見出し画像

最悪を見たのならば、そう、フィクションすればいい

土日は音楽を作っていた。いや、ほとんど日曜日だけでやったようなものだけど。

前回、前々回と割と自分にとって会心の出来だった曲が続いたこともあって今回の曲はまあそれなり止まりかな、という思いと、自分らしい作風の楽曲になった嬉しさとか、自分の頭の中にあったラフを割と近い感じにアウトプットできた喜びもあったりしてちょっと複雑な気持ちではある。

サビ以外の出来はいい。サビはちょっとアレだけどまあここの表現はエゴみたいなところもあるから、いいか。

20代になったばかりの頃、友人から見ても明らかに精神的におかしかったらしい。自覚もある。ひどい時は「動けない」状態だった。目が覚めても7時間も8時間もビクともできない。そんな感じだった。色々年齢として考えてしまう時期だったし、追い詰められていたんだろうな。

何かを吐き出さなきゃいけない、アウトプットして何かを残さないといけない、そんな思いで音楽を始めた。
だから楽しいと当時は全く思っていなかったし、多分思おうしたら「己如きが楽しいなんて何事」とブレーキを自分自身で踏んでいたところもあって。

まあ、よくもこれだけ続けられているもんだ。逆に音楽を取り除いた自分には何が残るんだろう、なんてことさえ思う。だからこそ親近感を覚えてしまうミュージシャンが、かつて、いた。

童の心と書いて憧れと読む。君はいつまでもそのまんまだ。
無くなるものに限って大事なもの、大好きなものになってしまうね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?