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秋ドラマについて少しだけ語らせて。 ひょっとすると今期はフジテレビドラマの転換点となるのかもしれない。


1.2022年秋 放送中ドラマの平均視聴率ランキング!

2022年10月28日 by TVマガ編集部

1位:相棒 season21 (平均視聴率15.6%)
テレビ朝日 水 21:00-21:54
出演 水谷豊 寺脇康文 森口瑤子 杉本哲太 仲間由紀恵

2位:ザ・トラベルナース (平均視聴率11.5%)
テレビ朝日 木 21:00-21:54
出演 岡田将生 中井貴一 菜々緒 安達祐実 泉澤祐希 野呂佳代

3位:アトムの童 (平均視聴率9.8%)
TBSテレビ 日 21:00-21:54
出演 山崎賢人 松下洸平 岸井ゆきの 岡部大(ハナコ) オダギリジョー

4位:クロサギ (平均視聴率9.2%)
TBS 金 22:00-22:54
出演 平野紫耀 黒島結菜 三浦友和 船越英一郎 井之脇海

5位:PICU 小児集中治療室 (平均視聴率9.0%)
フジテレビ 月 21:00-21:54
出演 吉沢亮 安田顕 生田絵梨花 高杉真宙 木村文乃


■2022年秋の放送中ドラマ視聴率一覧

2022年10月28日 by TVマガ編集部



2.TVerドラマ人気ランキング(サイゾー)

『silent』首位に迫る『クロサギ』…『エルピス』も好スタート TVerドラマ人気ランキング

文=新城優征(しんじょう・ゆうせい)  2022/10/29 09:00

TVerの総合ランキングを定点観測することで、視聴率とは違ったドラマ人気をある程度は可視化できるのではないか、と考えたのが本企画だ。

在京民放キー局5社を中心として2015年10月に始まったTVer。参加局、取り扱う番組も増え、2022年3月には月間動画再生数が歴代最高となる2.5億回を突破し、2022年7月にはアプリ累計ダウンロード数が5000万を超えるなど、もはや定番のサービスとなった。今や「見逃し配信」は当たり前となったが、やはりTVerではドラマが圧倒的に見られており、ドラマの見逃し配信需要がこのサービスを牽引していると言えるだろう。
 しかしTVerにおける再生回数は基本的に非公表で、期ごとの番組再生数ランキングなどで一部が明らかになるか、あるいは新記録を打ち立てた時などに番組側が発表する程度。そのため、視聴率をもって番組が語られてしまう状況が長らく続いている。
 そこで、TVerの総合ランキングを定点観測することで、視聴率とは違ったドラマ人気をある程度は可視化できるのではないか、と考えたのが本企画だ。総合ランキングでの順位に対しポイントを付け、合計した結果から日刊サイゾー独自の「TVerドラマ人気ランキング」をご用意した。今週は10月22日(土)~10月28日(金)までを観測(1日2回、決まった時間にTVer総合ランキングをチェック)した結果をお伝えする。

サイゾー

★2022/10/29週の集計

サイゾー 2022/10/29


TVer総合ランキングにおける『PICU』の動きの鈍化の原因のひとつが、『PICU』直後に放送される長澤まさみ主演『エルピス』(24日スタート)だ。土曜から金曜までを集計している本ランキングの性質上、月曜に始まった『エルピス』の集計対象は4日もなかったが、それでも『霊媒探偵・城塚翡翠』や『相棒』を上回り、本人気ランキング11位に登場となった。TVer総合ランキングでは、月9『PICU』や火曜ドラマの『君の花になる』を2位におさえ、2日にわたって首位をキープしていた場面があり、金曜までトップ5を維持と強さを見せている。『ザ・トラベルナース』『アトムの童』の3位争いに割り込むポテンシャルを感じさせる。

