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ボーカルサウンド安定化 コンプへの入力音量均一化・コンプ使いこなし術[難しさ:ムズい vol.116]

割引あり

コンプレッサーはボーカルMIXにおいて必ずと言って良いほど使用する必須のエフェクト。慣れてくれば各パラメーターを適切に設定できますが、その入力音量を意識したことはあるでしょうか。

本記事では、コンプへの入力音量を揃えることで安定したサウンドを得る方法を紹介しています。

動画版



準備とデータ

この記事・動画で使用しているカラオケ+ボーカルの音源とプラグインのプリセットデータを以下で販売しています。同じ設定にしてしっかりと効果を体感し、スキルアップを目指しましょう。

※vol.115の素材とほぼ同一なので、vol.115素材をお持ちの方は
vol.115素材がお使いいただけます。

インスト(カラオケ)とボーカルのデータを用意し、ボーカルトラックに対しコンプレッサーをかけていきます。販売データの場合は、インストファイル[116_Inst]と、ボーカルファイル[116_Vocal-dry]をインポートして、それぞれのフェーダーを以下のように設定しておきます。

  • インスト[116_Inst]の音量:-8dB

  • ボーカルの音量[116_Vocal-dry]:0dB

※動画においては、聞きやすくするためにマスタートラックにWaves L1 Ultramaximizerを使用しています。

使用しているコンプレッサーは一例ですので、同じようなコンプレッサーであればなんでも使用できます。DAW標準のコンプでも可能ですので、お持ちのコンプから使いやすいものを選んでください。

音量差の大きいボーカルにおけるコンプレッサーの動作

改めてボーカルトラックにおけるコンプレッサーの動作を考えてみましょう。録音の際にコンプのかけ取りなどを行っていない場合、ボーカルはかなりの音量差がある状態です。例えば、Aメロは小さく、サビでは大きくなります。

ボーカルは音量差が大きい

このボーカルトラックにコンプレッサーをかける場合、音量の大きいセクションではコンプレッサーが強く動作し、音量が小さいセクションでは弱く動作することになります。すると、コンプレッサーの動作(ゲインリダクション)の強弱によって出力されるサウンドのキャラクターに差異が生まれます

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