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アル中だった話

あの時どう考えてもアルコール中毒だったよな、という時期がありました、僕は。

仕事柄、自分の話をする機会も増えて、最近ようやく「恥ずかしい」という感覚がなくなったので、小笑い程度に書いてみようかなと。

僕は大学卒業とともに陸上も辞め、プライドだけが残った社会人になっておりました。

で、5年くらい経ってやっと仕事が楽しいと思えたタイミングで、仕事の内容がガラッと変わったんですよね。

これが合ってなくて、今だから言えるけど「サボっても給料変わんねーじゃん」みたいな感じになり、大袈裟に言うと「何のために俺生きてるんだっけ」みたいな感覚も芽生え、鬱とかじゃないけど常に不眠で。

当時の僕の悪い所で、やっぱ「興奮」とか「楽しい」の基準が全部大学生活になっちゃってて、何しても「俺こんなんじゃねぇよ」って思ってしまう。

そこでお酒を家で飲むタイプじゃなかったのに飲むようになり、「酒飲むと寝れるじゃん」ってなり、そこからどんどん飲酒量が増える負のスパイラル。

どんぐらい飲んでたかと言うと、

これを半日のうちに直飲みで飲み干してました。もちろん1人で、そのまま。笑
しかも毎日。嘘でしょって言われるけど、本当に。笑

これは僕の中でのアル中あるあるだったのですが、二度寝ができない。普通夜中に起きると眠くてまた自然と寝るじゃないですか。これがまぁ起きても寝れなくて。深夜の4時とかにコンビニに酒買いに行ってました。笑

あと、金縛りが1日10~20回以上はなって、寝るのが怖かった。

半年くらいは続きました、この状態が。

美談になんかできませんが、早朝まで一人で飲んでしまい出社できず、外勤っていう嘘をつき、家にいるっていう日も。

毎日「このままじゃヤバい」って思っててもなかなか治らず、今思うとあの時がきっかけで治ったかなぁ、というのがありまして。それが転職の勧誘の電話だった。

全く興味ない業界だったし、大変な仕事内容だったけど、なんか電話きた瞬間に「今いろいろ言い訳したら一生変わらない」って思ってしまって。行きます、って即答しちゃいました。なんでなのかはよくわからないけど、今の日々から脱出できる!って感じになった。結局は自分で決めただけなんだけど、なんか救われた感覚になったんですよね。

何故かそっからは自覚が芽生えたのか、角瓶直飲みすることもなくなった。こんな単純な?理由で解決するもんなんだなーと。僕の場合は軽度だったのかもしれませんが、僕みたいなキャラでアル中って気持ち悪いじゃないですか。だから、余計誰にも言いたくなくて、言えてたらもっとはやく治ってたのかも。

最近色んな人と会う機会が多くて、余計、昔の誰とも会いたくなくて部屋で酒飲んでた日々思い出すんですよ。

結構、助けてもらってること多いって気付けるようになった僕、大人だなって。笑

自分の話を聞いてくれる人がいるって幸せだよな

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