【身内用】ミッドの時間帯別の担当レーン

ミッド、トップ、ボット(ADC)とはいえ、あくまでそれを担当するのはタワーの折れていない序盤のみ。今回はミッドレーナーがゲームの展開によってどこのレーンに行くべきなのかの基本を書いていこうと思う。

・序盤、ゲーム開始からボットタワーが折れるまで

これは簡単、ミッドなのでミッドに行けば良い。逆に言えばレーンのコールはタワーが折れるまでの自分の行くレーンを宣言してる、という考え方もある。(ジャングラーとサポートを除く)

・中盤その1、どちらかのボットタワーが折れた後

どちらかのボットタワーが折れた場合、勝った方のボットレーナーとサポートがミッドに流れてくるのが基本。そのままミッドタワー狙いや押し切ってジャングラーと合わせてトップを折りに来る。その間にヘラルドを取りに来ることもあるだろう。

その場合、トップレーナーは相変わらずトップで1対1をしている事が多いので、基本的には負けた側のボットレーナーとサポートがミッドに流れて来た二人に引き続き対応する形になる。

そうなると空いたレーンはボットしかない為、そこでファームすることになる。もし、ボットレーナーが対応しなかった場合、ボットレーン二人がタワーに到達する前にトップのタワーが折れ、最悪テレポートでボットタワーを守られてしまうだろう。

トップかミッド、どちらかのレーンが勝っていればその有利な関係を活かして返せる可能性が残るし、2対2の構図は変わらなくてもミッドであればボットの時と違ってスキを突く形のチャンスメイクもしやすい。その為、2対2で対応させつつパワースパイクやチャンスを待つのがベター。

・中盤その2、トップやミッドのタワーも折れた後

この構図になると、ゲーム自体がなかなか動きにくくなり重要になってくるのはドラゴンやバロンファイトになる。

基本の形はバロンが沸く前、ドラゴンを狙うならトップにトップレーナー、ミッドにボットレーナー2人、ボットにミッドレーナー。

そして20分を超えてどちらかがバロンを狩れるだけの条件を満たしている場合、トップにミッドレーナー、ミッドにボットレーナー2人、ボットにミッドレーナーを置く事になる。

この判断基準はシンプルで、まずTPを持っている(であろう)トップレーナーを狙っているオブジェクトの逆側に置く。理由はTPを持っている事からどの位置に居ても戦闘に参加出来る為、近くのレーンに置く必要がないからだ。

次にミッドにボットレーナー2人を置く。これは2人というよりジャングラーと合わせて3人という考え方の方が近い。理由はボットレーナー(ADC、キャリー)はサポートとジャングラーが近くにいる事から比較的安全にファームが出来る。サポートは両サイドの視界を取りに行きやすく、ジャングラーと協力して視界を取れる。ジャングラーはミッド周りのキャンプを狩りつつ、オブジェクトに対応しやすい位置を取れる。たまに理由あってボットレーナーではなくミッドレーナーを置く事もあるが、あくまで基本の形はこの形だ。

最後に今回の話のメイン、ミッドレーナー。これは単純に狙っているオブジェクトに近い方、という事になる。理由はトップレーナーと比較してTPを持っていない事から、オブジェクトの近くに配置しなければならない点。そしてボットレーナーよりもCCや機動力で比較的、緊急時にも生存がしやすい点だ。TPを持ったミッドについてはまた後ほど。

この基本形を作りながら、オブジェクトを狙う、或いはオブジェクトを防ぐ、その為のワーディングやデワードを丁寧にしてく形になるのが20分前後、以降の戦いの基本になる。

例外であるTPミッドについてだが、味方のトップレーナーがTPのクールダウンに入っている場合に『トップレーナーの代わりとして』オブジェクトの反対側のレーンを担当する事はある。この時、気をつけなければならないのはトップレーナーがスプリットが得意で1対1なら勝てる、レーンを相手のタワーまで押し込める場合。わざわざ相手にプッシュの優先権を渡す必要もないので、オブジェクトを注視しつつ1対1で有利を取らせたほうが良い場合も多い。

