♯1 グレートリセットは、エネルギー覇権者が交代する事
妄想込みの推測記事です。今まで乃木坂とか芸能界とかTVの衰退とか軟弱なジャンルの事を書いていたのですが、実際に言いたい事は世界情勢の大きな流れを、しかも歴史的に掴んでおかないと見えてこないモノについてです。
ロシアのウクライナ進攻や、中国の台湾進攻等きな臭くなってきた2022年は時代の大きな転換点でもあります。
特に、エネルギーは、人間の文明に必須なモノであり、世界を決めるキーアイテムです。エネルギーがこの10年位でどうなるのか?
まあそれにしても、飛躍しすぎて無視されそうですが、捨て記事としてとりあえず上げて行きたい。
2年後には、筆者が書く記事の半分になっているかもしれない。
1.覇権について
■筆者の解釈では、暴力を使って勝者や優位になる事だけでなく、経済的に世界を牛耳る事であり、それはその世界のルールを決めるポジションの事だと思っている。
USAが第二次大戦後の覇権を握ったのは、ドイツおよび日本に軍事的に勝っただけでなく、世界のルールを重層的に作って来た事の方が覇権者として居続けられた力の基だった。
一例をあげると、国連設立、各種の核兵器制限条約、軍事力と経済力に加えて金融市場全般のルールを決めてその覇権を握った。
世界統一の貿易のルール、国際決済システムSWIFT(スイフト)、株式市場のルール、公開企業の決算ルール、銀行 バーゼルIII 等々。
主要株式市場のルールを統一して、瞬時に売り買いできるコンピュータシステムで100兆ドルのファンドが確実にもうかる事が出来る。
原油をはじめとした貿易決済でのドル優位性を確立した。ドル建ての原油市場の様に、主要商品価格の決定権を握った。
現在のサウジと日本の原油輸入価格は、生産国との長期契約に基づいて輸入されるものが多いため、ターム価格やスポット価格などが適用されます。
これらの長期契約の原油価格や、日本からの製品の輸出価格は、シンガポールのOTC価格が基準に決定されるケースも多く、日本の石油業者はNYMEX、ICE以外にシンガポールのOTC市場を利用してへッジを行うこともあります。
ちなみに、2001年9月に東京工業品取引所(現・東京商品取引所)の石油市場に、中東産原油が上場されました。このことにより、先行するNYMEXのWTI原油、ICEの北海ブレント原油に次いで、日米欧に原油先物市場が揃うことになりました。
■覇権とは、(きれいごとの理念を掲げて)裏でルール作りの権力を握る事。
世界のルールを握る事こそ覇権。
しかし、ルールを作らなばならない背景がある。
民主主義に基ずく自由経済という事による消費市場を広げる為の施策を行って来た。つまり、米国は自ら市場を育成して来た事が重要である。
中国はそれと違って、投資や技術移転(スパイも含む)してそれにより生み出される輸出品を米国が購入して成長してきた。
投資側は、その価値を投資回収という形で吸い上げるげる。だから各種ルールを作り厳密に運用してもらう必要がある。
中国共産党の場合、根本には収穫泥棒である。時間かけて作った来た自由主義経済圏国家の消費市場が出来上がっている国から価値の移転を根本にする事で伸し上がって来た。
ルールの運用に問題がある場合、上がった利益に疑念がある場合、その国から撤退する。それが今起こっている米中の摩擦である。
人の作った市場に勝手に手を出す、ルールが守れない中国は退場させないといけない。
2.それを理解したうえで、グレートリセットを考えると見えてくる。
クラウス・シュワブが目指す事は、EUに天然ガス商品市場を作りEUがエネルギー覇権を握る事を餌にして、中東やロシア(OPECプラス)からエネルギー価格決定権を奪おうとしている。
CO2温暖化騒ぎで、世界のエネルギー比率が原油から天然ガスへ転換される。発電の主力は天然ガスにする事と、その電力を使って自動車のEV化を図ると言う正に「グレートリセット」
日本人経営者が憧れて・・・
■バフェット氏、1兆円で天然ガス輸送事業買収
日本経済新聞 2020年7月6日 7:44 (2020年7月6日 10:57更新)
■賭場には賭場のルールがあるのだ。
※投資は究極の博打である。
※参考資料
コラム:説得力欠くOPECプラス、大幅減産で高まるリスク
2022年10月6日
3.EU官僚が仕掛けたドイツ衰退の道
1).クラウス・シュワブが勧める「グレート・リセット」はドイツの脱工業化を促す。
2022.9.14【EU】欧州ガス危機はEUによる自作自演!ドイツはエネルギー自殺?【及川幸久−BREAKING−】
2022/09/15
欧州エネルギーガス市場を作る。カジノ資本主義。価格を上限まで釣り上げる。
正直、外交とはそういうモノで日本人は本当の外交を理解できない。
外交とは陰謀そのもの、武力・軍事力が無い外交はあり得ない。
クラウス・シュワブはEUのCO2の火付け役。
★ウルズラ・ゲルトルート・フォン・デア・ライエン
ヨーロッパの救世主
『唯一の解決策は風力と太陽光に巨額の投資すべき。』
太陽光発電の買取価格は、天然ガスの価格に連動するというEUの取り決めをした。
彼女は、太陽光発電利権。
続く
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