格ゲーコンコルド効果
こんにちは。ジェイミー使いのそうすけです。
さて、2月にはエドも追加され、豪鬼はまだかと皆様待ち焦がれている頃かと思います。ケンを超える性能となるか、瞬獄殺は、モダンはと、色んな意味でどうかるか楽しみですね。
追加キャラも良いですがやはり気になるのは、｢バランス調整｣ではないでしょうか。1年弱の攻略で諸々固まってきたのもあって大半のプレイヤーが待ち望んでるかと思います。
ということでスト5の7年間を走り切り、数多の調整を経て喜怒哀楽全ての感情を超越した（？）このわたくしめが、調整に対しての心構えを授けましょう。
あ、キャラ愛勢とかキャラ変えを一切考えてない方は、「そういう考え方もあるんだ～」くらいで流してください。
0.はじめに
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1.コンコルド効果とは
そろそろタイトルにあるコンコルド効果とはなにかを説明しましょう。
コンコルド効果とは、事業を続けても利益が見込めないにもかかわらず、それまでの大きな投資が無駄になることを惜しんで事業をやめられない状態になることを指します。
由来はコンコルドという超音速旅客機が運用上の赤字がわかっていながらも、注ぎ込んだコストを惜しんで事業を続けたせいで最終的には開発会社は倒産したことから来ています。
この説明でもう、僕と年単位で付き合いのある方はなにが言いたいかわかってしまったかもしれません。
はてさて、僕は最近この言葉を知ったのですが、解説を聞いた時は電撃が走りました。
あまりにも、あまりにも身に覚えのある話だったからです。
もちろん、ここでネタにするような話ということは、実際に投資云々ではなくてゲームの話にはなるのですが。
2.バルログ使いそうすけの苦難
コンコルド効果の話を聞いて僕は思いました。
｢完全に僕のスト5バルログのことじゃん！｣と。
……まあ、倒産はしてないけど。
6からストリートファイターを始めた人も多いと思うので、｢スト5のバルログとは？｣となる方に向けてまず簡単にスト5のバルログについて説明しましょう。
バルログはゲーム発売と同時に使用可能な初期キャラのひとりでした。
キャラの少ない最初期はまあまあの立ち位置か？みたいな感じだったものの、スト5のメインシステムであるVトリガーがダントツで弱いとかいう致命的な弱点があるなど、全シーズンパッとしない性能であり｢バルログが最強キャラ｣と言われたようなことは"結果的に"ただの一度もありません。ヤケクソになった僕はバルログ最強と叫んではいた
スト6のように無敵技がなくても一応ジャストパリィで逆択を迫れるとか、ドライブラッシュでキャンセルさえできる技ならどれでもある程度のリターンが保証されてるとか、キャラ性能の最低ラインがゲームのシステムでかなり引き上げられています。
しかし、硬派極まりないストリートファイター5はそんなに甘くなく、スト5の弱キャラはなにもかも「気合い」でどうにかするしかなかった。
あんまりここを語りすぎても趣旨と外れてしまうのでここまでにしますが、つまるところ｢スト5バルログはタイトル通して相当微妙な性能のキャラでありそれを認識していたのにも関わらず、ワタクシそうすけは使い続けてしまった｣ということでした。
まさにコンコルド効果そのものですね。
そんなずっと微妙だったキャラクター、使い続けてたお前はアホなんか？って思うじゃないですか。
はい。その通りです。アホです。
3.バルログをやり続けてしまった理由
僕としてもキャラを変えたいとは常々思っていました。
1番最初のバージョン（シーズン1）は｢バルログはいいけど強すぎる他キャラがキショいな～｣くらいの認識だったのでまだ変えようとは思ってなかったのですが、シーズン2以降はビッグバンの如く宇宙創造すら起こりえるような調整が他キャラに施されました。
バルログ自身は基本的に弱くなったことはないですが、毎度毎度強化幅が狭かったため僕は｢このキャラ余裕の最弱～（笑）｣って思いながらプレイしていました。いや、不健全すぎるだろ。
最弱って思うならキャラ変えろよ！って？はい事実陳列罪。
というわけで大きく2点、バルログをやり続けてしまった悪しき理由を書いていきます。
3-1.本当に弱いかをやり込んでから判断しようとした
はい、まあ、文字の通りではございますが。
