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♯1 グレートリセットは、エネルギー覇権者が交代する事

妄想込みの推測記事です。今まで乃木坂とか芸能界とかTVの衰退とか軟弱なジャンルの事を書いていたのですが、実際に言いたい事は世界情勢の大きな流れを、しかも歴史的に掴んでおかないと見えてこないモノについてです。


ロシアのウクライナ進攻や、中国の台湾進攻等きな臭くなってきた2022年は時代の大きな転換点でもあります。

特に、エネルギーは、人間の文明に必須なモノであり、世界を決めるキーアイテムです。エネルギーがこの10年位でどうなるのか?

まあそれにしても、飛躍しすぎて無視されそうですが、捨て記事としてとりあえず上げて行きたい。
2年後には、筆者が書く記事の半分になっているかもしれない。



1.覇権について

※覇権とは、
覇権(はけん)あるいはヘゲモニー(hegemony)とは、政治的あるいは経済的あるいは軍事的に抜きん出た国家が他国を支配・統制すること。

古代ギリシア(紀元前8世紀から紀元6世紀)においては、ヘゲモニーとはあるポリス(都市国家)が他のポリスに対して政治的・軍事的に支配的な状態にあることを示す語だった。この優位にある国は「ヘゲモン覇権国覇者)hegemon」として知られている。
19世紀、ヘゲモニーとは「社会的あるいは文化的な優位性もしくは支配性;社会または環境において、一つの集団が大きく優位にあること」を示す語となった。後にこれは「あるグループや政府が、社会の中で並外れた影響力を有している」との意味にもなった。また、地政学的および文化的な意味で、ある国が他国を圧する優位性を指すようにもなった。後には帝国主義時代において、列強によるヨーロッパの覇権がアフリカ・アジア・ラテンアメリカを覆った状況も「ヘゲモニズム覇権主義)hegemonism」の語で表されるようになった。

■筆者の解釈では、暴力を使って勝者や優位になる事だけでなく、経済的に世界を牛耳る事であり、それはその世界のルールを決めるポジションの事だと思っている。

USAが第二次大戦後の覇権を握ったのは、ドイツおよび日本に軍事的に勝っただけでなく、世界のルールを重層的に作って来た事の方が覇権者として居続けられた力の基だった。
一例をあげると、国連設立、各種の核兵器制限条約、軍事力と経済力に加えて金融市場全般のルールを決めてその覇権を握った。
世界統一の貿易のルール、国際決済システムSWIFT(スイフト)、株式市場のルール、公開企業の決算ルール、銀行 バーゼルIII 等々。

主要株式市場のルールを統一して、瞬時に売り買いできるコンピュータシステムで100兆ドルのファンドが確実にもうかる事が出来る。

原油をはじめとした貿易決済でのドル優位性を確立した。ドル建ての原油市場の様に、主要商品価格の決定権を握った。

現在のサウジと日本の原油輸入価格は、生産国との長期契約に基づいて輸入されるものが多いため、ターム価格やスポット価格などが適用されます。
これらの長期契約の原油価格や、日本からの製品の輸出価格は、シンガポールのOTC価格が基準に決定されるケースも多く、日本の石油業者はNYMEX、ICE以外にシンガポールのOTC市場を利用してへッジを行うこともあります。

ちなみに、2001年9月に東京工業品取引所(現・東京商品取引所)の石油市場に、中東産原油が上場されました。このことにより、先行するNYMEXのWTI原油、ICEの北海ブレント原油に次いで、日米欧に原油先物市場が揃うことになりました。

■覇権とは、(きれいごとの理念を掲げて)裏でルール作りの権力を握る事。
世界のルールを握る事こそ覇権。

しかし、ルールを作らなばならない背景がある。
民主主義に基ずく自由経済という事による消費市場を広げる為の施策を行って来た。つまり、米国は自ら市場を育成して来た事が重要である。
中国はそれと違って、投資や技術移転(スパイも含む)してそれにより生み出される輸出品を米国が購入して成長してきた。
投資側は、その価値を投資回収という形で吸い上げるげる。だから各種ルールを作り厳密に運用してもらう必要がある。

