バベルの塔
むかしむかし
人類が1つの言語で話していた頃、「デカい塔を建てて雲の上にいる神様に会いに行こう」と
誰かが言い出し、皆がそれに賛成したため、
塔の建設が始まりました。
「神様と対等になりたい」という
野心に突き動かされるまま
人類が総出で力を尽くして作ったので、
神様のおわします雲の上まで、あと少しと
いうところまで迫りました。
人間の邪な心とチカラを恐れた神様は、人類の
言語をバラバラにしてしまいました。
協力しあうことが出来なくなった人類は、
塔を作り続けることが出来ず、その後
アッシリアの王セナケリブによって破壊され、塔は
跡形もなく崩れ去ってしまったのでした。
旧約聖書によると、人類の言語がバラバラなのは
この出来事が原因とされてます。
時代は進み…今はスマホ1つで言語の不自由は
解消されるようになりました。
色々な分野の技術も発展し、今や神様の領域に
踏み込もうとしているものさえあります。
ある意味、人類は再びバベルの塔を建てようと
してるのかもしれません。
ですが…神様は神様で、
またしても人類をバラバラにする手立てを
講じているような気がします。
災害や紛争を引き起こし、疫病を流行らせ、
切羽詰まる状況を作れば、人は いとも容易くバラバラになるのです。
家族も親友も恋人でさえも。
人類として、本当にヤバい状態になるまでに、
すべての人が目を覚まし心持ちを改め、人種や
不幸な歴史を越えて、一致団結することは
出来るのでしょうかねぇ…