

そんな時に出演させていただいた「ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812」(2019)という舞台は、ステージの中に客席があるという少し変わった構成で、お客さんの隣に座るシーンもあり、本当に直近で見られるという環境下で芝居をしました。その時に、一人ひとりをちゃんと認識したり、つながりを持つ意識が生まれたりすることで、逆に見てもらっていることが安心に変わる体験ができました。その独特な距離感が恐怖心を乗り越えるきっかけになったのかなと思っています。


— それは観客のリアクションや熱量を肌で感じられる距離が良かったということでしょうか。
それもありますね。あとは、それまで一人ひとりがどういう気持ちで劇場に足を運んでくれているのか、きちんと想像ができていなかったんだと思います。ある意味自分本位だったんだなと。
私だってお客さんとして舞台を観に行く時に、「出演者の演技を見定めてやろう」という気持ちは全くない。純粋に作品を楽しみたいですし、ちょっと落ち込むことがあって、舞台にエネルギーをもらおうと思って足を踏み入れることもある。そういう当たり前のことを改めて想像したら、恐怖心が和らいだというか、お客さんの視線を受け止めやすくなったような気がします。


【筆者のコメント】

下記の言葉は、今の芸能界のおかれている問題がらわれています。

私だってお客さんとして舞台を観に行く時に、「出演者の演技を見定めてやろう」という気持ちは全くない。純粋に作品を楽しみたいですし、ちょっと落ち込むことがあって、舞台にエネルギーをもらおうと思って足を踏み入れることもある。そういう当たり前のことを改めて想像したら、恐怖心が和らいだというか、お客さんの視線を受け止めやすくなったような気がします。

舞台の場合「ケチ付けるたり・叩いたり」する為に高いチケット買わない。
金払って時間使って観劇に来るのは、自分の感情を上げてくれるか、癒してくれるか、感動を貰いたいから。わざわざ金払って嫌な気分を買わない。

お笑いの舞台でケチ付ける難しいお客がいるとかいうが、それはチケット代金が比較的安いから、ストレス発散に行くのだろうが、舞台の様に14000円出してケチ付けるのはコスパが悪すぎる。

普通サラリーマンが愚痴言ってくだを巻くのは安居酒屋と決まっていてせいぜい3000円とか。一人1万円のフレンチでくだを巻くやつはいないのと同じ。
1800円の映画館だって、出演者の悪口言ったりヤジ飛ばす事を目的に見に行く奴見た事無い。

無料で匿名のネットだから・金出さないから悪口いって、他人を攻撃してストレス発散させている。
その無料の環境の重要さに気付かないから、本当に愚かな人間が増えて来たから、いずれ課金されたSNSと無料のSNSが分離される。



【参考】

with 基本情報

★withのターゲット年齢層
講談社の媒体資料サイトによると
「20代OLから熱い支持を受ける月刊女性ファッション総合誌」
という記載があり。

また、公開媒体資料には
「実りある30代を迎えるために20代でやっておくべきことを前もって準備しておきたい。
そして、そのために必要な投資はしておきたい。そんな20代お仕事女子に100%寄り添う。」

書かれています。

つまり、ライバルのMOREは30代前半をターゲットに含むと言われるものの
こちらの雑誌は「20代後半」あたりが明確なターゲットである模様。

withの主な歴代モデル
平野由実
宮田聡子
矢野未希子
菅原沙樹
鈴木ちなみ
青山レイラ
森絵里香
里海
広瀬アリス

withの紙版発行部数推移
1995年 76.5万部
1998年 66.2万部
2000年 64.6万部
2006年平均 59.0万部
2010年平均 41.8万部
2013年平均 31.5万部
2017年平均 16.6万部
電子版が人気である一方、紙版の部数は激減中。

with誌面によく取り上げられる店/ブランド
電子版誌面参考。
組曲(オンワード樫山)
23区(オンワード樫山)
イェッカヴェッカ
any sis
サマンサタバサ
AG by アクアガール
mimi&roger
プロポーション・ボディドレッシング
マカフィー(TOMORROWLAND)
31sons de mode
ルージュ・ヴィフ
COACH・・・・・・・中価格帯のバッグブランド
スナイデル
ナチュラルビューティ―ベーシック
サマンサタバサ


④.生田絵梨花、念願の『ザ・ノンフィクション』ナレーション 導かれるように語りを吹き込む

マイナビニュース 2022/12/17(土)


■「少しでも私の声で没入してもらえたら」 以前から、『ザ・ノンフィクション』を見て、「ナレーションによってより没入させてもらうような感覚があって、しかも回ごとに違う女優さんが担当されているので、いつかやれたらいいなというのが、自然と目標みたいになっていました」というだけに、今回のオファーには「『やっとかなった!』と思いました」と、念願達成を喜んだのだそう。16日に公開された映画『Dr.コトー診療所』に出演しており、「地域医療というテーマとも重なる部分があったので、それもうれしかったです」と感想を語る。 ナレーションの経験はあまりないというが、「VTRで流れてくる音楽とか、出てくる方々の表情やトーンとかで、読み方を自然に変えてもらうような感覚があったんです。それは番組の素敵さだなと、改めて実感していました」と、導かれるように語りを吹き込んでいったのだそう。 公開中の映画『Dr.コトー診療所』で看護師役を演じた際、「医療指導の先生が、『いろんな治療方法があるけど、最終的には触れてあげたり、声をかけてあげたりということが、一番その人の救いになる』と伺ったんです。実際に研究でもそうしたことで治癒力が高まることがあるそうで、“寄り添い”というのが看護師さんとしてもすごく大切なことだというのを学びました」というが、今回のナレーションも登場人物たちに寄り添うような語りを披露。 「感情は出てくる方々が十分に宿しているから、自分の感情はあまり込めすぎず、なるべく心地良い声でできたらいいなと思っていました」と意識したそうで、「私がこの番組を見ていたときのように、皆さんにも少しでも私の声で没入してもらえたらうれしいです」と願った。



続く

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