ゲームやり込んでる人なら、調整リストパッと見て長所の強化や短所の改善ってある程度わかるものだと思います。スト6の2月末に入った調整見て｢JPのキャラランクは地に落ちた｣とか｢はいリュウは全キャラ有利の最強キャラです｣なんて思う人いないじゃないですか。
そこでスト5バルログの調整ですが、なんと、やはり基本的には内容見ただけでだいたいランクの想像が付くようなものが多かったです。バルログは強くなったか？今強いと言われているキャラに追いつけたか？誰かに聞かずともなんとなくでだいたいわかってしまいました。
それでも｢とりあえずやってから考える｣の精神を持っていた結果、だいたい2,3ヶ月やり込むわけですね。
そして来るわけですよ。プチ調整が。スト5は年1の本調整をしてから2,3ヶ月後にやばすぎた要素やまだ強化が足りないと判斷されたキャラはワンポイントで調整されたりしてました。そこでまた妙ちくりんな強化を貰い、とりやる精神が発動して気づいたら年1調整まであと半年もないくらいとか。これくらいの時期になるとキャラ変えようにも｢調整で弱くなったら嫌だし次の調整来たら考えよ｣ってなるわけです。
で、気づいたらストリートファイター6になってバルログさんは抹消されたってわけ。
3-2.キャラ変え直後の苦痛
もうひとつの要因、まあ当たり前の話ですが、練度の低い強キャラよりも練度の高い微妙キャラの方が勝ててしまいます。
一応僕も、バルログやってらんねえ！ってキャラを変えようとした時期がありました。
しかし僕は中途半端にバルログの実力を付けてしまったせいで、キャラ変え前後の勝率の落差が半端ないことになったのです。
更にスト5は全キャラ共通のLPしかなかったので、バルログで稼いだLPをサブキャラで溶かすことになってしまいます。やだねえ～。
僕にはこの落差が耐えられず、キャラ変えし切ることが出来ませんでした。
しかもスト5はキャラ数が多いのでどこかしら共通点
のあるキャラも多く、上位互換的な存在に乗り換えればキャラ変えもそこまで難しくないもの（と勝手に思ってる）でしたが、バルログは良くも悪くもオンリーワンの存在すぎてバルログで得た技術他キャラで活かしにくいのもひとつ要因だった気がします。ええ、スト6のジェイミーに活きる技術なんて空対空くらいしかありませんもの。
自キャラが微妙と分かっていながらも続けてしまい僕はまだ成功した方だけど、その結果望んだ結果が得られないという、まさに格ゲーコンコルド効果というわけです。
4.調整には期待しない
最後に、僕から読者の方々にひとつだけ送らせてください。
見出しの通りかなり身も蓋もないことを言いますが、基本的に調整に期待してはいけません。
これは｢開発がエアプだからどうせろくな調整なんかこない｣という話ではなく、｢調整を見てから考えろ｣という話です。皮算用する狸にはならないようにしましょう。
それに調整と言っても変更の幅にはおそらく限界があります。
ジェイミーに｢ルークとまったく同じ2中Pに変更する｣という強化案があっても、それが成される事は間違いなく無いでしょう。
ジェイミーの2中Pをルークの判定にした場合、あまりにも見た目が乖離しすぎててTwitterでブッ叩かれること間違いなしでしょう。最初からやれやと言われることを考慮するとまあ有り得ない調整かなと思います。あとあと張弓腿も足からビーム出して横のリーチを改善してほ（略）
結局、来ないとわからない調整に合わせるくらいなら他キャラの知識をつけたり乗り換え候補を探すなどをしておいて、強くなったことが確定したのを見てから触ったほうが賢い時間の使い方なのはほぼ確実でしょう。
調整待ちとか言って惰性でキャラ使ってるやつがいたらぶん殴って目を覚まさせてあげてください。
5.総括
というわけで｢格ゲーコンコルド効果｣でした。
こういう自分の経験を元に語るのはなるべく説教臭くならないことを心がけて書きましたが、鼻についてしまったらすみません。
あ！弱キャラ使いの皆さん！自分でそのキャラ選んでおいてTwitterで文句を垂れる昔の僕のようなモンスターにはならないように気をつけましょうね！
現状微妙な評価を受けがちなジェイミーを使ってるそうすけさんはどうするのかって？いや～僕はジェイミー弱いと思ってないからな～。せっかくやり込んだし？調整待ってとりあえず触ってから考えるわ！ほなまた～。
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