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「乃木坂46」の成功要因の一つは、生田絵梨花のピアノ伴奏を生かした合唱曲【乃木坂46楽曲の話シリーズ】

妄想込みの推測記事です。エンターテイメントとしてとらえてください。

「乃木坂46 楽曲の話」のシリーズです。息長く掘り起こしていきます。


1.何故ピアノの高い演奏力や高い歌唱力と高いタレント性を持った生田絵梨花が乃木坂46に加入したのか?

★「乃木どこ#17 テレビ初出し! メンバーガチ特技披露!!2012/1/30」でのピアノ演奏は衝撃的だった。この乃木どこ見て生田絵梨花ファンがどっと増えたと思う。深窓のお嬢さま!キャラが付いた。

乃木どこ#17


★2012年9月の16人のプリンシパルでの圧倒的なパフォーマンス力を見ても、素人との格の違いを見せつけた事だろう。

この時点で、生田絵梨花がミュージカル舞台主役級2つ、TVドラマ出演、映画主役の実績がある事をメンバーは知らない。そりゃ驚くわ。

この舞台で、混乱して生駒と松村が喧嘩していた映像が映画の一場面になていたが、松村に限らず殆どのメンバーが生田を見て挫折した事は当然の事だったろう。

桜井玲香ですら映像の中で、生ちゃんが圧倒的だった事を語っている。
他のメンバーにとってすごい刺激となってみんな頑張ったきっかけになっただろう。

16人のプリンシパル


生田絵梨花の学校の校則が、遅刻3回/年で退学という厳しいものだったので、特別な契約になっていたのだろう。伊豆大島のMV撮影からヘリで帰ったというエピソードを2016年46時間TVで披露してメンバーが驚いていた。
つまり、特別条件を飲んでも入れたかったメンバーだという事。初期にフロントメンバーに選抜した事でもわかる。

ミュージカル女優へのチャンスをもらうという事もひょっとすると加入時の条件っだった可能性もある。
そういう約束があって、それを果たせないなら辞めるという2014年の生ちゃん卒業騒動なら、本当に全てが腹に嵌る。

そもそも、2014年生田絵梨花が選択したミュージカル舞台の役者は、良い稼ぎにはならず、TVドラマ等への転身が当たり前な業界で、それでもミュージカル界にいるのは、実家が裕福な宝塚出身者とか、ほんの一握りのオッファーの途切れないプリンシパルだけだろう。
稼げない割に、高いスキルを要求されるし狭き門なのに不安定な職業にチャレンジして僅か2~3年で売れっ子女優に成ったばかりか、ミュージカルビジネスの拡大というミッションを背負ってしまったのは、やっぱり偶然ではなく必然の仕業としか思えない。
苦労を苦労と見せない心がけも、舞台を楽しむ心がけも本来のスターとしての素養の一つだと思う。今思うと、ここに来る為の道が用意されていたという様に見えてしまうね。

サンキッズはゴリラと悪口を言うけれど、年間30億円以上の売上を背負う重要人物である事は間違いない。


■生田と桜井がSONYらしさの典型としてブランドが確立された事は乃木坂成功の一つの要因であった。

特別待遇とかいう話は、女子のグループ内で嫌われるというかハブられる事になるので、スカウトで入れたメンバーは自分からは言わなかったと思う。

それを前提にすると、秋元康氏とSME村松氏には感謝しかない。
お陰で生田絵梨花に巡り合った事は、私にとって人生のささやかな楽しみとなっている。
将来どこまで行けるのか本当に楽しみ。
長い長いドキュメンタリーを見ている様だ。

生田絵梨花にとっての第二幕は既に始まっているのだけれど、乃木坂46への感謝とメンバーへの愛が10年居残りしていた理由だろう。



2.生田絵梨花のピアノ伴奏が乃木坂46のイメージカラーを決定した

■ 「心の薬」で試して「君の名は希望」を創った

★ 「2thシングル:おいでシャンプー(2012年5月2日発売)」の時点で生田のピアノで「心の薬」を唄わせたのは慧眼だと思う。
早い時期に生田のピアノ伴奏で「心の薬」を歌った事で、他のグループとの大きな差別化になった。

※下記動画は、2012年12月27日 Live in Zepp Tokyo 2012 
乃木坂46が東京で初めて単独ライブをやった会場。

2012年のライブ映像ですが、なんと超ミニスカート


2013年2月22日、千葉・幕張メッセイベントホールにて単独ライブ「乃木坂46 Birthday Live」の時の映像。
「2ndおいでシャンプー 2012年」の制服で歌唱する「心の薬」
こっちの方が好き。

オタの中には秋元康をバカにする人もいるけれど、乃木坂46のイメージが出来上がった曲の一つというか、そのものじゃないかな。

ピアノの合唱アイドル、傷つきやすく引っ込み思案で泣き虫でか弱い女の子たち。
元気溢れるAKBとの違いもはっきりするし、何よりそんな「陰キャ娘」ばかりをセンターにしたグループコンセプトそのもの。

生田のポジションはド素人で歌下手なセンターの強力なサポートメンバーというイメージだよね。
しかし、センターメンバーに惹かれるロリオタとは別のファンを大量に引き付けたのも、ライブでこういう曲やコーナーをしっかり組み込んでくれたおかげ。

これが理解できれば、乃木坂46と言うグループの多様性の一端を理解できるだろう。

1期メインメンバーは、今の3期4期5期とはかなり違う性格の娘だったという事だよ。
これ見れば一目瞭然。飛鳥ですら隅っこで読書している。

やっぱり俺らは、こういう乃木坂が好きだったのだと思う。


その意味で、国民的ヒット曲も、レコ大も、紅白すらいらない。
ビジネス的には大きなグループに成って成功なんだろうけれど、実は失ったものも大きいのだろうと思う。

誰が何と言おうと、ここで唄っている乃木坂ちゃんが、ピアノ弾いている生ちゃんが好きなんだと改めて思った。

成功した乃木坂6が失ったものがここにある。

この曲があって、2013年の「君の名は希望」が乃木坂の代表曲になった。



終わり


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