見出し画像

私は何のために絵を描くのかvol.3

前回の記事を上げた後、敢えて『描いた絵を人に見せない』というのはどうだろうと思い立った奏汰です。こんにちは🌵

結果として、新規開設して誰もいないままの青空のアカウントに好きなものを好き勝手に描いてはぽいっと載せる、という珍妙なことを始めてみたのですが、これがどうしてなかなか楽しい。というお話です。


人の目を気にしなくていい。
中途半端でいい。
意味の分からないままでいい。
絵を描く時は、自由でいい。


1時間ちょっとで疲れずに描けるだけ描いて、気が向いたらもうちょっと手を加えてみる。気が済むまで描いたら時間を気にせずぽいっとアカウントにアップして、人に見せた気分になって満足。

そんなふうに好きなものを『好きなだけ』描ける状況を強制的に作ってみたわけですが、それによって、今までどれだけ余計なことを考えながら描いていたのか本当によくわかりました。

なんて自由で身軽なんだ、と。


今までは、いつもどこかで『他人が私の絵に抱くイメージ』の幻想を追っていたような気がします。
自分が描きたいものを見失ったまま、完成させないと人に見せられないという強迫観念に駆られて時間を費やして、そんな状態で描いたって納得いくものができるはずがなくて。
心を砕けば砕くほど自分と自分が作るものが乖離していく、ずっとそんな感覚でした。



人から、綺麗で繊細なものを求められているのが分かる。絵柄の影響なのか、女の子のキャラが見たいと言ってくれることが多くて、褒めてもらうのはいつも着彩のこと。

それが、繊細で綺麗な少女のカラー絵を描いてみようと思って手が止まるのです。
考えれば考えるほどに絵から笑顔が消えていく。

ねえ、それって本当に私が描きたいもの?


心赴くままに描いてみる生活を始めてみて、今まで本当の意味で「見られる」ことを気にせず描いてこなかったことに気付かされました。

もうしばらくは人に見られないのをいいことに珍妙な絵を描いて、自分の好きなものの棚卸しに時間を使ってみる所存です。


他人的にはきっと私らしくなくて、
自分的にはとても私らしい絵。
だいぶ前に描いたやつだけど結構気に入ってます。


別に見られて困るもんではないので、気になる方は私のブルスカのアカウント探してみてくださいね〜笑

以上、奏汰がお送りしました((🌵))


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?