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地に足をつけていることの大切さ

こんにちは 御前崎市議会議員のさいとうけいこです。

このタイトルを見て、「お前が言うか!!」って思った方も複数名いらっしゃると思いますが、こんな私がそう思うことがあった!!という事が、本日言いたい事です。

市議会議員って地域と密接に関わっている方が多いです。地域推薦っていう形とは厳密には言えないけど、ほぼそういう形のような方が多いかと思います。それは「地域の思いとして、地域の要望を通してもらう代表が必要」という事で、そして何より選挙に当選したのだから、私はそういう形もレスペクトしています。反面、私の場合には、立候補の経緯とか地域性(小さい意味での地域には3期目の方がいらっしゃるので、地域のことはその方がやっていただいた方がスムーズ。大きい意味での地区には5期目の議長がいらっしゃるので、地区のことは議長にリードしてやっていただいた方が経緯もわかっているし断然スムーズ)もあって、あまり地域の事にどっぷり関わらなくてもいい状態で、市内の広域的なこと、例えば子育てのこととか、女性の防災とか、学校に関することとか、DXに関することなどに取り組んでいます。(あ、もちろん地域のことにもお呼ばれしたら参加させてもらったりはしていますよ)

市議会では、自分の地域のことをやる議員と課題解決型議員とのいいバランスでいる事が大事じゃないかなと思っています。

最近、そんな課題解決型の議員の私から見ても、ちょっとで「急ぎすぎずに、地に足をつけていこうね」って思わず言ってしまった場面がありました。(広域的なことなので、御前崎の方は心配しないでくださいね。)それくらい「現役世代の生活は、地域の方々と接点が少なくなってしまっているのかも」とも感じました。

今ではこんな事も言ってしまっている私も、嫁いだ家が結構地域では古い家で義理の父が地域の町内会の役員をやっていり、夫がお祭りの屋台長をしたり、自分が昔で言う婦人会の役員が回ってきて何故か代表になってしまったり、それから何より子どもが小学校に入ったりで、少しづつ地元での経験を積み重ねていったように思います。

それから、誘ってもらって若手のまちづくりチームに参加したり、ママたちと「住民投票に行こう Go Vote Omaezaki」の活動をしたこともいい経験となっています。

漠然と感じていて、不安と期待が混じった事なんですが、これからもっと若い世代が地方の政治にも参加してくることが予想されます。地域での体験が少ないからこそ大胆に提言できる事もあるかと思うのです。そこはそこで大いに期待しつつ、でもその新しい提言や手法が、可能な限り地に足がついた、優しいものであって欲しいなと思うんですよね。

こんなふうに思うのは、御前崎という小さなまちのおひとりおひとりの営みが、とても大事に思えているからかもしれません。

地域への信頼という基礎があっての上で議員活動をやらせてもらえているのは、とってもありがたいことだなって思っています。

私が議員になってみて自分のためによかったと思うことと一つあげると(先輩議員の皆様と比べたら本当にまだまだで、あくまで昔の自分と比べたらでしかないのですが)他者を受け止める枠がちょっとは拡がったかなって思うことです。「許せない!!キー」っていうのは、最近では昔ほどはなくて、「ああそうやって考えるんだなあ、、なるほど」とか「へー、そう言う経緯なんですね〜」とか思える回数が増えてきています。何より「多様な方々の営みが、地域の当たり前を支えている」事への、理解が深まってきたと思います。突然怒られたり、暴力的な言い方とかが苦手なのは変わらないですが。

基礎自治体での政治を志す時には、課題がある地域であっても、根底では地域とそこに暮らす方々を好きでいて欲しいなって思っています。どこでもやれるパッケージのような政策だけでなく、属するその地域ならではの地域課題への地に足のついた理解があればと願っています。

お前が言うか!!と思われることは理解していますが、少なくとも私にとってはとっても大事な事なので、こうやって文章にさせてもらいました。




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