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#TRP2020 色鮮やかな個性があふれるように

こんにちは。スープストックトーキョーです。今日はこの週末に控えた、東京レインボープライド2020(主催:特定非営利活動法人 東京レインボープライド、以下「TRP2020」)についてお伝えしていきます。

東京レインボープライド2020に参加します

プライドパレードは、LGBTQ*などのセクシャルマイノリティの当事者やその理解者・サポーター(アライ)が、性的指向や性自認にかかわらず、全ての人が自らのアイデンティティに誇りを持ち、平等な権利を持つことを伝え歩くパレードのことをいいます。

今から50年ほど前にNYで行われた大規模な行進が起源となり、現在全世界で広がっています。国内では1994年に初のプライドパレードが開催され、2012年からは「東京レインボープライド」が毎年開催されています。TRPの沿革によれば、総動員数は2018年:約15万人、2019年:約20万人と大きなうねりが生まれています。

*LGBT:レズビアン(L、女性同性愛者)、ゲイ(G、男性同性愛者)、バイセクシャル(B、両性愛者)、トランスジェンダー(T、性同一性障がいを含む生まれたときの体の性と心の性が一致しない人)、クィアまたはクエスチョニング(Q、LGBTに当てはまらない全ての人たち)の頭文字

#TRP2020 公式パートナーとして

スープストックトーキョーでは、2018年の社内研修をきっかけに、社員の有志が自発的に東京レインボープライドに参加してきましたが、今年、ブロンズパートナーとして正式に参加します。

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(※TRP公式サイトより)

新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、TRP2020は開催中止が発表されましたが、パレードへの参加や、ブース出展を予定していました。

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200種類以上におよぶ色とりどりのスープから、6色のスープを選び、この日だけのお店を展開できればと考えていました。パレードは開催中止ですが、TRP2020オンライン『#おうちでプライド』と題し、4月26日(日)に、SNS上でパレードが開催されることをうけて、スープストックトーキョーもこのオンラインパレードに参加します。(詳細はこの記事の最後に)

“当たり前”を見つめ直す

このプロジェクトの先頭に立つのは、スープストックトーキョーの「人の魅力」を見つめ続けてきた、人材開発部の久米さんです。

私は、アトレ四谷店のオープニングスタッフからアルバイトパートナーとして入社して、社員となり、店長経験を経て人材開発部にきました。約16年が経とうとしている中で、昔も今も変わらず思うのは『スープストックトーキョーは人が魅力』ということ。そんな『人』の魅力の幅を拡げ、多様な人が活躍できるブランドであり続けたいなと思っています。LGBTQに関する研修を受けた時に、「自分が、こどもに相談された時に、私はなんて答えてあげられるだろう?」と思っていて。一人一人の「らしさ」を生かしていくことは、家族に対してもそうであるように、会社のメンバーにとってもいえることだと思ったんです。

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昨年から、Soup for allプロジェクトとしてベジタリアンやハラールの方も食べられるスープの開発やサービス、パートナーに向けた研修を実施している様子をみていて、「人のSoup for allって何ができるだろう?」と考えていました。これまでも、どこか“当たり前”のように社内には多様性を重んじる文化があったけれど、その“当たり前”を再度見つめ直し、さらに磨いていきたい。だからこうして、発信もしていこうと決めました。

人にも、食にも、多様性を

スープストックトーキョーは、企業理念として「世の中の体温をあげる」を掲げ、創業当初から「Soup for all !」という考え方を大切にしています。

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0歳から100歳まで、私たちの一番身近にある食べ物として、スープは、年齢も性別も国籍をも超えていく存在。 だから「たった一人」が大切で、「たった一人」ほど、見放せない。世の中さんという人はいないから、その一人ひとりとより向き合っていきたいと考えてきました。

具体的に取り組んできたこと

私たちは、属性ではなく「ひと」それぞれに寄り添った、誰もが生き生きと働けるブランドであるための取り組みの一つとして、LGBTQの理解促進を進めています。性的指向、性自認に基づく差別を許さず、それらを尊重していく方針で、以下のようなことを取り組んできました。

●採用活動における配慮 →性別記入欄をなくし、すべての応募者の方の性的指向や性自認を尊重すること 
●アライとしての採用活動の推進 →LGBTフレンドリー企業としての採用媒体掲出の計画など 
●管理職向けの社内セミナーの実施 →杉山文野さんを講師としてスマイルズグループとして開催
●人事・福利厚生制度の改定や書類表記の見直し →公的書類発行プロセスなどの外的要因を除いては、男女表記をなくしていく
●匿名で相談できる専門相談窓口の設置 →相談希望の場合は社外のプライバシーが確保できる場所で実施

今後は、約1500名のアルバイトパートナーを含む全従業員に向けたセミナー実施や多様性に関した取り組みの発信をより一層行っていきます。これまで取り組んできた“働きがいと働きやすさの環境整備”へ向けた「障がい者雇用」「女性の活躍推進」「外国人雇用」はもちろん、「LGBTQの理解促進」「シニアの活躍推進」についても引き続き取り組んでいきたいと思っています。

“オンライン”パレードで、共に歩みます

4月26日(日)にSNSオンラインパレード、「#おうちでプライド」の開催があります。 参加方法は、4月26日(日)13:00~16:00の間に、みなさんが活用しているTwitter、Instagram、Facebookで下記をアップするというもの。

メッセージ ・あなたが思うレインボ-の写真・画像 をSNSアップ!ハッシュタグは、「#TRP2020」「#おうちでプライド」です。

▼詳細はこちらをご確認ください。

発信することも、ひとつのアクション

取り組みを自分たちなりに進めていても、まだまだ壁を感じることがあることがありますが、「発信すること」もひとつのアクションだと考えるようになりました。今は街中でパレードをすることができなかったとしても、目の前の誰かに伝えることができなかったとしても、発信することはあきらめず、続けていきたいのです。

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色鮮やかな個性が生きる、世の中へ。
ささやかではありますが、スープストックトーキョーは想いを込めたこの6色を掲げます。

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▼働き方についてのインタビューはこちら




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