中国共産党の場合、根本には収穫泥棒である。時間かけて作った来た自由主義経済圏国家の消費市場が出来上がっている国から価値の移転を根本にする事で伸し上がって来た。

ルールの運用に問題がある場合、上がった利益に疑念がある場合、その国から撤退する。それが今起こっている米中の摩擦である。
人の作った市場に勝手に手を出す、ルールが守れない中国は退場させないといけない。



2.それを理解したうえで、グレートリセットを考えると見えてくる。

クラウス・シュワブが目指す事は、EUに天然ガス商品市場を作りEUがエネルギー覇権を握る事を餌にして、中東やロシア(OPECプラス)からエネルギー価格決定権を奪おうとしている。
CO2温暖化騒ぎで、世界のエネルギー比率が原油から天然ガスへ転換される。発電の主力は天然ガスにする事と、その電力を使って自動車のEV化を図ると言う正に「グレートリセット」

クラウス・シュワブ、クラウス・シュヴァープ
スイスの経済学者、ビジネスマン、慈善活動家。世界経済フォーラムの主宰で知られ、妻ヒルダがこの事業に参加している。
ヘンリー・キッシンジャーの教え子の一人。

日本人経営者が憧れて・・・


「左からWEF土屋さん、ブレンデさん、 私、シュワブさん、塩崎さん、ソフィアバンク田坂さん、古川さん、斉藤さん、河野さん」


■バフェット氏、1兆円で天然ガス輸送事業買収

日本経済新聞 2020年7月6日 7:44 (2020年7月6日 10:57更新)

著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハザウェイは5日、米ドミニオン・エナジーから天然ガス輸送・貯蔵事業を買収すると発表した。有利子負債を含めた買収総額は97億ドル(約1兆380億円)。



■賭場には賭場のルールがあるのだ。

※投資は究極の博打である。

※参考資料
コラム:説得力欠くOPECプラス、大幅減産で高まるリスク
2022年10月6日




3.EU官僚が仕掛けたドイツ衰退の道

1).クラウス・シュワブが勧める「グレート・リセット」はドイツの脱工業化を促す。

2022.9.14【EU】欧州ガス危機はEUによる自作自演!ドイツはエネルギー自殺?【及川幸久−BREAKING−】
2022/09/15

欧州エネルギーガス市場を作る。カジノ資本主義。価格を上限まで釣り上げる。
正直、外交とはそういうモノで日本人は本当の外交を理解できない。
外交とは陰謀そのもの、武力・軍事力が無い外交はあり得ない。
クラウス・シュワブはEUのCO2の火付け役。

クラウス・シュワブクラウス・シュヴァープ
(独: Klaus Schwab、1938年3月30日 - )はスイスの経済学者、ビジネスマン、慈善活動家。世界経済フォーラムの主宰で知られ、妻ヒルダがこの事業に参加している。ヘンリー・キッシンジャーの教え子の一人。

ウィキペディア(Wikipedia)

★ウルズラ・ゲルトルート・フォン・デア・ライエン
ヨーロッパの救世主
『唯一の解決策は風力と太陽光に巨額の投資すべき。』
太陽光発電の買取価格は、天然ガスの価格に連動するというEUの取り決めをした。
彼女は、太陽光発電利権。

ウルズラ・ゲルトルート・フォン・デア・ライエン(独: Ursula Gertrud von der Leyen 1958年10月8日 - )は、欧州連合の政治家。欧州連合
第13代 欧州委員会委員長

ドイツキリスト教民主同盟(CDU)所属。第13代欧州委員会委員長(2019年 -)。旧名ウルズラ・ゲルトルート・アルブレヒト(Ursula Gertrud Albrecht)。
ニーダーザクセン州社会・婦人・家族・保健相、ドイツ連邦共和国家族・高齢者・婦人・青少年相(第1次メルケル内閣)、CDU副党首、ドイツ連邦共和国労働・社会相(第2次メルケル内閣)、ドイツ連邦共和国国防相(第3次メルケル内閣、第4次メルケル内閣 2013年 - 2019年)などを歴任した。

ウィキペディア(Wikipedia)
左:元ドイツ国防相ウルズラ・フォン・デア・ライエン 右:元ドイツ首相アンゲラ・メルケル 



続く

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