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メガシンセシス・ケンブンロク pt13・ステップ・シーケンサー II

MEGA SYNTHESISでメガドライブゲームの数々を再現する「MEGA SYNTHESIS CHALLENGE」てのをYoutubeのマイチャンネルでひそかにやっています。
気になる方はチェケラッチョ、そしてチャンネル登録よろしくNE!

てな具合で宣伝もしたところでステップ・シーケンサーの続き。


今回はシーケンサーをレコーディングする前の準備に関してをサラーっと行こうと思います。
まず最初にメガシンセシスではデフォルトの状態でのステップ数は16、ノート長は1/16(16分音符)となっています。
これを必要に応じて長くしたり短くしたり、基準の音符を変更したりします。
これらの設定は各トラックごとに行う事ができ、それぞれの設定はパターンに記録されます。

こちらがメガシンセシスのステップ・シーケンサーのメインエリアになります。
中央の1~16の〇ボタンが各ステップを表しています。
ステップレコーディングの設定を変更するにはfuncボタンを押しながら各設定ボタンを押します。

Length・・・そのトラックのステップ数を選択します。
値は1~128までとなり、func+LENGTH(ステップ6番)を押します。
ディスプレイに16(標準ステップ数である16)が表示されるのでValueノブで目的の値を選択します。
またはfunc+LENGTHボタンを押すと16ステップずつ(16、32、48、64・・・128以降は16に戻る)といった区切りでのステップ変更を行えます。

Note・・・そのトラックのノート長を変更します。
値は1/1~1/32となり、func+NOTE(ステップ5番)を押します。
ディスプレイに1/16(標準ノート長である16分音符)が表示されるのでValueノブ目的のノート長を選択します。
またはfunc+NOTEボタンを押すと右回り(ノート長が短くなる)で変更されていきます。
[1/.16]と[1/16.]言う様に非常に似かよったものがありますが前者が付点16分音符、後者が通常の16分音符となるので間違わないようにしてください。
また数字の後ろに[T]が付くものは3連符となりますので必要に応じてノート長を設定します。

Tips:これらの設定はいつでも変更が可能で、ステップの設定に従って音源が鳴らされます。
例えばノート長16分音符で打ち込んだシーケンスはノート長を1/4にすると4分音符の長さで鳴らされます。
同様に1/2Tに変更すると2分3連符で鳴らされます。
またステップ数を128に設定しステップレコーディングを行ったトラックに対し、ステップ数を64に変更した場合、65以降に入力されたデータは削除されず記憶したままとなります。
再度ステップ数を128に設定し直すとそれらは以前の状態と同じように再生されます。
ただしシーケンスのデュプリケート(拡張コピー)を行うと上書されてしまいますので注意してください。

公式マニュアルに記載されているノート長の一覧。
メガシンセシスでは各トラックごとに設定、つまり異なるノート長の混在をすることもできます。

TIE・・・タイノート(長音)の入力を有効にするためのボタンです。
func+TIE(ステップ15番)を押すとON/OFFを切り替えられます。
メガシンセシス、と言うかLIVENシリーズのシーケンサーは少し独特な考え方になっています。
これはSmplTrekでも同様の形なので、もしかするとSONICWARE社のシーケンス方式かもしれません。

一般的なステップシーケンサーなどでは16分音符や4分音符、2分音符等はそれぞれの長さの音符を選択し、配置(レコーディング)されますがメガシンセシスではステップを伸ばす(タイノート)事でこれらの音符を配置する考え方になっています。
このTIEが無効の場合、同じ音符がつながる様にレコーディングをしてもステップごとにリトリガーが発生します。
例えば全音符の長さ分の「ド」を入力した場合「ドドドドドドドドド・・・」と連打で再生されます。
これを「ドーーーーー・・・」と伸ばした形で入力したい場合はTIEを有効にします。
TIEが有効である場合、タイ情報を持つステップはつながって再生させる事ができます。
ただしタイノートはパターン内の最後と最初のノートをつなげたり、パターンをまたいでノートをつなげる事は出来ないので注意してください。
またメガシンセシスでは各ステップのコピー&ペーストにも対応していますが、タイ情報はこれらに非対応となります。
タイ情報を付与する必要のあるノートはコピー&ペーストではなく、タイ情報を持つノートとしてレコーディング(入力)しなおす必要があります。

Tips:リアルタイムレコーディングを行う場合、TIEが有効であればノートキーを押している間はつながってレコーディングされます。
しかし無効の場合はステップごとに区切られた形でレコーディング(ドドドドド・・・の様に)されますので注意してください。
またダイレクトレコーディングではタイ情報は入力できません。

オートステップ・・・ステップ・レコーディングを行う際、一つのノートをステップに記録すると次のステップに自動的に進める機能を有効にします。
func+SYSTEM(鍵盤キーの右側のD)を押し「A.STP」を表示させ、ValueノブでONとOFFを切り替えます。
これがOFFの場合、レコーディング時にステップは自動的には進まず、自分で記録するステップを選んでからノートを押します。
ONの場合、現在のステップにノート(単音でも複数音でも可能)を押し、ノートキーをオフにした時点で次のステップに進みます。


と、ここまでがステップ・シーケンサーに関する各種設定となります。
先にも書きましたがこれらの設定はいつでも変更が可能なので必要に応じて都度、変更しても問題ありません。
次回はステップ・レコーディングに関してのお話になる・・・予定です。



メガシンセシスには現在、第二次生産分(3月以降に出荷予定)の予約が始まっていますので超気になるって人はMEGA SYNTHESIS製品ページ(こちらのページから予約ページへとジャンプできます)にとりあえずレッツゴーです。
またページ上部の[オンラインマニュアル]からMEGA SYNTHES日本語マニュアルやPCMリスト等、各種マニュアルをダウンロードする事が出来ますので併せてチェックしてみてください。

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