そしてこの考え方に近いのだが、相手が有利な時(プッシュの優先権を持っている時)この通りの配置ではなくトップとボット、トップレーナーとミッドレーナーを逆に配置してきた場合。それによってこちらのトップレーナーまたはミッドレーナーが優先権を取れてしまうなら相手のミスとしてそのまま対応すれば良いが、もしそれでこちらが優先権を失うようであれば来たレーナーと同じレーナーを配置した方が有利なレーンの優先権が変わらず有利を取ってワンチャンスを狙える機会が増える。不利な時は基本的には相手と同じレーナーに対応させる、と覚えておけば良い。

・終盤、バロンやインヒビターが取れた時

バロンやインヒビターが取れた時はミニオンが強化されていて、放置すればあわやネクサスタワーまで折れるという状態。この時の配置は一見悩むかもしれないが基本はオブジェクト狙いの時とそんなに変わらない。

まずトップレーナー、これはそのまま1人でまだ折れていないサイドレーンのセカンド(インナー)やサード(インヒビター)タワーに向かうミニオンをプッシュしていけば良い。

次にボットレーナー2人とジャングラーの合計3人。これはミッドのミニオンをプッシュする担当になる。バロンが取れてるのにジャングラーが遠い自陣のモンスターでファームしている、などはアウトだ。プレッシャーを掛け続けて、狩るなら視界も取りつつ相手のジャングル内のモンスターを根絶やしにしよう。そのままタイミングを合わせつつ同時に2つのタワーを狙ったり、ミッドのセカンドが折れてまだサイドレーンのセカンドが残っているならジャングル内を通って味方レーナーに合流し、セカンドタワーを折るのがグッドだ。そのまま『安全に』いけるようであればサードタワーを狙っても良い。

最後にミッドレーナー。これは2パターンあるのでそれぞれ説明する。

その1、自身が相手のミッドレーナーに1対1で勝てる場合。この場合はトップレーナーと逆のミニオンウェーブを押してスーパーミニオンやバロンミニオンを押し付ける。相手が1人で妨害しに来るならキルを取れば良いし、それ以上で来るようなら引けば良い。味方の側に来るようなら合流したり、合流しなくても引いたり出来ている場合はそのままタワーを折りに掛かっても良い。逆サイドで絡まれている場合はそのまま折ったほうがいい事もある。

その2、自身が相手のミッドレーナーに1対1で勝てない場合。これは変にサイドレーンに出るよりも、最低限のウェーブ調整だけしてミッドに合流し、ミッド4人、トップレーナーの担当レーン1人でミニオンウェーブを押し上げた方が安全だ。無理をしなくてもスーパーミニオンやバロンミニオンを2レーン以上押し付けるだけで必ず有利が取れるので、バロンを取った時やインヒビターが折れている時は安全重視で立ち回ったほうが良い。

ちなみにバロンを取った後、両サイドのミニオンウェーブを放置してミッドに5人集まるという動きがあるが、一部の例外を除き基本的に相手のチャンスメイクに手放しで協力しているだけなのでやめたほうが良い。両側のジャングル内や、場合によっては真後ろにTPで飛ばれてエンゲージされてバロンバフを全て失いエースも取られ、時間によってはそのままエルダーや、ゲームエンドなんてこともある。やるとしても『必ず』片側か両側のミニオンウェーブをコントロールしてタワーに押し付ける事が出来る形にしてからやる事。基本的にはやらないほうが良い。

あとは慎重に3つのインヒビターを取ってミニオンを眺めていれば勝てる。最後まで無理はしない事。相手のデスタイマーに余裕があってゲームを決めきれるなら当然決めきったほうが良いが、根本的には3つのインヒビターを全部落として処理出来ないレベルの大量のスーパーミニオンにネクサスタワーとネクサスを折らせるように設計されている。一見、エンド出来そうでも無理はしないのが大事だ。

・まとめ

序盤はミッド、中盤は狙っている側のサイドレーン、終盤は1対1に勝てればサイド勝てなければ合流と覚えておけばおおよそは問題無いだろう。

特殊な例もあるので、また色々見ていて気がついたり思い出したりしたら書いていこうと思う。

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