【 テスラ 】 マスク氏 「 "リコール"という用語は時代遅れで不正確だ 」 FirE♯535
テスラが、リコールを届け出ました。
しかし、その修理方法は、無線通信によるソフトウェアのアップデートです。
テスラにおいてもはや"リコール"="無料の回収・修理"
という言葉は時代遅れとなっています。
今回は、なぜ、このようなリコール対応ができるのか?
テスラの便利機能と共に解説します。
【 リコール情報 】
■ 問題点
■ 対象車種
■ 対応
■ マスク氏ツイート
【 Tesla ≒ クルマ 】
今回のテスラの問題への対応は、リコールという、回収・修理といった流れとは全く違ったものになります。
もはやTeslaは、クルマ型のスマホともいえるモノになっています。
半年に一回ほどのペースで、アップデートが届き、
その都度、ディスプレイのUIがより快適なものになったり、スマホから操作できることが増えたりします。
2022年初頭のアップデートでは、ウィンカーを出した際に、原付や自転車の巻き込みを防止するために、サイドカメラの映像がモニターに映るようになりました。
先日のアップデートでは、そのカメラの映像を表示する位置を3箇所から選択できるようになりました。
このように、次々にアップデートされてい、まさにスマホのような感覚です。
今回のリコールにおいても、このアップデートで完了となるわけです。
【 モデル3 】
こちらモデル3の内装です。
中心にあるモニターで、アクセル、ハンドル操作と、ウィンカー、ギアチェンジ以外の、操作を行います。
エアコンはもちろんですが、ダッシュボードを開けるのも、このモニターから操作します。
このモニターで運転以外は行えるという感じなのです。
つまり、ほとんどの機能をソフトウェアで管理しているということです。
なので、今回のようなエラーもネット経由で更新して解決できるのです。
そして、このモニターで管理していることは、スマホでも管理できます。
【 テスラアプリ 】
スマホのアプリで自分のテスラを操作できます。
■ トップ画面
充電中はこのように表示されています。
■ コントロール
この画面では、ロックの解除や、トランクの開閉ができます。
ちなみに、テスラはEVなので、エンジンがありませんから、
前もトランクです。
■ 空調
この画面では、エアコンと、シートヒーターと、ハンドルヒーターを操作できます。
夏場は、乗る前にエアコンをつけて置くと熱々の車に乗る地獄から逃れられます。
冬場も同様です。
■ セキュリティ
この画面では、駐車中のセキュリティを管理します。
テスラは自動運転機能を持っていますから、四方にカメラがあります。
そのカメラで、車の近くに人が来たり、横に他の車が駐車した場合に、
自動で録画をする機能があります。
つまり、外付けのフロントガラス前に出っぱったドラレコは不要です。
■ テスラのキー
テスラは物理的なキーは、このカードキーです。
しかし、ほとんどユーザーは使っていないでしょう。
テスラのキーは、自分のスマホです。
スマホがポケットにある状態で、ドアに触れれば、開きます。
スマホを持って、ドアを閉めれば、数秒後に自動でロックされます。
【 イーロン・マスク 】
CEOのイーロン・マスク氏は、今回のようなリコールに対する対応が可能なように、設計をしてきたはずです。
今までのクルマの概念は、テスラが大きく変えました。
今後の、EVシフトもテスラの作った流れは引き継がれるでしょう。
しかし、スマホ業界のAppleのiPhoneのように、ブランディングされた地位を築いたデバイスにいくら似せてもそれを追い越すことはできない場合が多いです。
TeslaのEV業界で、その位置にすでにいます。
イーロン・マスク氏の目標は、
TeslaでのEVシフトによる、地球の環境の延命
SpaceXでの、宇宙事業により、民間宇宙旅行の実現
さらに技術を発展させた、火星移住です。
マスク氏は、現時点で、テスラ株の上昇により、世界一の富豪です。
それでも、まだ、現場で動き続けています。
それは、彼の目標が火星移住という我々には、見当もつかない場所に設定されているからです。
おそらく、マスク氏には、その道筋が見えているのでしょう。
途中で迂回が必要になることがあるかもしれませんが、
ゴール地点が見えていて、歩む方向が見えている彼に、誰も追いつけません。
日本では、マスク氏はTwitterの買収の人という認識かもしれません。
それは、日本人が全くグローバルな視点がない証です。
【 まとめ 】
テスラのリコールから、テスラの性能について解説しました。
マスク氏の今後の動きにも注目です。
クルマを乗り換えるなら、テスラをお勧めします。
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