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キャラグミン_グラビティ・キトゥン製作記③

ボークスから販売されているレジンキット「キャラグミン」より、グラビティ・キトゥンの製作記、3回目です。

前回でボディ塗装が完了しました。今回はお肌です。

お肌の塗装

元々このキットは成型色が良く、そのままでも雰囲気バツグンです。特に肌の色は絶妙で、これを塗装で再現するのはかなり難しいだろうと思いました。キトゥンの肌は褐色なのでなおのこと。なので今回、お肌だけは無塗装で行きます。

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まずは肌パーツと瞳デカールにプライマーを吹きます。プライマーサフと違って、こちらは透明な下地用のマテリアルです。フィニッシャーズのマルチプライマーを使いました。デカールにも一緒に吹くのは表面の保護のためです。

そして最難関、瞳デカールです。

GRAVITY DAZE2のサントラを爆音で流し、テンションと集中力を高めて一気に行きます。

……しかし、ここで最大のピンチを迎えました。透明フィルムがデカールの形に切り抜かれているものだと思い込んで、巨大な余白が付いたまま水につけてしまったのでした。顔パーツの上にスライドした瞬間、しわしわになった透明フィルムが顔全体に覆いかぶさります。

ヤバイ、と思ったその瞬間、サントラから「強襲と凱旋」がかかる激アツ展開。デカールハサミで余白を無理やり切り取り、なんとか貼り付けました。

これから作る人はご注意ください。

DSC03729のコピー

赤線で示したように、ギリギリまでカットしておいた方が良いです。

使ったツールは、マークセッターとマークソフター、それにハイキューパーツのデカールスキージーです。

DSC04759のコピー

鏡やスマホのカメラを駆使して、0.1ミリ単位の調整を繰り返し、なんとかここまで追い込みました。改めて写真で見ると、モールドに対してデカールの貼り位置がちょっと高くて合ってないですね……。左右両方とも同じようにズレており、ぱっと見では違和感がないので良しとします。

もう一度プライマーを吹いて保護してから、肌パーツ全部につや消しコート。パステルを削って粉にしたもので軽めにシャドウとチークを入れます。

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左がシャドウのセット。右がチークのセットです。左側一番上の色、ヌーベルカレーの053が成型色にかなり近い色でした。最近は美少女プラモ用のピグメントなんかも発売されていますが、褐色の肌にはなかなか合わないと思うので、パステルを使うのも一手かと思います。

しかしパステルのノリがイマイチで、本気で軽めになってしまいました。つや消しにはガイアカラーのEXフラットクリアープレミアムを使ったのですが、この塗料は表面が滑らかでとてもきれいなつや消しになります。その分、表面の凹凸が少なくてパステルの粒子が引っ掛からなかったのだと思います。

写真だとシャドウもチークもほぼ写りません。もうちょっとしっかりつやを消せば良かったかもしれませんが、まぁ元々のキャラデザもゲーム画面でも、チークやシャドウの印象はあんまりないので良しとします。趣味でやってることですし、完璧にこだわらず「まぁ良し!」で先に進むのは完成させるコツです(笑

口の中は「いちごミルク」にクリアーオレンジを少し混ぜたもので塗装しておきました。歯は、ホワイト+シルバー(ごく少量)です。

最後にもう一度つや消しコートして完了。

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とにかく、最大の不安材料だったお顔が綺麗に仕上がって満足です。最初に瞳デカールを見たときは印刷の網点が目立つな―、という印象だったんですが、組みあがってしまえばそれほど気にはなりません。

瞳部分をUVジェルでコーティングするとか、唇や爪にピンポイントで薄めたツヤありクリアーピンクを塗るとか、思いついたことは他にもあったんですがやめておきました。

次回は髪の毛に進みます。

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