眠る
手足をバタバタして
まだ眠りたくないのか少し泣いたりもして
そんなようすをそうっと見守っていると
小さな目が細くなり、まばたきが減って目を閉じる瞬間が長くなる。
それでもまだうっすらとひらいている目の中には
もう夢が見えているような感じ。
ここから遠ざかっていくように
ぎゅっと握られ浮いていた小さな拳が
しずかに、とてもゆっくりと力が抜けていき、布団に着地する。
ちいさな体で眠ろうとする姿に強い生を感じる。
この子はここに産まれてちゃんと生きている。わたしの子。
どうかたのしい夢を見ていますように。
おやすみ。
子どもの寝顔ってどうして心が動かされるのでしょう。
んでまず、おみょうぬづ。
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