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解像度を上げるために

こんにちは御前崎市議会議員のさいとうけいこです。

ひとつ前の記事になりますが「5月12日の地元紙の記事について」という文章を書きました。とてもざっくりというか雑な文章でしたが、それでも早く何かを記しておいた方がいいとの考えからちょっと私生活もバタバタしている中でしたが書かせていただきました。(詳しくは「ひとつ前の記事」にリンクしておりますので、そちらから見てみてください。)

その時までもその後もいろいろな場面で市民の方々の声を聞かせていただく機会がありました。少なくとも私の所には「あれでよかった」という声は1つも届いてなくて、「恥ずかしい」とか「残念」とかの声が多かったです。

そのようなお話を聞いたり、自分でも色々と考える中で、いくつかの角度から論点整理をした方が、今後により生産的に考えたり行動したりできるのではないかと思いましたので、以下忘備録的に書いておきます。

1.行動変容をしてもらいたい対象
この場合は市長にやり方を変えてもらいたいのか?市議会にやり方を変えてもらいたいのか?二元代表制なので、それぞれに別のアプローチとなります。

2.何を課題とするのか?
-法や条例に照らしてどうなのか?
-同義的にはどうなのか?
については、意見の中で混合が見られましたが、将来どうなってほしいのか?を考えていく際には、一旦切り分けて考えることも必要ではないかと思います。
同義的なことは個人の感覚や価値観の上に立脚していますし、決め方の法や条例がどうなのか?については、今の段階では記事を引用するば「総務省によると地方議会の要望活動について具体的に規定する法律はない」そうですが、将来的には何らかの形が必要なのかもしれません。

3.時間軸
-「過去」これまでの経緯をどう見るのか?
-「未来」これからはどのような形が望ましいのか?

加えて時間軸については、未来も「シン・ニホン」という本(354頁)に書いてあったアプローチを参考にすれば
「目先のこと(1〜2年)」
「中期的なこと(多くは3〜5年)」
「未来のオプション創造(刈り取りのタイミングは読めないが将来に対して必要な種まき)」に分けて考えたい所です。
実は一番必要で今は欠けている視点は「未来のオプション創造=将来に対して必要な種まき」だと私は考えています。

ちなみに、表にすると、今私が書いてきたことはこんな感じになります↓他にも盛り込んだ方がいいこととかがないわけではありませんが、できるだけシンプルに整理した方が考えやすいと思っています。

あと浜岡原子力発電所の再稼働への考え方によっても今回の事をどのように見るのか?が違うかもとは思っていましたが、私の所への声はそこはあまり問題ではなくて、要約すると「意見の聞き方や決め方が、このままではいいとは思わない」という声が多く、再稼働への態度に関わらず市の未来にとって大きなテーマをいかに扱うのか? かだと思います。

最後になりますが、では私は市議会議員として何をするのか?という問いをお持ちの方もいらっしゃるかと思いますのでちょっと今の考えを書いておきます。

この表で言えば、こんな感じになります。同義的には「広く意見を求めて、そこを代表していくことは当たり前」という点は、今も段階でも、特に若くなるにつれてほぼ当たり前の感覚だと思いますが、この先はもっともっと当たり前な感覚になっていくはずです。ここは、例えば体罰やセクハラが昔はある程度は許されていたけれど今はNGになってきた経緯と同じ道を辿ってくると思います。なので、それが前提のよりオープンで公正な未来があると仮定して、ある未来の時点で「オープンに公正に意見を聞いて、取りまとめていく方法」を設定し、そこからバックキャスティングして行ければと考えています。もちろん、オープンに意見を聞いて、取りまとめていく方法を決めていくことのプロセスが密室ではそもそもおかしい訳ですので、スタートからオープンにやっていくことが肝心ではないかとも思っている所です。

最後の最後になりますが、この部分で言えば、議会は議会としてのルールの中で粛々とやっていくことになるかと思いますので、そこは少しお時間をいただきながら議員同士で意見交換していくことになるだろうと思っていますが、もう1つの市長がどのように市の意見を代表していくのか?については、市民の方々からも参画というアクションが必要になってくるかと思います。
ちなみに隣の牧之原市は、「牧之原市暮らしとエネルギーを考える意見交換会」という事業がありますので、このようなお隣の市の取り組みからも学んでいくことが必要ではないかと思っています。






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