サイゾー 2022/10/29


今週3位に登場となったのは岡田将生×中井貴一『ザ・トラベルナース』(20日スタート)。TVer総合ランキングの推移を見ると、同じ木曜ドラマの『silent』に阻まれて首位こそ取れなかったものの、トップ10滞在期間は5日あり、そのうちトップ5滞在期間は3日と、好発進となっている。世帯視聴率でも2話連続で11%台と安定しており、視聴率は強いが配信は弱いテレ朝ドラマにおいて、前期の『六本木クラス』同様に両方で成功するドラマとなるかもしれない。

2022/10/22週の集計

★2022/10/22週の集計

サイゾー 2022/10/22



3.筆者の感想コメント

脈絡なく書かせてもらいます。

5位 CIPU小児集中治療室 (平均視聴率9.0%)

フジテレビ 月 21:00-21:54
筆者が推している『CIPU 小児集中治療室』は、
平均視聴率で5位になっているが、まあそんなもんだろうとは思う。

サイゾーのランキングでは、2022/10/22の週から7位に落ちてしまった。
前週370ポイントだったのが、287ポイントになった。

上位4作品とは顧客層が違うのだろう。

まず、4位:クロサギ(平均視聴率9.2%)

TBSテレビ 金 22:00-22:54

は熱烈な平野紫耀ファンが多いのだろうからしょうがない。女オタには敵わない。
クロサギ』は、同名の漫画作品を原作とし、2022年10月21日からTBS系「金曜ドラマ」枠で放送中の日本のリメイクテレビドラマ。主演は平野紫耀(King & Prince)。


3位:アトムの童 (平均視聴率9.8%)

TBSテレビ 日 21:00-21:54

従来のTBSの日曜劇場とは全く違う視聴者層を狙った企画で有るのは明らかです。従来は、ドラマでは稀有なM2層・M3層を中心としたサラリーマン男性の日曜夜の楽しみだったはず。前作「オールドルーキー」から少し下のM2層を中心としてF2層やF1層を取り込もうとしていた。今回から明らかにF1層にシフトしている。
おじさんの見るドラマでは無くなった。

2位:ザ・トラベルナース (平均視聴率11.5%)

テレビ朝日 木 21:00-21:54

では、『ザ・トラベルナース』は誰が見ているのだろうか?
もちろん、「ドクターX〜外科医・大門未知子〜 木曜21時」のファンを狙って同じような設定ドラマとして期待してみているのだろうと思う。
権威を振りかざす偉そうな医者をやっつけてスカッとする、それが見ているM2層・M3層・F2層・F3層の見る理由。さすがテレ朝はそれを解っていて、中井貴一を主役に持ってきた。憎たらしい適役は、松平健、柳葉敏郎。菜々緒が未だ期待に応えられていないが、もっともっと嫌われる方向に行くのか?中井貴一に寝返るのか?
まあ、ジジババ相手のいつものドラマ。ドクターX米倉涼子が多少不安定で、しかも過去以上の展開が難しい?。出来たら『ザ・トラベルナース』に引き継ぎたいという姑息な意図が見え見え。
TBS日曜劇場の代わりに、M2層・M3層・F2層・F3層を狙った企画。


1位:相棒 season21 (平均視聴率15.6%)

テレビ朝日 水 21:00-21:54

コメントする必要は無い。
寺脇康文が帰って来て、後3クール位やったら終わるのだろう。
水谷豊の老化した顔はもう見るに堪えない。
警視庁は、75才でも現役なんか?とつい大人げない事を言ってしまうので、これで終わりにする。



■改めて、CIPU小児集中治療室 (平均視聴率9.0%)の視聴者について書いてみる。

まず、特徴的なのは子育て世代のお母さんに熱心に視聴されている。
もちろん吉沢亮のファンや筆者の様な生田絵梨花のファンも見ているだろうが、一番響いているのは、子育て層のお母さん。

特筆したいのは、長いコロナ禍で「人間の命や生き方」を考える様になった人々がメインターゲットにしたのは、このプロデューサーの前作『監察医 朝顔』の狙いと同じ。
元々、視聴率1位になる企画ではないでしょうから、5位は非常に好成績。

