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【 BYD 】 日本上陸の販売戦略 FIREへの旅路 ♯474

【 BYD 】

1995年に創業した中国のEVメーカーです。

上海のロックダウンの影響もあり、2022年前半は、EVの販売台数で、テスラを追い越しました。

時価総額

は、テスラ、トヨタに次いで、3位となっています。


ウォーレン・バフェット

率いるバークシャーが大量に株式を保有しています。


BYD Auto Japan株式会社

として、ついに、日本でのEVの販売を開始します。
2023年1月に発売予定の「ATTO 3」が第一弾となります。


戦略

BYDは、日本での実店舗を2025年までに100店舗にするとしています。

テスラが実店舗を最小限とし、ネット販売を行う中で、
BYDは実店舗を整備するとしています。

BYDの戦略は、日本市場においての「不安」の除去です。

EVは、テスラのようにネットで注文したり、充電スタンドがまだまだ足りないことなど、EVを選択するにあたり、「不安」が多いのです。

これを解消することで、日本での勝負に出ようという考えです。


価格

は、200万から300万円台の車種を展開しているようです。

この価格帯でテスラに並ぶ企業のEVが手に入るのであれば、購入を検討する人は増えるでしょう。


課題

は、ズバリ、日本人の保守的思考です。

長年ガソリン車に乗ってきたユーザーは、それを電気に変えることは、なんとか対応できるでしょう。

しかし、トヨタ車に乗ってきたユーザーが、中国のEVメーカーに乗り換える確

そして、若い世代は、車自体のニーズが弱い。

こういった点で、一台目の購入よりも、乗り換えで購入するユーザーが対象となってくる中で、
どこまで、日本人の中にある、「中国産」への偏見を取り除けるのかが勝負となりそうです。


【 まとめ 】

これからの自動車市場は、EVに置き換わることは確実ですが、
既存のメーカーのEV化は、世界に出遅れているのが日本です。

テスラ、BYDといった、国外のEVが次々と入ってくるでしょう。

とはいえ、保守的な日本人の心は、現在の日本メーカーにとらわれています。

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