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手袋と優しさ

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

bowです。

手袋

ふと、手袋を初めて考えた人ってすごいなって思ったので、今回は手袋に思いを馳せてみたいと思います。

手袋初めて物語

手袋。たぶん、思いつきの始まりは防具の小手とかからかも。
そうなると、まずは防具の小手を考えた人に思いを馳せないとか。

小手初めて物語

小手。人が戦いの歴史の中で、武器が生まれ、防具が生まれ、長い戦乱の世が続いた。そして、鎧で体を守れても、手を負傷し、武器の持てない戦士が増え続けた。
「隊長!俺は、武器は持てないが体はピンピンしてる!矢除けぐらいにはなる!戦場に連れて行ってくれ!」
そんな命知らずたちも増え続け、どうにか手を守れないかと悩んでいた。
「うーむ。何か。丈夫な手袋があれば……」

あれ?

小手作るためのきっかけが手袋になってしまったぞ。
そうなると、手袋を考えた人に思いを馳せてから、小手を作った人に思いを馳せないといけないじゃないか。

手袋初めて物語

火を使い始めた人類。狩った獲物を火にかけ、「焼く」と言う調理を発見した彼らは、いろいろなものを加熱し始めた。
「この、熱いのに物を近づけると、それも熱くなって美味くなるんだな。」
そんな中、土鍋を作るものが現れ、水を加熱し始めた
「この、熱い水、うまいなぁ。でも、この入れ物も水も熱くすると持てないのが難点だ。困った。」
そこで、獲物の革を丁寧に処理し、土鍋を持つものが現れた。
「おお。こうすれば、熱いものも平気で持てるぞ!」
「おお!だが、この革をうまく持ちながら作業するのは面倒だ。どうにかならんか。」
そこに、集落で一番器用な者が何かを作り始めおった
「革をこうやって、くるっとしたらどうだ?手にはめてしまえば、簡単に作業できるだろう。」
鍋つかみの登場である。
この鍋つかみは瞬く間に、集落の垣根を越え、人々の間に広まった。
土鍋作りも捗り、皆、土鍋で「煮る」調理を謳歌し始めた。
「この革をくるっとした物は、便利だなぁ。あと、指を動かせたら、言うことなしなんだが。」
「なるほど、ゆびか。」
器用な者は、土鍋の言葉に何かを感じたのか、すぐさま自分の寝床に篭り始めた。それから数日、何かをやり遂げた顔をした器用は、土鍋に手渡した。
「これは?革をくるっとした物から、何やら小さなくるっとしたところが出ているぞ。」
「そこに、指を入れて、使ってみてくれ。」
「なるほど!どれどれ……おおお!これは!指が使える!革をくるっとしたやつをつけながら、作業ができるぞ!」
手袋の登場である。
手袋をつけ、意気揚々と土鍋を作る土鍋。器用もその様子を見て、嬉しそうだ。こうして、初めての手袋が生まれ、人々の暮らしはまたひとつ、豊かになったとさ。

と言う妄想ですが

手袋、初めて作った人はかなり器用だったんだろうなぁ。
手の形に物を作るってすごい発想だよなぁ。

優しさ。

誰かが誰かを思った優しさで、こう言う物が作られて行ったのかなぁ。
身の回りには、優しさで溢れていると思うと、嬉しいですね。
じぶんも、優しい気持ちで過ごせるようになりたいな。

なんて、手袋に思いを馳せてみて、感じたりして。

それでは、本日はこの辺りで。

失礼します。

bow


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