第1シリーズは2019年7月8日から9月23日までフジテレビ系「月9」枠で放送され、最終回翌週の9月30日(21時 - 22時54分)には、2時間スペシャルとして『特別編 〜夏の終わり、そして〜』が放送された。主演は上野樹里。上野の月9ドラマ主演は2006年10月期に放送された『のだめカンタービレ』以来13年ぶりで、単独主演は初めてとなる。

第2シリーズは当初は2020年の夏・秋に放送される予定であったが、新型コロナウイルスの影響による『SUITS/スーツ2』の放送遅延により秋・冬の年またぎでの放送に変更となり、同年11月2日から2021年3月22日まで(2021年1月11日に新春SP(21時00分 - 22時48分)を挟む)放送された。
現行の月9としては初めて、フジテレビ系のテレビドラマとしては『不毛地帯』以来11年ぶりに2クール連続で放送された。

2022年9月26日に第2シリーズラストの翌年夏を舞台にしたスペシャルドラマ『監察医 朝顔2022スペシャル』が放送された。
原作では1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災で主人公の朝顔が母を亡くした設定となっているが、今回テレビドラマ化するにあたり、2011年3月11日に発生した東日本大震災によって母が行方不明になっているという設定に変更されている。

★長澤まさみ『エルピス』も好調な滑り出し

 また、注目なのが、24日にスタートしたばかりの長澤まさみ主演の月10ドラマ『エルピス —希望、あるいは災い—』だ。

 渡辺あや民放ドラマ初脚本、大根仁監督、そして佐野亜裕美プロデューサーがTBS時代に提案した企画だったものの却下されてカンテレで実現させたという、ドラマファン注目の一作だが、初回の世帯視聴率は8.0%を記録。

『月曜から夜ふかし』がよる10時の枠に移動になった今年4月以降、カンテレ制作の月10ドラマは、4月期の『恋なんて、本気でやってどうするの?』も7月期の『魔法のリノベ』も、初回で7%台となった後は6%前後をさまようなど苦戦していたことを考えると、初回でギリギリ8%台に乗せたのは『エルピス』への視聴者の期待の現れだろう。

 さらに、放送がスタートしたばかりのため未知数な部分はあるが、TVer総合ランキングでは『PICU』や『親愛なる僕へ殺意をこめて』といったお気に入り登録者数60万超えのドラマをおさえて総合1位をしばらくキープしており、配信での勢いも感じられる。
もともと『エルピス』はフランス・カンヌで開催された世界最大級の国際映像コンテンツ見本市「MIPCOM」で世界初上映を行うなど世界配信を視野に入れた動きを見せており、“配信向き”の作品ではないかと見られていたが、やはり相性はいいのだろう。

筆者は、ドラマが描きたいと思っている世界観やテーマに注目してしまう。
そのテーマが人間の深淵に繋がるなら、顧客層は広がりその対象顧客はバズらせたり騒がないが、非常に良質の視聴者としてロイヤルティーが高い顧客である。


■ 川口春奈×目黒蓮『silent』絶好調で勢いづくフジ秋ドラマ、日テレは夏に続き低迷

2022/10/27

 今期のフジテレビドラマは『silent』を筆頭に、配信人気を武器に視聴率でも健闘している作品が多く、TBSドラマ的なバランスの良さが感じられる。『silent』の勢いがとかく注目されがちだが、『PICU』『エルピス』といった良質な作品も比較的好調な動きを見せており、何よりこの3作がいずれもオリジナル作品というのも重要なポイントだ。『silent』では新人脚本家を抜擢するというチャレンジも見られるが、ひょっとすると今期はフジテレビドラマの転換点となるのかもしれない。

サイゾー

『Dr.コトー診療所』の映画化も、『silent』『PICU』『エルピス』を援護射撃する役割も果たしているよな気がする。



終わり

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